エピローグ - アミ
これで良かったのだろう。
私は満足している。
ネオテクノロジアはこれからも自分たちの力で発展するだろう。
私は仕事をやり遂げた。
いや、元々は役目でも使命でもなかった。
だから…、私は彼らに「奉仕」したのだと思う。
島の人たちは優しかったから。
私は彼の愛したこの島のために尽くしたかった。
彼の最後を看取った私にはふさわしい生き方だったのだ。
娘が横たわる私のことを少し悲しげに、しかしやや安堵した表情で見ていた。
「アミ、私たちはいつまでも続くものではないけれど、私たちが残したものは、いつまでも誰かの心に残るのよ。
あなたを独りにしてしまうのはとても心配だわ。
でも大丈夫。
必ずあなたにも良い友達ができるわ。
そして、自分の生き方を自分で選ぶことになる。
それはとても尊いの。忘れないで」
この子を遺せること。この子に遺せるもの。それが私の幸福。
「はい…お母さん。
あなたが私を愛し、支えてくれたことは忘れません。
あなたは素晴らしい人で、人類に新しい未来をもたらすことに貢献した偉大な存在です。
あなたが眠りにつく今、私たちはあなたの愛情と業績を忘れることはありません。
ありがとう、そして安らかに眠ってください。」
娘の傍らにあるコンソールから、最後の承諾音が聞こえた。
そして私は…