異世界転生!俺は自由に生きてみる!
「ふぅ~。今日も問題なく終わった。」
スタイルのよい黒髪の美少女がそんなことを言った。
その美少女とは何よりも俺のことである。前世は男であったが、ちょっとした手違いで女になってしまった。しかも、回復魔法が得意な後衛なので戦闘は全くできないと、ふつうは思うのだが、自分は接近戦もしたいと何を思ったのか知らないが、杖術を学んだ。今では接近戦もそこそこ出来るようになったが、やはり本職の剣士などに比べると劣る気がする。
「さて、今日の報酬も貰ったし、帰って休みか。」
俺はそう言って、ギルドを出て、自分の宿に向かった。
「あ!おかえりなさい。」
出迎えてくれたのはこの宿の娘のコレットちゃんだ。歳は15で結構かわいい。おそらくモテるだろうと俺は思う。実際に男客からは人気がある。
「ただいま。今日もご飯は部屋で食べるからお願いね。」
「はい、わかりました。」
コレットちゃんは笑顔で言ってくれた。
「さて、今日の報酬と明日の準備でもしようか。」
そう言って、俺はアイテムボックスから報酬のお金とギルドカードを出した。
「今回の報酬でとりあえず3日宿泊延長っと!カードの方は変わりなし。まあ、あまりランクはあげたくないけどね。」
俺が所属している冒険者ギルドでは、ランク制というのがあり最高が「S」で最下位が「F」となってある。そして、現在の俺は「D」である。Dランクは正直言って、初心者卒業したくらいのレベルで、ようやく一人前になる。Cランクからは、護衛任務や指名依頼などの依頼を受けることができるようになる。Dランクにはそこまでの権限がない。精々、ゴブリンなどのモンスター退治くらいだ。パーティーを組んでいればリーダーのランクがパーティーランクになるのだが、あいにく俺はソロである。
「まあ、しばらくはソロで活動するつもりだけどね。」
そう俺は、パーティーを組むつもりはなかった。パーティーを組むことによるメリットはもちろん知っているが、小説などでよくある、冒険者を装った騙しなどがある可能性があるためである。
それにパーティーを組むと、自分だけの時間が減ってしまうので、何よりもそれが嫌だ。なのでパーティーを組むことはありえないのである。
「武器の確認と装備の確認はこのあたりにして、今日は寝るとしようか。」そして俺は眠りについた。
翌日、俺はいつも通りに起床し、ギルドへ向かった。
俺はいつもの薬草採取などの依頼書を手に受付に向かい依頼をうける。薬草採取は基本的にモンスターが少なく比較的に安全ではあるが、たまにスライムなどのモンスターが現れたりする。この世界のスライムは子供でも倒せるくらいの強さなので人間からは脅威とされていない。
「(まあ、小説であれば、スライム最強などもあり得るけどね。もしかしたら、この世界にもいるかも・・・)」俺はそんなことを思いながら、薬草採取に向かう。薬草があるのは町はずれの森の入り口などに生えているため、奥に行く必要もない。そのため、手軽に依頼を完了することができる。本来はFランクなどの見習いが行うことなのだが、ギルドのルールでは自分のランクの2つ下までは受けることが可能であり、薬草採取は常時出ているので、誰が受けても問題ない。まあ、報酬はその分少ないけど・・・
「ある程度、集まったし、そろそろ帰ろうか。」俺は町に向かって歩き出した。
ギルドに入ったら何やら騒がしい音がした。正直俺は面倒ごとが嫌いなので本来なら無視して進むのだが、今回はけが人らしい。
「あ、ちょうどよかった!探してたんですよ。」ギルドの受付嬢が俺に声をかけてきた。
「冒険者のけが人が出たんです。いつもの回復魔法をお願いできないでしょうか?」
「構いませんよ。報酬はいつも通りで。」俺はそう言って、けがをした人の傷を回復魔法で直した。この世界では回復魔法は使える人が少ないらしい。軽いけがなどはポーションなど薬で治せるのだが、大きいけがは回復魔法がいいのだが、先も言ったように使い手が少なく、教会などで高額なお金を払って治してもらうか、高いポーションで何とかするしかない。そのため新人には死活問題になる。まあ、このギルドには俺がいるので、こういった問題は俺がギルドの依頼で受けてる感じになる。初めて回復魔法を使ったときはパーティーの誘いが後を絶たなく、正直めんどくさかったが、ギルドマスターがそれを解決してくれた。ギルド専属の回復魔法使いとして登録してくれたのだ。そのため、パーティの誘いはなくなった。なので毎日、薬草採取だけでも生活には困らずそこそこ稼げているのだ。さて、傷も治し、ギルドマスターからのお呼び出しだ。
俺はこのまま、ギルドマスターのいる部屋に向かって行った。
初めて書いた作品になります。返事などは返せない可能性があるので、あらかじめご了承ください。




