表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/76

第15話 魔王軍幹部の実力と作戦説明

1/2

「よし、集まったようだな。魔王軍幹部、朱雀のヴィルフだ。今回の作戦を説明する。だが、その前に現在の敵の動きを教えよう」


 南門に集まった俺たち33班は今、沢山の兵士とともに魔王軍幹部に色々と説明を受けているところだ。


 ヴィルフさんは中々丁寧に説明してくれている。


「まずこの地図を見てもらおう」


 ヴィルフさんは用意してあった地図を広げ、ここにいる一同に見せる。


「これは魔王軍の活動領域と人類の国の国境付近の地図だ。諜報班と作戦立案班の協力により予想した人類の行軍ルートは、軍を集結させたレインフォール王国を出発し、レインフォール王国内の3つの都市で補給し、そのまま魔王軍の活動領域に一番近いマーズ魔導王国に入国。そして2つの都市で補給して、我々魔王軍のとの戦争の上で重要な人類国家史上最大級の城塞都市、ルフェヌス到着。ここまでが諜報班の活躍により発覚した人類の行軍ルートだ。そしてここからが作戦立案班により予想された行軍ルートだ」


 ヴィルフさんはそこまで説明し終えると、今見せていた地図を折りたたみ、新たな地図を広げて見せてくれる。


「これは先ほどの地図を、さらに細かくしたものだ。恐らく敵軍はルフェヌスを明日出発し、ルフェヌスから7㎞のところにあるラスカル山を迂回、そのままレナス川に兵を集め、メフィスト高原に布陣するという予想だ。質問はあるか?」


 ふむ、かなりわかりやすい説明だ。


 これなら疑問はないな。


 しかし、作戦立案班による予想を説明してもらったが、かなり細かく予想されている。


 一体どうすればこれほど細かく予想できるのだろうか。


 魔法か何かか。


 まあよく分からないが、ここで俺が理解しなければならない理由もない。


 とりあえず下っ端は上の命令に従っておけばいいのだ。


 文句があるならさっさと武功を上げて上の階級へ来いってね。


「よし、質問はないようだな。それではいよいよ今回の作戦を発表する」


 おい。


 そういや、最初に『今回の作戦を説明する。だが、その前に現在の敵の動きを教えよう』って言ってたな。


 くそ、人が多くて暑苦しい。


 おまけに地下迷宮から地上に出るので相当体力持ってかれてるのでこの長い話を聞くのはキツイ。


 はぁ、下っ端はキツイな。


 絶対に今回の戦争で武功を上げて成り上がろう。


「今回我々は戦力を4つに分けてレナス川に広く戦力を配置しようと思う。単純に言えば、戦力を広く配置し、敵軍を完全に包囲する作戦だ。まぁ実際はそう簡単な話ではないのだが……そんな話はしなくてもいいだろう。暑くてそろそろ話を聞くのも飽きてきたと思うから、話はこのぐらいにする。それでは早速出発するぞ!」


「「「おおーーー!」」」


 ヴィルフさんは最後にそう締めて去っていく。


 中々分かってるじゃないか……。


 魔王軍の幹部ってもっと偉そうにふんぞり返ってる人かと思ったが、かなりいい人そうだ。


 って感心してる場合じゃない。


 せっかく魔王軍幹部に会えたんだ。


 せっかくだから『鑑定』……ではなく『覗き』のスキルを使ってステータスをのぞかせて貰おうじゃないですか。


「覗き、発動」


 俺は誰にも聞こえないような小声でぶつぶつと呟く。


 しかし……。


『発動条件を満たしていません』


 何故かスキルが発動されない。


 発動条件……? あ……!


 そういえばスキルレベル×100以下の人間しか発動しないなんていう条件があったな。


 固有スキルは10までしかスキルレベルが上げられないから実質1000以下の者しかステータスを確認することしかできない。


 入手した当時は別に問題ないと思っていたが、まさかレベル1000なんて人がいたなんて。


 魔王軍幹部、恐ろしや。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ