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第1話 異世界の地へ

新作! 今日は7話更新。

本日1/7。

 朝起きたら、そこは荒野だった。

 

 そうして俺は理解した。


「なんだ、夢か」

 

 俺はため息をついて目をつむる。

 

 こんな意味不明な夢じゃなくせっかくならもっと面白いとかエロいとかそういう夢を見たかった。

 

 しかし俺はすぐにこれが夢じゃないことに気が付く。


「おいそこの下級吸血鬼、大丈夫か?」


 何故か声がする。


 夢の中なのに妙にリアルだぞ。


 俺は違和感を感じ、目を開ける。

 

 するとそこには竜人やら人狼といったファンタジー世界のような生き物が佇んでいた。

 

 そうして俺は理解する。


「なんだ、夢か」

 

 しかしすかさず悪魔が制止する。


「いや、待て起きろ。何でこの状況が夢になる」


「いや、逆にどうしたらこれが現実に……」


 俺はそう言って頬をつねってみると……。


「うそーん!」


 痛かった。


「とりあえずお前の所属を教えてくれ」


 やばいやばいやばい。

 

 現実だとわかると俺の頭は急に混乱しだす。

 

 なんだこれ、これが異世界転生ってやつか。

 

 とすると今俺は魔物に囲まれていることになる。

 

 いや待て、所属? 所属ってなんだ?

 

 俺はしばらく考える、


「おーい、どうしたんだ?」


 ゴブリンがしゃべる。

 

 つーかなんでこんな奴がしゃべってるのかすらわからん。

 

 だがそれはひとまず置いておいて。

 

 所属という言葉と、遠くに見える荘厳な城。

 

 この2つの情報から察するにこいつらは魔王軍の兵士。

 

 そして今俺は魔王軍の兵士に囲まれている。

 

 この状態で俺が取れる行動は2つ。


①こいつらを異世界テンプレでありがちなチートで殺して逃げだす。


②取り敢えず従う。


 1つ目はその頼りのチートの使い方が分からないうえ、本当に俺がチートを持っているかどうかも怪しい。


 そして当然ファンタジーな力を使わずこいつらを倒す力は持ち合わせていない。


 つまり危険すぎる。


 となれば従うしか選択肢はない。


 しかしこの2つ目にも問題点がある。


 所属どこかと聞かれても俺は知らない。


 とするとデタラメをいうべきだろうか。


 いや、正直に言うか。


「いや、俺は野良魔族さ。ここの魔王様の名声を聞いて是非従いたいと思ったのさ」


 頼む。


 これで通ってくれ。


 この回答で問題があったら異世界人生早速ゲームオーバーだ。


「おお! そうだったのか! そういうことなら俺の所属の9番隊隊長のラスプル様に俺から話してやろう。俺は下級竜人のキース。こっちは下級人狼のレティア。お前が9番隊に入れば同僚だ。よろしくな」


「あ、あぁ、よろしく」


 助かったぁ!


 何とかいきなりゲームオーバーは免れたか。


「じゃあ俺についてきてくれ」


 俺はとにかく言われたとおりに従う。


 しかしこのままじゃ俺は魔王軍の兵士になっちゃうな。


 まあそれはそれでいっか。


 冒険者として名を上げてハーレム作るより魔王軍の中で成り上がって魔王軍にいる美女魔族を頂く方がよくも思えてきた。


 ぐふふふふ。


 いや、落ち着け。


 今はそんなことを考えている場合じゃない。


 異世界テンプレの話ではまずステータスを見なくては。


 方法としてはステータスを見ようと念じてみたり「ステータスオープン」とか言ってみたりすることだ。


 試してみるか。


 ハッ!


 無理か、なら。


「ステータスオープン」


 俺は小声でキースたちに聞こえないようにつぶやく。


 すると俺の眼前に半透明のウィンドウが出てくる。


 よし、成功。


 ゲームとかラノベとかが役に立ったな。


 --------------------


 ステータス

 種族:下級吸血鬼

 職業:なし

 名前:リューン

 年齢:160


 Level:1

 HP:84/84

 MP:9/9

 攻撃力:8

 防御力:7

 知力:24

 素早さ:4


 スキル:なし

 加護:なし


 --------------------


 あ、あれ? なんか俺のステータス微妙じゃね?


 い、いやいやいや、あり得ない。


 きっとこの世界ではこのステータスは、ものすごくチートなはずだ。


 そうに決まってる。


 こうして、色々おかしいところはあったが、鈴木巧、いや、リューンの異世界生活は幕を開けた。

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