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9story 最期
『ねぇ〜まだ〜』
『確か・・ここら辺だったような、気がする』
刑事は正晴の声のした方へ向かうと、大きな図書館へ出たのである。
彼らがおそらく中心であろう場所に行くと、血溜まりが溜まっていた。ふと、大きな階段を見ると・・
無残な姿で倒れてる正晴がいた。
『キャーー』
『正晴ーー!』
彼らがそう叫ぶ。
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『文知佳ちゃーん、この館の構造どうなってるのやろう?』しつこく、ボディタッチを繰り返す変態がいる。
(こいつ、マジでヤバイな)
『確かに・・・かなり入り組んでいるね』
(でも、なんか、こいつのボディタッチ・・・・くせになる〜‼︎)
キャーーと、遠くの方で悲鳴が聞こえた。
『この声・・・』
『雛ちゃんだ♡』
(なんで、私に振り向・・いや、違う。私はこんな奴タイプじゃない・・・タイプじゃない・・)
彼女らは走って、悲鳴のする方へ行った。
大正5年 2月2日 此れを記す......