ネアの物語
一人残ったネアはマナを「あほ」と罵り笑いまくった。「おまえごときがどうこうできる恨みの量じゃねぇーよ」と独り言を言った。ネアは白い銃を破壊しようとしたが、うまくいかなかった。「チェッ」
と舌打ちした。すると目障りなマナみたいなやつが現れないように黒点へとワープして白い銃を黒点へと投げ捨てた。ネアは不死のノアとなっていたようだった。つまり、ネアはノアと人との違いを理解して自分を再構成することができるようだった。マナがいたらなんと恐ろしいと恐怖したに違いなかった。
ネアは黒い銃の恨みを自分なりに分析していた。これは人のノアに対する恨みとノアがノアを恨んでできた
銃だと過去視から悟った。その恨みの頂点が永劫回帰であることも察しっていた。これはノアだけが黒点に飲まれるようにできていて、そこから出ようとするノアたちの思念が爆発を引き起こしていることを悟った。つまり、黒点は不死の生物であるノアの刑務所のような役割を果たしていて、そこからの脱獄が永劫回帰を生んでいるのである。こんなもの誰が作ったのかネアはひどく気になった。がしかし、過去視を使ってみるとノア誕生の秘密までもわかり、そのノアを作ったやつが新たな命が爆発毎に誕生するためこの爆発するたびに大きくなっていく
永劫回帰というシステムをつくったことがわかった。そいつの目的は虚無を作ることだ。と気づいた瞬間笑いが止まらなかった。永遠に爆発と爆発による爆発の中心の真空の生成による収縮を永遠に繰り返すこれが真の永劫回帰の目的と悟った。魂の螺旋すら破壊する、輪廻すらも破壊するその計画がネアは気に入ったらしく、その計画に協力的だったが爆発に巻き込まれないように銃の中で眠ることにした。