第14話 いざ、戦争へ
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俺が異世界に来てから数日がたった。
この数日は、特に何をすることもなくダラダラと過ごした。
飯を確保するために狩りに行き、迷宮内の警備の魔王城外の警備の商会任務をそこそここなしながら英気を養うという建前の元食っちゃ寝の生活を楽しんだ。
この魔王軍の生活と地球での生活は大きく違うが、思ったほどの楽しさはなかった。
スマホやパソコン、その他数々の娯楽が全くできないというのは思った以上に苦痛だった。
まあその分毎日のように学校に行っていたあの頃に比べると、自由な時間は格段に増える。
この班のメンバーはみんないい人だし、特に今の生活に大きな問題があったりするわけではない。
俺の考えていた異世界生活とはちょっと違うが、まあ現実はこんなもんだと割り切ってみると、意外と現状を素直に飲み込めるものだ。
この数日狩りに出て、レベルも上がった。
この世界に来て初日の時のワイバーンの卵のような大物を狩ったわけではないがレベルも上がり、初日の時よりはうまく狩りができたおかげでレベルも少しだけ上がった。
今のステータスはこんな感じだ。
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ステータス
種族:下級吸血鬼
職業:なし
名前:リューン
年齢:160
Level:116→119
HP:974/974→1000
MP:104/104→107
攻撃力:93→95
防御力:81→83
知力:278→286
素早さ:46→48
スキル:スキルポイント32『詐欺(10)★10』、『覗き(10)★10』『逃げ(10)★10』『挑発(10)★10』『初級物理攻撃耐性(10)★10』『初級魔法攻撃耐性(10)★10』『初級状態異常耐性(10)★10』『初級回復(10)★10』『初級幻術(10)★10』『初級呪術(10)★10』『初級罠作成(10)★10』
加護:なし
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HPや攻撃力と言った能力パラメータには大した成長はないが、スキルポイントが3ポイント増えたのはありがたい。
これで3つのスキルをレベルマックスで獲得できる。
まあとにかくそんなこんなで俺は異世界生活をそこそこ楽しんでいた。
そして今日は警備の任務はなく、食料もまだたっぷりある。
今日は何もせず過ごすか……。
そう思い、俺はベッドにもぐりこみ、二度寝を試みる。
しかしそんな時、部屋の扉が乱暴に開かれる。
「迷宮防衛隊9番隊副隊長、レミロスだ! 人類襲撃の知らせを伝えに来た。今すぐ魔王城の南門に集まれ! 全員だ」
副隊長さんはそれだけいうと、質問をする暇もなく扉を閉めて去っていく。
早いな。
……って、マジかよ。
なんか言われた内容がすぐに頭に入ってこなかったけど人類襲撃って。
たしかにそろそろ人類が襲撃してくる、みたいなことドレイクさんが言ってたけど早いよ。
まだ1週間ぐらいしかたってねぇぞ。
……いや、割と経ってるな。
今はそんなこと言ってる場合じゃない。
「みんな、どうするんだ……?」
俺はとりあえずどうすればいいのか分からず、みんなに聞いてみる。
「どうするって……。そんなの戦闘準備整えて南門に集合するにきまってるだろ。冗談言ってる場合じゃないぞ、急げ!」
俺が混乱していると、ドレイクさんが教えてくれる。
全くその通りでございます。
戦闘準備なんてぶっちゃけあってないようなもんだ。
初日にもらった楔を数本持つだけで準備完了。
俺の武器は爪と牙とスキルだ。
必要なものは少ない。
正直楔も持ってなくてもいい気がするけどな。
「よし、お前ら、準備できたか? できたならさっさと行くぞ!」
「「「おう!」」」




