試食
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
美味しそうな塩ジャケと白いご飯。
それでは、いただきます。
身をほぐしてみると、おお、柔らかいですね。
あ~ん.....
んん!!
やっぱり少し塩っぱい。
慌てて白ご飯を頬張ります。
モグモグモグ。
.....うんでも、ちゃんと塩ジャケになってますし、とても美味しいです。
「ふむ、普通の塩ジャケよりもジューシィだな。」
「塩蔵で熟成されてできる旨味は無いわね。美味しいけれど。」
「塩ジャケなのに、何と言うかこう、フレッシュな感じがするな。」
「でも、生のシャケに塩を振って焼いた味とも違うぞ。ちゃんと塩ジャケの味がする。」
.........なんだか皆さん、味覚が鋭くて、ご指摘が的確で詳しいですね。
「美味しい」しか言っていない自分が恥ずかしい.....
何だかんだ言いながらも、みんなでモグモグと食べてしまいました。
ごちそうさまでした。
このあとは、残った数切れを研究用に地球へ送ります。
最初の実験は大成功ですね。
.............................................
で、今度は、その翌週のことです。
次の実験をやりますよ。
えー皆さん、お忙しい中、またもやお集まり頂き、有難うございます。
さて、本日はですね、先週と逆のことを試そうと思っているのです。
ここで取り出しましたのは、先週の実験の時に多めに作っておいた塩ジャケです。
先週試食したモノよりもさらに塩っぱめに作ってあります。
一応冷蔵庫で保管しましたが、当然ながら腐る気配が無いですね。
で、これを元素変換装置にセットします。
はい皆さん、もうお分かりですね。
今日はこの塩ジャケを、元の生のお魚に戻す実験なのです。
前回は、シャケの水分をお塩にしました。
今回は、塩ジャケの塩分をお水にしようというのです。
それではエンジニアさん、よろしくお願いいたします。
前回と同じく、物質変換波がブワワ~♪
おお、色が変わってきましたよ。
表面にこびりついていた塩が消えて、つやつやとしてきて.....
少し硬そうだったのが、柔らかくなったんじゃないですかね。
あああ.....美味しそうですねえ。
出来上がりました?
それでは私が、皆さんのためにお刺身を作りますね♪
自慢の包丁を取り出しまして、ムフフフ.....
あぁ、皆さん、どうか引かないで.....
き、気を取り直しまして.....
このつやつやしたシャケを(うーん、ここはサーモンと呼びたいですね)切っていきます。
うん、柔らかいですね。
きれいに盛り付けまして、と。
はい、出来ましたよ、美味しそうなお刺身です。
今日は貴重なお醤油もゼイタクに使いましょう。
お腹を壊さないかご心配な方は、ワサビを厳しめにどうぞ。
白ご飯、白ご飯♪
皆さん、白ご飯はいきわたりましたか?
それでは、いただきマース。
ふむ、見た目は普通のお刺身ですね。
ワサビ醤油を付けまして、白ご飯にワンバンしまして、パクリ♪
う~ん♪
美味しいじゃないですか♪
シャケの脂がとろけるぅ~♪
そこへ白ご飯をモグモグモグモグ.....
ああ、美味しい。
今日もシヤワセのノブアキさんですよ。
実験は大成功ですねっ!
やったー!
パチパチパチパチ。
.....ってあれ?
皆さんどうされました?
難しい顔で考え込んで.....
お口に合わなかったですか?
「これは.....普通のシャケの刺身とは違うぞ。」
「何なんだ.....?この何とも言えないまろやかさと舌触りは?」
「単純に旨味が増すぐらいのことは予想していたわ。でも.....」
「違うな.....普通の刺身にこの味は出せない.....」
あ、あのぅ、皆さん?
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