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第13話 人類の最強精鋭部隊

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「人類の戦力の主力は、このデュリニット大陸の人類の7の大国が所持する精鋭部隊だ。1つ目が30人のというごく少数の、国でも有数の実力ある魔法使いから編成される魔導大国マーズの誇る『聖輝航空魔導隊』。2つ目は120人の剣士から編成される練度の高さで有名な、レインフォール王国の『飛閃騎士団』。3つ目は50人の竜騎士から編成される、プルフィス帝国の『黒鋼騎竜隊』。4つ目は多彩な固有スキルを持つ80人の元冒険者からなるウィルプス皇国の『駆翔機動戦団』。5つ目は力自慢の100人から編成される2mを超える巨大な矛を振り回すフラムス共和国の『黄金騎馬隊』。6つ目は回復や耐性、強化といった支援系のスキルのエキスパート50人で編成されたトルイン公国の『太陽守護団』。そして最後が幻術、呪術に長けた術師たちのみで構成されるレグスト王国の『深淵術師団』。彼らは団(隊)員1人1人が一騎当千の強者つわものぞろい。うちの近衛兵数人を単独で相手する実力が1人1人にある。噂によれば駆翔機動戦団の団長と黄金騎馬隊の隊長は2人がかりで18年前の魔王軍幹部を倒したことがあるんだとか。この精鋭部隊は団員1人にも俺たち下級兵じゃかなわない」


 長々とドレイクさんは話してくれた。


 国の名前とかは聞いても全く分からないが、何となくヤバいことは分かった。


 そしてこいつらを倒した暁には一気に『階級アップのチャンスがある』ことも。


 俺はステータス的にはかなり弱いが、俺の固有スキルは強い。


 『詐欺』のスキルは、対象を簡単に騙して無力化することができるし、『覗き』のスキルは相手の強さ、つまりステータスがまるわかりだし、『逃げ』のスキルは発動条件が厳しいが、使えれば莫大な素早さを得ることができる。『挑発』のスキルはいちいち口で煽らなくても相手の冷静さを欠かせることができる。


 俺の問題はいかに大人数を相手にせず、1人を相手するか。


 名前はバカにしているのかと怒りたくなるほどふざけているが、タイマンなら俺のスキルは無類の強さを発揮する。


 強者をうまく引きずり出し、タイマンに持ち込むことができれば、俺はどんな強者でも倒すことができる。


 最初は少しビビったもんだが、よくよく考えてみると、正直やれる気しかしてこない。


 やってやる、チートなしで異世界に放り込まれた俺が、強力だが最強無敵じゃないこの4つの固有スキルを最大限使いこなし魔王軍で成り上がってやる。


 せっかく手に入れた夢の異世界生活。


 ノーチートだろうが最大限に楽しまなくちゃ。


「大丈夫だよ。ドレイクさん、俺は使い勝手は微妙に悪いような良いような、でも間違いなく条件を満たせば最強な固有スキルを持っている。俺に任せてくれれば、上級兵なんかすっ飛ばして近衛兵、いや、隊長にだってしてやるよ」


 なんだか急に謎の全能感が自分を襲う。


 今なら何でもできるような……。


「おお、そりゃ頼もしい! そのためには数日後に来るという人類軍を迎え撃つため、万全の準備をしなくちゃな。さ、とっと寝ようぜ」


 ドレイクさんは俺の言葉を信じたのかそうでないか分からないような適当な返事をし、部屋をあらかた被けると、部屋の奥においてある布団を床に敷く。


 酔いつぶれた他のやつらは無視かよ。


 俺は小さく笑って一息つく。


 なんだか急に眠くなってきたな。


 時計がないから細かい時間は分からないが、夜もだいぶ遅いのだろう。


「そうだな、俺も寝るとするぜ」


 こうして、俺の激動の異世界生活1日目は幕を閉じた。

書き溜めが尽きかけております。

18話までしかありません。

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