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しあわせな 女

作者: ちよ

幸せ

しあわせ


私は しあわせな女


夜は一緒にベットへ入る

貴方の寝息を確かめながら

浅い眠りに身を委ねる


私 しあわせ


遅い帰宅を待つ

「お帰りなさい」と微笑む日常


あなたが居ない夜

一人で冷たいベットへ潜る

赤い目で朝を迎え

帰りをひたすら待つ


微かな鍵の音に反応して

飛び起きる


「疲れた?」

笑ってあなたを迎える私


シアワセな私 


いつも言えない

「どこに行ってたの?」

喉に詰まる

「寂しかった」

言葉にしたら最後

「うそつき」


しあわせでいたい 私


――私にだけじゃなく――

優しく笑うあなたがいる


――繋ぎ止めていたいが為に――

笑顔で迎える 私


幸せ

しあわせ

私は…………シアワセな頭の 女


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― 新着の感想 ―
[良い点] 知りながらも微笑み、その度に心が餓えに軋む様で、愚かしくも切なく感じました。 [一言] お久し振りです、太ましき猫です。 何やら陰のある女性の雰囲気に惹かれ伺いました。 う~む、このゆっ…
2016/08/07 20:24 退会済み
管理
[一言] 読ませて頂きました。 幸せって? 幸せには普遍的定義なんて無い! それはそれぞれの心が決めることだから。 彼女が心から幸せって思える日が来ると良いのですが・・・。
[一言] 執筆お疲れ様ですm(_ _)m 闇落ちルート確定な彼女の行く末を見てみたくなりますね。詩ではなく、小説スタイルで読みたいと思いました。
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