第12話:戦場の新たな掟 (บทที่ 12 กฎเกณฑ์ใหม่ของสนามรบ)
第12話:戦場の新たな掟
(Dai-jū-ni wa: Senjō no Arata na Okite)
戦場において… 最強の者とは、最も激しく剣を振るう者ではない…
戦場の「掟」を理解し…
そして、自らに利するよう、その「掟」を新たに「書き換える」ことができる者なのだ。
—「名もなき将軍の兵法書」より
「我々は旧知の仲だ」ヴァルカンは平坦に答えた。「カイエンはかつて、ギルドの『特別偵察部隊』の一員だった。彼が影の王家に身を捧げる前の話だがな」
彼は俺とルーナリアの方を向いた。
「我々はこの一ヶ月、連絡を取り合っていた… 君たちの未来を計画するためにな」
ヴァルカンは彼の提案を説明した… 職人ギルドは、俺たち二人を「天才研究開発員」として公式な保護下に置く。そして、今よりもはるかに安全な、王都にあるギルドの特別居住区へと移住させるというものだった。
「だが、保護には…『成長』という対価が伴う」カイエンが付け加えた。「貴殿らには強くなってもらう必要がある… 知力も… そして、身体も」
こうして… 俺とルーナリアの新しい「時間割」が始まった。
理論編(午前):
毎朝、俺たちはギルドへ向かい、図書館で理論を学んだ。
実践編(午後):
そして午後には… 我が家の裏庭が「練兵場」と化した。
カイエンが、俺たち二人に「剣術の基礎」を教える役目を引き受けた。
「貴殿らが将来どの道を選ぼうとも… 武器の扱いを理解することは、生き残るための基礎となる」
ルーナリアは、まさにこのために生まれてきたかのようだった。木剣を握った途端… 彼女の周りの雰囲気が変わった。その動きは優雅かつ危険で、手に持つ木剣は驚くほどに速かった。
一方の俺は… まさに災厄そのものだった。彼女の動きを真似ようとするが、俺の身体は言うことを聞かない。[不完全な呼吸]のせいですぐに息が切れ、木剣を何度も何度も手から落とした。
父… イーサー… は、心配そうな眼差しで遠くから見ているだけだった。彼には、俺にこの方面の才能が全くないことが、よく分かっていた。
ある日の夕方、屈辱的な訓練が終わった後、父は俺を物置小屋に呼んだ。
「フェリクス… 自分ではないものになろうとすることは… 我々を苦しめるだけだ」
「お前は、他の者たちのように剣で戦う必要はない… だが、『負けない術』を知る必要はある」
彼は二本の小枝を手に取った。
「父さんは戦いは得意ではない… だが、戦争がどういうものかは知っている」彼は一本の枝を自分に、もう一本を敵に見立てて置いた。「ほとんどの人間は、戦いとは二本の枝を打ちつけ合うことだと考えている… より強い方が勝つ、と」
「だが、もし敵の方が強かったら?」彼は尋ねた。「我々はどうする?」
俺は首を横に振った…。
父は自分の枝を動かした… 前方へではなく… 横へと。
「我々はただ… 戦場の『ルール』を変えるだけだ」
「力で戦えないのなら… 他のもので戦う…。彼の距離で戦えないのなら… 我々の距離に、彼を引きずり込むのだ」
その言葉は… 記憶の奥深くへと差し込まれる、鍵のようだった。
古い学校の「道場」の光景… 家の近所の「ムエタイジム」の汗の匂い… それらは前世で俺がとても好んでいた二つのものだった。何故なら、それらは戦いの「科学」だったからだ。俺は強くはなかった… だが、その原理は「理解」していた。
翌日… ルーナリアとの組手稽古にて。
彼女は相変わらず速かったが、今度は俺は彼女の剣を受け流そうとはしなかった。
彼女がまっすぐに剣を振り下ろそうと突進してくる、その瞬間… 俺は自分の木剣を捨てることに決めた…。
「フェリクス!」カイエンが驚いて叫んだ。
俺は意に介さなかった… 彼女の方へ踏み込んだ。突進ではない、「回転」して、内懐へと。
俺は彼女の木剣が肩をかすめるのに任せた。僅かな痛みを受け入れ、彼女の長い剣が無用の長物となる「ゼロ距離」へと入るためだ。
俺は左手で彼女の剣を持つ腕を払い、体勢を崩させ、右手で肩を掴み、そして足で彼女の足首を刈った。彼女が突進してきたその「勢い」自体を、利用して…。
それは、俺が柔道の授業で学んだ、「大外刈り」の原理だった。
ドサッ!
ルーナリアは芝生の上に倒れ、驚きと不信の入り混じった眼差しで俺を見ていた。
カイエンは、目の前の光景が信じられず、口をあんぐりと開けていた。
[ …あなたは「異次元の知識」を護身術に応用することに成功しました!… ]
[ …条件達成: 新たな習熟度系列「応用護身術」を解放… 習熟度: F… ]
[ …あなたは「瞬時の判断力」を学習しました… WISが2ポイント上昇! ]
[ …分泌されたアドレナリンにより、MPが10ポイント回復! ]
俺は、まだ芝生の上に座っているルーナリアに手を差し伸べた。
「どこか、痛むか?」
彼女は俺の手を見つめ、やがてそれを掴んでゆっくりと立ち上がった。
「…今のは… 何だ?」彼女は感嘆して尋ねた。
俺は薄く笑った。
「『ルールを変える』ってことさ」
その途端… ルーナリアは笑い出した。微かな笑みではない、明るく、心からの笑い声… 俺が今まで一度も聞いたことのない声だった。
「面白い… とても面白い! もう一度だ! 今度は油断しないぞ!」
彼女の眼差しは、楽しさの輝きで満ちていた。もはや亡命した王女の眼差しではなく、新しい挑戦的なおもちゃを見つけた「少女」の眼差しだった。
あの日… 俺は理解した…。
強さとは… ただ一つの形ではない。
そして、恐らく… 良い「好敵手」を持つことは… 最高の活力剤なのかもしれない、と。




