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宇宙開拓記 ~人類は逞しい  作者: 杠煬
第三章 スローライフも悪くない

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仕事始め

いつもお読みいただきありがとうございます。

目覚まし時計がピピッ!ピピッ!と鳴ります。


うーん、まだまだ眠い眠い。


あ、お早うございます。

時差は無い筈なんですが、やはり疲れていたのでしょうね。

目覚まし時計が鳴るまで熟睡していました。


さて、今日からいよいよ、お仕事開始です。

張り切って、参りましょう。


...........................


朝食を済ませると、7時半に出勤します。

職場までは歩いて5分もかかりません。

ぎゅうぎゅうの満員電車で通勤しないで済むだけでも、ここは天国ですね。

いや、ここは火星でしたか。


本日の勤務時間は午前中で8時から12時までです。

少し早めに出勤してしまうのは、勤め人としての身に沁みついた習慣とでも言いましょうか.....


事務所には、私の他にあと二人が出勤してきました。

最初のうちは、仕事に慣れるためもあって、数人で仕事をするそうです。

改めて挨拶を交わし、デスクにつきます。


端末のディスプレイを眺めながら、ロボットの作業に異常が無いか、幾つもの項目をチェックしていきます。


実は火星には、まだ海が無いので、昼夜の寒暖差が激しいのです。

ですから、農場自体は大きなドームで覆われており、気温差を最小限に抑えているのです。

そのドームそれぞれに、それぞれの役目を持ったロボットがいて作業をしています。


そう言えば、さっきから私、ロボット、ロボットって言っておりますけれど.....

もしかして、二本足でガチャンガチャンって歩く、人型の機械を想像してらっしゃいませんか?


.....違いますからね。

どちらかと言うと、トラクターとかコンバインとかそういった特殊な車両が、自動で動いているって感じですね。


ただ、完全な全自動と言うわけにはいかないのです。


例えば、土を耕すロボットがいたとして、「土を耕しながら、真っ直ぐ進め」というプログラミングをされているとしますよね。


.....ズレていくんですよ、やっぱり。


不思議なことなんですが、ほんの少しずつズレるんですね。

そのズレを修正して、正しく作業できるよう調整するのが、私達の仕事なのです。


具体的には、作業をするロボット達をモニターで時々確認しつつ、ディスプレイ上に現れる数値を変更していきます。

こうすることによって、作業が正常に行われるようになるのです。


まあ数値変更は、そう頻繁に起こるものではありません。

ある程度まではコンピューターが自動調整してくれますし、私達はよほど大きなズレが出てきた時にポチポチッと端末を叩くだけで良いのです。

修正の頻度は、1時間に1回あるかないか、ですね。


いいですねぇ.....


この、いい感じのヒマさが.....


地球にいた時の忙しさをこの仕事で例えますとね、5分毎にポチポチやる感じですよ。それも端末を3つぐらい前にして。


え?

暇すぎてツラい?


そうですかねぇ?



のんびり屋さんってのは、本当に、のーんびりと生きているんですよ。

.....分かります?


想像できますかねぇ?

休日に「ぼおっ」と青い空に浮かぶ雲を眺めていたら、一日が終わってた、なんてことが.....

お腹が空いて、くぅって鳴らなければ、夕焼けとお月さまを見続けて、翌朝になるところでしたよ。


それこそが、のんびり屋さんなんです。

本当は、そんな風に生きていきたいのです(笑)。


おやおや。

いつも間にか、お昼になってしまいました。

お腹がくぅっと鳴りましたよ。

私の腹時計はなかなか正確なのです。

(ここだけはのんびりしていませんねぇ.....)


次の人に引継ぎをしてと。

さて、今日のお仕事はこれでおしまいです。


お疲れ様でした。


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