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小春日和。。。。。。。

前回までのあらすじ!


小春と七海は姉妹です。


んー。


なんやかんやで…1話から読んでください。


 バーナム効果。


 誰もが思っている当たり前で極々普通の事をさも特別な事の様に言われて凄いと思ってしまう行動心理。


 春。


 桜の木の下で誰かを待つ彼女に心を奪われた。


 誰かを好きに成るのに時間は関係無い。


 ただ今は言葉で伝えるには距離は近すぎて存在は大きすぎて私の心は普通でいられず…口からは粗い息が出るばかりで『好き』の二文字は咽で止まり不通であるのが普通だった。


 そう、私の悩みは対人関係で…その人を特別な気持ちで見ている。


 それは昔も変わらない。


 教育実習生とクラス委員長はそれぞれ違う場所で同じ言葉を空へ投げた。


「「七海。」」



 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


「あ~もう、なんなのよっ!」

 七海は時々立ち止まりながらもキョロキョロ辺りを見渡して頭を手でグシグシとしながら文句を見えない誰かに言いはなった。


「七海ったらどうしたの?」

 小春はプンスカとふて腐れている七海の愛らしさを堪能しながら質問してみた。


「お姉ちゃん!それがね…



 七海が身辺で異常を感じたのは『さち』にほぼクラス全員に視られながら唇をレイプされた事からだと思う。

 あの日、さちに謝罪を求めるが…

「何の装飾も無い平日が、七海と私をクラスで祝福してくれる記念日なれて感動してるわ!」

 夢見る乙女全開のさちには七海の求める謝罪の意味は正常に伝わらなかった。

「あれのどこが記念日なのよ!」

 七海の目を視るとさちの態度はうって変わって落ち着きを取り戻していた。

「…七海。ごめんね。」

 思わぬさちからの謝罪で七海は少し落ち着きを取り戻してきた。


「七海は教室でのドラマチックな演出より二人っきりのムード有る月と星だけが知ってる祝福が良かったのね!」

「…えぇ~!さち違うよ!その謝罪じゃないよ!!」

「なら、七海は何におこなの?」

「お、おこ…?ん。まあいいわ。…キ、そう!キスよ!接吻!口吸い!ベーゼ!無理矢理して!この痴漢!レイプ魔!強姦魔!」

 単語を変えたところでキスと連呼してるのは変わらないのだけど七海は肩で息をするようにゼーゼーいって怒りを表した。

「…ん~。私も人前では初めてだったからリードとか出来なかったけど…でも次は七海が廻りなんか気にならないくらいスッゴイの勉強してくるから安心して!!」

 さちは七海にどや顔で決めている。


「それを聞いて私は何を安心すればいいの?」

「私は努力家だし…勉強も難問だと頑張るほうよ?それに…七海を想う気持ちは誰にも負けてないって!」


「…もう、いい。」

 気分は高砂殿。今ならパッケージツアーinハワイなさちに何を言っても無駄。


「な、七海。」

「…なによ。」

「疲れてるみたいだけど…悩み事?」

「…よくわかったわね。(棒読み)」

「もしかして…対人関係?」

「…当たってるわね(棒読み)」

「…。」

「さち。…占い師になれるわね。」

 それじぁ。と言い残して七海は教室からトボトボ出ていった。

 残されたさちは七海から褒められたと悦んでいたけど七海の知るところでは無かった。







「…って事があったってお姉ちゃん聞いたわよ?」

「お姉ちゃん…その場にいたっけ?」

 目を丸くして問うのは妹の七海。

「お姉ちゃんは、鬼松に怒られてたから♪」

 と、クラスの誰かが携帯の動画を視て小春は知っていたと付け足す。

「どうして普通でいられるのかな…お姉ちゃん!」

 七海は目線を下げて小春の顎から下を何となく見つめていた。


「…大丈夫じゃないよ。」

 小春は七海を抱き締めると耳元で囁く。

「今だって、七海に無理矢理キスしたいし…激しく求めたい!強く強く結ばれたくて仕方ないの!」

 小春の背中に手を廻す七海。

「…いいよ。 お姉ちゃんなら…ね?」


 二人の重なる影を見詰める者の存在をこの時姉妹は知らずにいた。


さて、話も中間地点。


ゲイン、ロスもバランスを崩さないとね!


え?

ゲインとロスが解んないと?


ゲインは利益や得。


ロスは損益や損。


収益以外でも精神的に得や損を意味する時に使うんだけどね。


では、今年もヨロシクお願いいたします。

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