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4story 恐怖の始まり
『うそ.......』
『マジか.........』
『一番の疑問は大正の日記だということ。』
『いや、そんなことより、殺人鬼だろ!正晴!』
『え、私たち、殺されちゃうの?』
『雛、大丈夫だ。この日記は大正に書かれた。つまり、殺人鬼はもういない。』
『それなら、いいけど.......』
『いや、いやいや、そんな館で寝たくねぇよ。』
刑事ガタガタ震える。
『刑事、まさか、怖いのか?』
『いや、べべべ別に、怖く無いし。』
『とりあえず、あの領主にこの部屋を掃除してもらうように聞いてみるか?』
『聞くの?ここの領主さん、ものすごく怪しかったけど...』
『大丈夫だ。みんなで一緒に行けばなるようになるさ。』
『じゃあ、領主の元へ行くか?』
5人は渡り廊下を通り、本館に入った。
彼らは知らない。これからが恐怖の始まりだと......
大正4年 12月8日 此れを記す....