人の持つ力〜親友への想い〜
「なんで相談してくれへんかったん?!」
親友とのぶつかり合い
そのときのあたしは本当に最低で
『否定すること』がなぜかかっこいいことだと思っていた
きっと周りに否定してくれるひとがいなかったから
新しい人種がいいと思い込んでいたんだろう
でもきっと
親友からしたら、あたしは彼女を否定してばかりで
相談しても否定
時に愚痴をこぼしても否定
正直鬱陶しい存在だっただろう
一度でもうんうんと、首を縦に振ってやることができればよかったのに
他の小説で紹介したように、私は転部している
彼女はバレーボール部員で
私もそのときは一緒に登下校をしていた
でも私がやめてから、時間の差があるため、別々にいくようになった
でも、彼女は「○○ちゃんといきたい」と言ってくれて、また一緒に時間を過ごすようになった
しかし、やっぱりあわせるのは辛かったようで、別々に行こうと言いだした
正直に言います
私は彼女が大好きでした。
私の苦手な女の子っぽい女の子だけど、たまにさばさばしていて
付き合いやすい子でした
でも、彼女が「前まで彼氏がいて、もう別れた」
といい出しました
そのとき、親友としての嫉妬が若干出てきました
そして、「喧嘩していたこと仲直りした」
と言うまたもや事後報告
また嫉妬がわき上がってきました
なによりわたしは、相談してもらうことが好きで
頼られることに満足感を抱いていました
しかし否定されることを恐れてか、彼女は相談してこなくなりました
そしてメールで戦争を起こしました
結局我慢できなくて電話で言い合いになりました
最低な私はすごくひどいことを口にしました
「もう親友とかどうでもよかったし」
心にも無い言葉でした
でもわたしは寂しかったのでしょう
彼女が相談してこなくなったから、嫉妬したのです
それぐらい私は彼女が好きでした
気持ち悪いですよね
でも、もちろん親友としてですよ
カッコつけて、「あんなん親友ちゃうし」
なんて調子乗っていったこともあります
でも結局好きすぎて、の話だったんでしょう
彼女と喧嘩してから、色んなひとと時間をともにしました
でも何か物足りなくて…
私の親友は彼女じゃないとダメなんだって
感じることができました
彼女とは同じ部だった頃より少し疎遠にかんじます
いや、それは彼女が前に進んだからでしょう
こんな所で立ち止まらないで進んでいったのでしょう
私はそれをしっかり見届けてあげたいです
ごめんね
君を何度傷つけただろう
もう同じことは繰り返さないと
私は心の中で十分に誓います
ごめんね
そして
ありがとう…