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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

初めての人間

作者: 向日向

覗いて頂きありがとうございます。

あえてやったのですが、文章は読みにくいかも知れません。

神様は下界を覗いておりました。


そこは中世の地球に近い世界。


このままでは誰かさんが蒸気の不思議な力に気がつき、産業革命を起こしてしまいます。


少し前に、悪魔たちによって滅ぼされた世界「地球」の歴史をまた繰り返すのが忍びなかった神様は、その世界に魔法と魔力を落としました。




世界は大きく変わりました。


動物たちは魔力によって強化され、魔獣になりました。


本当なら蒸気を見つけて産業革命の中心となった人物は、魔力と魔法の存在にいち早く気づいて、世界の魔法学の基礎を作りました。


そうやって世界が魔法に慣れていく中、1人の男の子が生まれました。


男の子のお父さんとお母さんは小さな村で野菜を作って暮らしていました。


そんな中、男の子が生まれたのです。


二人はたいそう喜んで男の子の体が緑がかっていることなど気にも止めませんでした。


男の子はお父さんとお母さんに愛されてすくすく育ち、5歳になりました。


5歳の男の子は周りの子たちとは違っていました。


少し緑がかっていただけの肌はすっかり緑色になってしまったのです。


男の子の違うところはそれだけではありませんでした。


小さな村では大人でも読み書きが出来ない人は多かったのですが、5歳になってもお話が出来ないのは男の子だけでした。


その代わりに他の子より大きい体と強い力を持っていたのです。


10歳になった男の子は村の子供たちにいじめられました。


他の子供たちにとって緑の肌は怪物のように見えたのです。


男の子はとても不思議でした。


いつも痛い思いをしてみんなにやられているのは僕の方なのに何で僕が怪物なんだろう?


みんなの方が怪物じゃないか。


しかし、男の子はその歳になっても誰ともお話することはできなかったので、その話は誰にもしませんでした。


15歳になった男の子には好きな女の子が出来ました。


いつも笑っている今年9歳になる女の子と、自分を嫌がらずに優しくしてくれるお母さんです。


男の子は知っていました。




好きな女の子とは生殖行為をしなければならないことを。


男の子は女の子とお母さんに子供を産んでもらうと、成長するにつれてどんどん強くなっていった力を使って村じゅうの女の子に子供を産んでもらいました。


男の子が産んでもらった子は不思議と成長が早く、すぐに男の子に追いつきました。


男の子には初めて怪物じゃない友達が出来ました。


男の子はもっと友達が欲しかったので隣の町にも子供を増やしに行きました。




神様は久しぶりに下界を覗きました。


魔法と魔力で悪魔が生まれないで済んだのか知りたかったのです。


下界には悪魔はいませんでした。


人間が魔獣たちと仲良く暮らしていたのです。


悪魔がその人間たちを見つけたら言ったことでしょう。


「ゴブリンだ!」


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