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宇宙開拓記 ~人類は逞しい  作者: 杠煬
第三章 スローライフも悪くない

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試食

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

美味しそうな塩ジャケと白いご飯。

それでは、いただきます。


身をほぐしてみると、おお、柔らかいですね。

あ~ん.....

んん!!

やっぱり少し塩っぱい。


慌てて白ご飯を頬張ります。

モグモグモグ。

.....うんでも、ちゃんと塩ジャケになってますし、とても美味しいです。


「ふむ、普通の塩ジャケよりもジューシィだな。」

「塩蔵で熟成されてできる旨味は無いわね。美味しいけれど。」

「塩ジャケなのに、何と言うかこう、フレッシュな感じがするな。」

「でも、生のシャケに塩を振って焼いた味とも違うぞ。ちゃんと塩ジャケの味がする。」


.........なんだか皆さん、味覚が鋭くて、ご指摘が的確で詳しいですね。

「美味しい」しか言っていない自分が恥ずかしい.....


何だかんだ言いながらも、みんなでモグモグと食べてしまいました。

ごちそうさまでした。


このあとは、残った数切れを研究用に地球へ送ります。

最初の実験は大成功ですね。


.............................................


で、今度は、その翌週のことです。

次の実験をやりますよ。


えー皆さん、お忙しい中、またもやお集まり頂き、有難うございます。

さて、本日はですね、先週と逆のことを試そうと思っているのです。


ここで取り出しましたのは、先週の実験の時に多めに作っておいた塩ジャケです。

先週試食したモノよりもさらに塩っぱめに作ってあります。

一応冷蔵庫で保管しましたが、当然ながら腐る気配が無いですね。


で、これを元素変換装置にセットします。

はい皆さん、もうお分かりですね。

今日はこの塩ジャケを、元の生のお魚に戻す実験なのです。


前回は、シャケの水分をお塩にしました。

今回は、塩ジャケの塩分をお水にしようというのです。


それではエンジニアさん、よろしくお願いいたします。


前回と同じく、物質変換波がブワワ~♪


おお、色が変わってきましたよ。

表面にこびりついていた塩が消えて、つやつやとしてきて.....

少し硬そうだったのが、柔らかくなったんじゃないですかね。

あああ.....美味しそうですねえ。



出来上がりました?

それでは私が、皆さんのためにお刺身を作りますね♪

自慢の包丁を取り出しまして、ムフフフ.....

あぁ、皆さん、どうか引かないで.....


き、気を取り直しまして.....

このつやつやしたシャケを(うーん、ここはサーモンと呼びたいですね)切っていきます。

うん、柔らかいですね。


きれいに盛り付けまして、と。

はい、出来ましたよ、美味しそうなお刺身です。

今日は貴重なお醤油もゼイタクに使いましょう。

お腹を壊さないかご心配な方は、ワサビを厳しめにどうぞ。


白ご飯、白ご飯♪

皆さん、白ご飯はいきわたりましたか?

それでは、いただきマース。



ふむ、見た目は普通のお刺身ですね。

ワサビ醤油を付けまして、白ご飯にワンバンしまして、パクリ♪


う~ん♪

美味しいじゃないですか♪

シャケの脂がとろけるぅ~♪

そこへ白ご飯をモグモグモグモグ.....


ああ、美味しい。

今日もシヤワセのノブアキさんですよ。


実験は大成功ですねっ!

やったー!

パチパチパチパチ。



.....ってあれ?


皆さんどうされました?

難しい顔で考え込んで.....

お口に合わなかったですか?


「これは.....普通のシャケの刺身とは違うぞ。」

「何なんだ.....?この何とも言えないまろやかさと舌触りは?」

「単純に旨味が増すぐらいのことは予想していたわ。でも.....」

「違うな.....普通の刺身にこの味は出せない.....」


あ、あのぅ、皆さん?


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