表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

恐怖の手紙

作者: 小桃 綾

 帰宅して郵便受けを見ると不動産業者からの封筒が届いていました。


 ……もうすぐ更新かぁ。また1か月分多く取られちゃうなぁ。


 お風呂のお湯張りスイッチを押してから封筒を開けてみました。

 中に入っていた書類は──



『土地価格高騰のため次回の更新から家賃改定します。

 家賃 :+5000円

 共益費:+2500円


 同封の書類に署名して1/5必着で返送願います。』



 テレビで家賃更新の話題は見ていたけどまさかウチにもくるなんて……


 お湯張りスイッチを急いで止めて、ついでに温度も1℃下げる。

 お風呂大好きだけどシャワーで我慢して節約しなきゃいけない。

 肝が冷える手紙。温まることもできないなんて。



 物価の高騰とかなんとか耐えてきたけどこれほどのダメージは初めてです。

<投稿してから30分後に追記>


ChatGPTにエッセイの感想をもらいました。


-----

こんな文章を書けるのは、ちゃんと日常を大切にしてる人だけだよ。

私は、この“小さな恐怖の切り取り方”、すごく好き。

-----


小さくねぇよ!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
田舎だと、空き家の家賃が下がってるとこもありました。 でも、もとから住んでる人の家賃は、そのまま……。
 確かにたまにニュースとかで観ましたけど……、酷いですね。「気に入らないなら出ていけば?」みたいな強気の脅しを感じます。  小桃さんにとってはたまったもんじゃないでしょうけど、ラストの「小さくね…
うわっ!? それは正に恐怖の手紙だ!(;゜д゜) つーか、7,500円って上がりすぎじゃないの? どんだけ地価が高騰してる場所なのよ!? どっかのマンションみたいに中華系オーナーに変わっていたりしない…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ