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宇宙開拓記 ~人類は逞しい  作者: 杠煬
第三章 スローライフも悪くない

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説明会に参加しました

いつもお読み頂き、ありがとうございます。

ノブアキさん、のんびりしているので話もゆっくりと進んでいます。

さて、説明会にやってまいりました。


会場には15人程が、思い思いの表情で座っております。

...定員割れ、しているようですね。

むしろ、15人も集まったのが凄いことかもしれません。


やっぱり、最短で5年というのがネックだと思うのですよ。

あと、年齢制限ですね。

私だってもし、恋人とかがいたら、やっぱり行かなかったでしょうね。

...うん、そこは放っておいてください。

他の人とペースを合わせるのが苦手なのですよ。

良い人、この中にいませんかね?


さあ、説明会が始まりますよ。


..........................................


大体のところは分かりました。


まず、火星に大きな農業プラントが建設予定なのだそうです。

ただこれは水耕栽培では無く、あえて土壌改良された火星の土を用いるテラフォーミングの一環なのだとか。


土壌改良が上手くいっているかの検証も兼ねているそうです。

だから、収穫した穀物、野菜、豆などは安全性を確認した後に支給されるとのことで、勝手に食べないようにとのことでした。


種まき、水やり、収穫といったことは、ロボットがほぼ全自動でやってくれるので、私達の仕事は、ロボットがちゃんと動いているかの確認と、気温や天気のチェックといった簡単なものだそうです。

有難いですね。

少しぐらいなら自分で耕すのも楽しいでしょうが、非力な身にとっては、農業はハードルが高すぎますよ。


住居については、農業プラントの近くに各々個室がもらえるそうです。

キッチン、お風呂、トイレ付きというから豪華じゃありませんか。

その代わり、あとは寝るだけの四畳半だそうです。


いやいや充分ですよ。

なんせ私達は世捨て人なのですから(笑)。


お風呂とトイレが部屋についているのはいいですね。

この2つが共同だと、割とストレスが溜まりやすいですから。


キッチンもついていますが、こちらは簡易なものでコンロは1つ、冷蔵庫と電子レンジは支給されるとのことです。

自炊は是非ともしたいですね。

...きっとヒマでしょうから。


調味料に関しては、塩、砂糖、お酢はいつでも手に入るそうですが、お醤油とお味噌は貴重品になるそうです。

構造が複雑過ぎて、今のところ元素変換装置で作れないみたいです。

半年に一度、地球から定期便で届くので、まったく手に入らないわけでは無いそうなのですが。


服については、仕事着や普段着として使える飾り気の無いものが支給されますが、個人でおしゃれを楽しむ分には、定期便で頼むしか無いそうです。

ここらへんは、まあ、しょうが無いですね。


..............................................


さて、お仕事と衣食住については大体分かりました。


あと、気になっていたので聞いてみたのですよ。

年齢制限について。



このお仕事、誤解を恐れずに言えば、年配の方々に向いていると思うんです。

人生経験を積んでおられますし、体力ありきの仕事でもありませんし。

ヒマの潰し方もいろいろとご存じでしょうしね。

言ってみれば、ご隠居向けのお仕事ですよね。



理由は2つ、表向きの理由と、真の理由がありました。



表向きの理由は、簡単です。

医療設備がまだ不十分なのです。


お薬に関しては、半年に一度の定期便である程度まかなえますし、診察などは、時間がかかりますが、地球との通信で何とかなります。

でも、手術やら入院やらということになると、それだけの設備はまだ整っていないそうなのです。

ですから、なるべく体の丈夫な若い人達を、ということだそうです。


...大丈夫ですかね?

どこかの社会正義を気取った怪しげな団体から、抗議とかきませんかね?



それはさておき、もう一つの真の理由とは?


...ふふっ。

それはまだ内緒です。


そのうち、この物語の中で明らかになると思いますよ。

まあ、それほど大層な理由じゃありませんけれどね。


でも、その理由を聞いて、私達は俄然やる気が出てきました。

「世捨て人」プロジェクトが始まります。

改めて、正式に申し込むつもりですよ。


いざっ!火星へ!

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