小春日和。。。。。。。。。
姉妹百合ってやっぱり楽しいです。
人は生まれて直ぐは善なのか…はたまた悪なのだろうか…。
ただ解る事は、自分は愚かな人間だという事だ。
その日、紅緒は焦っていた。
大切な物を傷つけてしまった後悔とケアに間に合わなかった無念さに…
「母さん、およびでしょうか?」
「実。貴方には失望しました。まさか姉に手を出とは…」
目の前の息子は深く頭を下げている。
「静には暫く碧葉家に行ってもらいます。そして実には全寮制の学校へ移って頂きます…いいですね!」
実は悔しかったが姉との関係に未来は見えない。
だから、素直に従うしか無いと思った。
「実。母さんは何て?」
実は全て話すと姉を抱き締める。
「静。心から愛している…だから…別れよう。」
「いやよ!実の居ない人生なんて…私。認めない…認めたくない!」
二人は最後の夜を、時間の許す限り過ごしていた。
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小さい頃の経験なのでしょうか?
未だにクルミ割り人形って言葉が恐くて仕方ありません。
思い返せば何で怖かったか理解出来ない事もないのですが。
幼少期に親戚の家に招かれて家族でお泊まりをしたのですが、当時の私は方言を良く知らなかったのだ。
「ねー。知ってる?」
「なあに?」
「踵の近くにある固い場所の名前わかる?」
私でも解ることだった。足を擦りながら答えた。
「踝だよね。」
「残念。こっちでは『くるみ』って言うの。」
そう言いながら彼女はオモチャの兵隊みたいな人形を取り出して見せてきた。
「わぁ可愛い♪」
私は素直に愛くるしい人形を欲した。
「この人形はこんなことも出来るのよ」
彼女は人形の口にクルミを噛ませると背中にある何かを動かしてパキっと固い実を割ったのだ。
「すごい!すごい!!」
私は手を叩いて喜んだ。
「喜ぶのも今のうちなの。」
彼女の声色が変わったのだ。
「どういう事?」
「この人形は夜中に動いてクルミを割るのよ。」
クルミを割るくらい別にと私は思った。
「ここは私の家なの。だから踝も割に来るのよ♪だから布団から脚が出てたら…割るよ?」
もう一度彼女はクルミを噛ませてパキっと音をさせた。
その夜私はクルミ割り人形を恐れて布団に潜って震えて眠った。
小春姉さんとの出会いは最悪なイメージで終わった。
「小春姉さんのせいで未だに怖いんです!」
「七海ってば冗談が通じないのね。うふふ♪」
「…他の誰でも無い、お姉ちゃんだからなんだから信じたのに…ばかっ!知らない!」
膨れっ面の私の頬に小春は口づけをする。
観覧車の中ではのベタなシチュエーションなのだけど悪く無かった。
「…でコレを渡しとくね。」
小春姉さんから白い布切れを渡された。ほんのり温かい。
「何ですか?」
布を広げると三角形を型どっていた。
「知っての通りパンティだよ♪」
うん。言わなくても解ってるよ。
「それが七海の手の中にあるってことは?」
「お姉ちゃん…まさか!?」
小春は脚を組むとスカートの端を摘まんで少しだけ上げた。
白い太股が眩しかった。
「観覧車の次は何処に行く?七海。私フリーホールかジェットコースターに行きたいな♪」
お、お、お、お姉ちゃん!駄目だよ!絶対に中が見えちゃうって!
そうだ!
「お、お姉ちゃん!これ…。」
「七海ちゃん。お姉ちゃん禁止って言ったよね?」
そう言いながらも手のひらにシッカリ布切れを受け取っていた。
「七海ちゃん。これはなあに?」
「次のアトラクションに行く前に身に着けて欲しくて…」
「なら、降りるまでに履かせて?七海♪」
私はさっきまで自分が着用していたボーダーの下着を小春の脚に通す事に興奮が抑えられなかった。
「あぁ…姉さん。」
小春の腰に私の下着が有るのは不思議な感じだけど恥ずかしさもあった。
「七海…こんなに湿ってる…ん。」
今度は私が履かせてあげるとばかりに小春は妹に渡した白い布を受けとると七海に立つように指示した。
「…小春。…恥ずかしいから…あんまり…見ないで。」
「ダメよ!…七海の脚って長くて綺麗。」
ユックリ布は脚を滑りながら上がってくる。
「…!ん…ひゃ!…駄目。イタズラ…しないで。」
小春は布を膝付近で停止して七海の太股をぺろりと舐める。
「…七海。好きよ…甘くて…いい匂い♪」
七海は小春の頭を撫でながらも眼を硬く閉じた。
「もう、履けたよ。七海物足りない?」
「小春のイジワル…」
小春回が終了が見えてきました。
向日葵回は別2で近日中でってことで。
暫くはよろしくお願いします。




