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絶世の美女が膝枕で耳かきをしてくれるというお宿。

作者: 七瀬




どこのお宿か知らないが、、、?

噂で聞いた、【絶世の美女が膝枕で耳かきをしてくれるというお宿。】



本当にそんな場所があるのか、、、!?

行きたい! どうしても行きたいんだ、、、!!!


だって! 理想の女性の色白でふわふわの膝枕で耳かきをしてくれるなんて~

まるで!? 夢のようなお話じゃないか~!!!


そこは! 竜宮城なのか、、、?

それとも、素敵な美女のアリスの国なのか、、、?


『なんなんだよ! 行きてえ~~~~~~~~~~えええ!!!』


ヤバい!? 交通量の多い道端でこんな事を、大きな声で言ってしまった、、、!





あまりにも、大きな声で言ったもんだから~!

若い女の子たちが、俺をチラチラ見ながら、こんな事を言っているんだ、、、!


『あの男性ひと、頭おかしくなったんじゃないの、、、?』

『どこに、行きたいって、、、?、、、』

『大声で! 何言ってるのかな、、、?』



・・・俺は、そんな声が聞こえて、、、。

どうしようもなく、恥ずかしくなり逃げるようにその場を去っていったんだ。



俺は、その話をしてくれた! 俺の親友の海利にこう言ったんだよ、、、!


『あんなところで! そういう話したら、、、? 大きな声で、つい言っち

ゃうだろうが、、、!』

『なんで! オレに怒るんだよ!』

『・・・まあな!』

『それより、曹! マジで!? そこに行かないか、、、?』

『えぇ!? でもさ~場所も分からないんだろう、、、?』

『いや? それがな! 有力な情報をオレは握ってんだよ!』

『マジか!? 海利!』

『あぁ! じゃ~行くか、曹!』

『望むところだ~!』




数日後、、、。


『じゃ~行くか!』

『あぁ!』


俺と海利は、その噂のお宿であろう、、、場所に向かっていた、、、!


【絶世の美女が膝枕で耳かきをしてくれるというお宿。】


・・・あぁ~待ち遠しい!

綺麗なお姉さんの太ももの上に頭をのせて、耳かきをしてほしい!

柔らかそうな色白でムニムニの膝枕で、見上げると、、、?

なんて! 美しい綺麗な女性が、俺の耳を耳かきでカキカキしている!



想像しただけで、、、。

鼻血が出そうなぐらい! 興奮するじゃないかーーーーーー!!!


男なら、、、?

夢のような場所に違いない、、、!!!



俺と海利は、夜行バスに乗り、そこから田舎のバスに乗り換えて、、、。

俺たちは、胸を膨らませながら夢のお宿を目指していたんだ、、、!


横を見ると、、、?

想像し過ぎて、、、既に鼻血が出ている海利、、、!?


『おい! 想像し過ぎなんだよ! 鼻血が出るのが早いんだよ~!』

『・・・仕方がないだろう! 考えただけで、、、興奮するんだから!!!』

『気持ちは分かるが、本当に俺たちが行きたいお宿なのか? 確かめるまでは

気が緩められん!』

『・・・急に、“武士”かよ!』

『噂のあのお宿ならいいんだが、、、!』

『そうだな!』

『あと、、、? どれぐらいで着くんだ?』

『・・・1時間ぐらいかな?』

『あと少しだな~!』

『あぁ!』




この会話の後、、、俺と海利はぐっすり眠ってしまったんだ...。

まさか!? 本当に、あの噂のお宿に着くなって、思ってもみなかった...。




『お客様~終点の【絶世の美女がいるお宿。】に着きましたよ~』

『えぇ!? マジで!?』

『本当に着いたんだ、、、?』



バスには、、、? 

俺と海利しか終点まで乗っていなかったみたいで、、、!


『お二人様ですか? おいでやす~絶世の美女がいるお宿でございます~!』

『・・・綺麗なお姉さんだな~!』

『あら~お兄さーん! そんなに褒めないでくれますか~!』

『いやいや? 本当に、お綺麗ですよ~!』

『こちらの、お兄さーんも。褒め上手なのねぇ~ さあさあ~お宿へどうぞ!』





大きな看板に、【絶世の美女がいるお宿。】と書いてあった。

立派な、お宿。


中に入ると、、、?

綺麗な和室に、綺麗な品のある女性がたくさんいる、、、!!!


『俺たちが泊る間は、、、? 『後ろ美人』と書かれている間だった。


『PM19時までは、、、自由行動でお願いします。19時から夕食になり

ますので、必ずこのお部屋に戻ってきてくださいねぇ~!』

『はい!』

『・・・あぁ! あのう、ココのお宿に綺麗なお姉さんが膝枕で耳かきを

してくれるような事を聞いたんですけど、、、?』

『もちろん、ありますよ~! それが、お目当てで来たんじゃないんですか?』

『はい!』

『夕食を食べてからの、お楽しみと言う事で、、、!』

『分かりました。』

『・・・では、ごゆっくり。』

『ありがとうございます!』




俺と海利は、顔を見合わせて、、、!

喜んだんだ、、、!


『やったぜ~い!』

『噂のあのお宿だ! 間違いない!!!』

『オレ今日、眠れるかな、、、?』

『俺は寝れないと思うぜ~!』

『あははははッ~~~~~』

『やったで~~~うわっーーーーーぷーーーーー!!!』





俺と海利は、相当浮かれていたんだ、、、!


夕食の19時になると、、、?

俺たちを、最初に出迎えてくれたお姉さんが呼びに来てくれたんだ、、、!


『夕食の準備が出来ましたので、私に着いてきてください!』

『・・・はい!』




その部屋に着くと、、、?

大広間に、綺麗なお姉さんたちがいっぱい、、、!


『マジで!? 嘘だろう?』

『俺たち二人の為に、こんなに綺麗な女性が、 こんなにも、、、!?』


『さあさあ~今日は、飲んで~騒いで~盛り上がりましょ~』

『夕食を食べた後は、、、耳かきタイムですよ~』

『食べよう~食べよう~』

『飲んで~のんで~飲んで~のんで~』



美味しい料理に、美味しいお酒、綺麗な女性が30人はいるだろう、、、!

いや~ 最高だった~!


『さあさあ~耳かきタイムのお時間ですよ~ どの子がいいですか?』

『俺は、ゆらさんでお願いします!』

『オレは、みそのさんで、、、!』

『はいはい~じゃ~私の膝の上に頭を置いて~』

『海利くんも、わたしの膝の上に頭をおいてね!』

『・・・海利、鼻血が出てるぞ!』

『うそ! ティッシュ~ティッシュ~』



・・・こうして! 夢の時間が過ぎていった、、、。



次の日の朝、、、。


『昨日は、ありがとうございました。』

『また来てね~!』

『いや~最高でした!』

『あら? 曹くん、可愛いわねぇ~!』

『いや~また来ます!』


『絶世の美女がいるお宿へ! またおこしやす~』


『はい!』

『また、絶対に来ます!』





夢のような時間が終わったんだ、、、。


俺と海利が家に帰っている最中、、、。

俺たちは、何処に行っていたのか、、、?

すっかり、忘れていたんだ、、、!


『なあ、曹! オレたち、何処に行ってたんだっけ、、、?』

『・・・俺も思い出せないんだよ! ただ、凄くいいところだったってこと

だけは、覚えているよ!』

『・・・それ! オレも!』






最後までお読みいただきありがとうございます。

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