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【プロットタイプ】安寧の地

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

年齢指定はしない予定です。

後半はコメディなので。

自分の居場所なぞ何処にもない。果たしてその名言を残したのは誰だったか。けれども其れを聞く前に肌感覚で分かってはいた。安寧の土地は自分の中に存在する。


瑠衣が近寄って来てじっと私の体を観察する。顔から始まり、首、胴、腿に至るまで、ただ視線を纏わり付かせる。

瑠衣は偶にこうして私の様子を観察する。現実感のある話を書きたいと、高校時代から人形を持ち歩く様な人間なので、その事に対して驚くことは無い。

だが私にも出来心というか、少しからかいたくなった。

「どうした〜? 諭羅と遊んだ時の浮気の証拠でも探してるのか〜?」

勿論、そんな真似はしていない。どれだけ人に取り入ろうとも、必ず何処かで孤独というものは存在する。其れは浮気ぐらいでは満たされる物ではないだろう。

誰と居ても、親しい者と居ても、其れはきっと変わらない。

「其れはない。絶対にない。お前が浮気をすることはスリル目的にあるかも知れないが、諭羅とだけはない。数時間で精神に異常を来たして別れるだろうからな」

なんとも理論的な回答が帰ってきた。此処で乗らないのが瑠衣である。寂しいと感じないと言えば嘘になるが、もう既に慣れてしまった。

「そうでは無い。ただ……」

そう言いながら、首元に触れた。指先を這わせる様に撫であげると、ただ淡々と述べる。

「何故、斑に染まるのだろうな、お前の肌は。此処も、此処も、此処も、炎症でも起こした様だ」

興味を引かれたは肌の模様に着いてだった。確かにトイレで手を洗うと点々と斑模様が浮かんでいる事がある。気付いていたが、放っている。誰も気にも止めないと思っていたから。

だが……そうか……自分一人になってしまったら、其れに気付く人も居なくなるのか。居場所はないと思っている。それでも……ただそれだけの為に……。

瑠衣はただ暫く観察すると、感触でも確かめる様に腕やら胴やらに触れていた。


腕が太ければ、胴も太く、胴も太ければ腿も太い。何処を触れても掴んでも、脂肪と筋肉に当たる。凹凸の少ない身体付き。生きた人間の肉の付き方。生々しい肉の付き方。

「瑠衣たん、今日は何が知りたいん? 珍しく体ベタベタ触るから、肉の付き方? 言っとくけど、出るとこ出る様な、色香四号みたいなスタイルって普通に生きてたら難しいからね。

胸が大きい人って、胸だけじゃなくて全体にも満遍なく脂肪が付いてるから、二の腕もウエストも腿も太いんだよ。私が言いたい事分かる? 『太った?』は禁句だよ」

まだなんも言ってねぇよ。

浅瀬はしないと思う。けれども*深淵がどう転ぶか分からない。

深淵があらぬ方向に転がったら、もしかしたら浮気するかも知れない。

という瑠衣の意見。


*鏡花の自分でも分かってない人格。狂ったり、迫ったりもう常軌を来たしてる。


其れはそれとして諭羅と二人きりで遊んでも、浮気は疑いません。

理由は単純。諭羅のメンタルが持たないから。凡そ数時間で崩壊するから。


『あの(メンタル激弱の)諭羅がお前と密な関係で居られる訳ねーだろ』



自分の居場所なんて何処にもない。

これは何となく分かってる事。


推しが自分と同じ生活水準じゃなくなった。

友人が出世したり、結婚したりして、遠くへ行く。

その時に避難したり、嫉妬から陰口叩く人を見る度に、『貴方の為の居場所じゃないから』なんて冷たいことを思ってます。


居場所が欲しいなら、自分が頑張るしか無いんですよ。

死ぬ最期の時まで一緒にいてくれる人なんて、きっと結婚相手でも居ない。

誰と居ても、何をしても、寂しさからは逃れられるない。


でもたまに『居場所が与えられたんだ』と思うとやっぱり居心地が良い。

趣味の合う友人との会話とか、悩みを受け入れてくれた時とか、自分では気付かない傷を教えてくれたりとか。

ただそれだけの為に、居場所を欲しがる話。


最後は江戸川乱歩先生の人間椅子を思い浮かべました。

あれが普通。メガ〇〇が普通だと今でも思ってる人。

戦後より細ぇお女子の身体付きってなんなんだよ!! ヤバいでしょ!!

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