7story 絶望
『ね〜けいじく〜ん、まだみつからないの?』
『あのさ、歩いて、たった15秒くらいでいうセリフか?まだ、この...あの...子供部屋みたいねところやで。』
『あ、ごめんなちゃい。』
(なんや、この娘...かわええなぁ。)
その時、悲鳴が聞こえる。
『ねぇ〜この声って?』
『正晴だ!』
俺らは悲鳴のした方へ向かった。
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『文知佳ちゃーんと一緒だね。ヌフフ。』
『はぁー、ちゃんと、他のみんなを探してよね。』
彼女らは食堂から出て、廊下を歩いている。
その時、悲鳴が聞こえた。
『...‼︎この声は。』
『正晴の声か、チェっ。』
『声のする方へ行くわよ。』
『雛ちゃんなら、行くのになぁ。』
『もしかしたら、雛も声のする方へ行くかもよ。』
『じゃあ、行く‼︎‼︎』
(ちょろいわね。)
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一方、図書室...
俺は図書室の階段の踊り場で倒れていた。まだ、下には鬼人がいる。
『来るな!』
あまり、声が出ない。そしたら、だんだんと息が薄くなっていく事に気づいた。
『あれ、息が...しづ...らい......』
俺は気を失ってしまった。
『グルル、オマエ、シヌ、サラバ。』鬼人が言う。
大正4年 12月29日 此れを記す........