第21話 レナス川の戦い、開戦
書き溜めが完全に尽きたので、ここからは不定期更新となります。
が、できるだけ毎日更新できるように頑張りますのでよろしくお願いします。
本日は1話です。
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「敵襲! 敵襲!」
見張りの魔王軍兵士が声を張り上げる。
俺はそれと同時に聞こえた悲鳴によって飛び起きた。
テントから顔を出すとまさかの完璧な夜襲に逃げ惑う魔王軍兵士の姿があった。
寝る前に夜襲が来るかもしれないとか思ったけど本当に来たな。
俺は慌ててドレイクさんのテントに向かう。
1人1人で行動するのは危険だ。
まずは固まってから冷静かつ迅速な対処が最善策だ。
1人で無策に突っ込んでいっても得る物は何もないからだ。
しかし夜襲ってのは決まればかなりの大打撃を相手に与えることができるが、簡単に言うほど簡単なものじゃない。
まず、大きな軍になればなるほどかなり警戒されて、見張りの兵士の数も増えるし、情報はすぐに広まる。
そして夜襲は大人数でやるとバレやすいから少数精鋭が好ましい。
そのため早い段階でバレれば敵の全軍に袋叩きにされて終わる。
夜襲のメリットは敵の虚を突けることと、暗闇に紛れることで相手に視認されずらい。
だが、条件はどちらも同じ。
早い段階でバレてしまえば、地力の高い方が圧倒的に有利。
その上今回に限っては敵の規模が大きいだけに魔王軍幹部が全員動員されている。
このような点から夜襲の成功率はあまり高くない……はずだったのだが。
しかしこの状況できっちり夜襲を決めてきたことを考えるとこの夜襲作戦にどこかの国の精鋭部隊が参戦していると見るべきだろう。
だが今はそんなことは関係ない。
早く合流を……。
「って、キースか?」
早く合流しようと俺がドレイクさんのテントに向かおうとしている途中、キースらしき人物を見つける。
「リューン? よ、よかったぜ……。流石にこの危機の中1人は危険だ。そう思ってドレイクのテントに向かったんだが既にいなくてな……流石に困ってたところだ」
キース、お前もか。
というかそれより重要な話が今さらっと聞こえたぞ。
「ドレイクさんのテントにもういないだと? 確かにもうそこそこ時間も経ってるしその可能性もあったが……。最悪な事態になったな」
俺は流石に焦りだす。
一刻も早く人数を集めて身の安全を確保しなくてはならないからだ。
「クソッ、油断したか。夜襲の可能性も考えなかったわけじゃないがここまでうまく決められるとは思わなかったからな。夜襲を受けた時の決まり事とかを決めとかなかったのは失敗だった」
全くその通りだ。
命がかかっているというのにこんな油断をしてるなんて自分のことながら情けないと思う。
「だが悔やんでいても仕方がない。今はほかのメンバーを探すことに集中しよう。だが探すこと優先しないで出来るだけ味方が多く集まっているところから離れないようにしような」
分かってるけどなんかムカつくな。
だがその通り。
自分の命最優先な。
ただでさえ暗い中、人気のないところで背後から襲われでもしたら話にならない。
「了解だ、キース」
こうして俺たちは33班のメンバー探しを始めた。
かと言ってやみくもに探すつもりはない。
「味方がこっちに向かってる。人の流れに乗るぞ」
「おう」
他のみんなも孤立したりはせずに味方兵士と共に俺たちを探していることだろう。
ならば大人数が固まっている場所を徹底的に捜索した方が見つかる可能性が高いのは当たり前だろう。
しかし、敵軍に傾いた流れはそう簡単に変わらない。
「敵兵多数視認! 戦闘準備!」
前方の方にいた兵士が大声で叫ぶ。
マジかよ。
俺は今一度周囲を見渡す。
「気をつけろよリューン。敵さんはこれだけ連携して完璧に夜襲を決めてきた。そんな連中なら前の敵兵を囮にしての背後からの奇襲なんかも……」
キースがそう言いかけたその時……。
「ガサッ」
物音!?
俺は慌てて振り向く。
「どうやら俺の悪い予感は的中したみたいだな」
振り向いた視線の先には、沢山の敵兵の影が見えた。
リューン「最近よく分からない話ばっかりしててストーリーが全然進まないんだけど。さっさとバトルシーンだせ」
作者 「魂が命じるままに書いてたらこうなったのさ!」
リューン「カッコつけて言ってるけど計画性なしってことじゃん」
作者 「…………」




