1story 館
3日坊主の作者ですが、これだけは、これだけは、最後まで書き切りたいです。
かなり、忙しい身ですので、一つ一つが短めになると思います。それに、今回の作品はだいぶ、ミステリックになると思いますので、構想を考える時間が多いため、1ヶ月に1〜2回のペースで書ければ良いな〜と、思ってます。ぜひとも、感想の方も頂けたら、幸いです。よろしくお願いします。
最後に、この作品を楽しんでもらえたら、それで僕は嬉しいです。そして、じゃんじゃん、この作品を広げて下さい。
コツコツ......と大きな古時計が鳴る。一体、どのくらい寝ていたのか、分からない。ただ一つ、いえたことは、ここが僕たちが恐怖を味わった、"呪死の館"であることだけだった.....
〜5時間前〜
コツコツ......ゴーン。大きな古時計が鳴ったと同時に、僕たちは目が覚めた。
『おい、祭木、文知佳、雛、刑事、大丈夫か?』
『あぁー、大丈夫だ.....痛ててぇ。』
『祭木、ホンマ大丈夫か?』
『あぁ、刑事、ありがとう。』
刑事、祭木の手を掴む。
『ねぇ〜ここってどこなの?』
『分からない。ただ、一ついえることは僕たちは死んでない事だな。』
『えぇ〜正晴〜、わかんないの?』
『確かに、正晴の言う通りですね。』
『文知佳ねぇ〜ちゃん、そんなこわい顔しないで〜。』
『あのね、雛。もしかしたら、命狙われてるかもしれないのよ。』
雛、涙目になる。
『え、え。わたしたち、殺されるの?』
『あくまで、可能性の話だ。僕たちがこんな不気味な部屋に閉じ込められていて、何されるのか、分かったものではない。』
『確かにな。こんな恐ろしい部屋に俺ら5人やで。確実にヤバイよな。』
『刑事く〜ん、そんなこと言わないで。フラグが立っちゃう〜。』
『ん?"勃っちゃう"?』
『祭木くんのど変態!!!』
雛、祭木をビンタしようとする。
『ちょっ、ごめん、ごめん。マジで、本当にごめんっだって。』
『こいつ、やばいよな。』
正晴、文知佳、刑事、真顔で祭木を見る。
そんな時に、ドンドンドンドン、ガチャッとドアのノック音とドアが開く大きな音が聞こえた。
俺も含め、全員がビクッとしたはずだ。
『おや、目が覚めましたか?』
怪しい金髪髭男爵みたいなやつが来た。そこで、
俺はこう言った。
『あなたは、誰ですか?』
『これは失敬、我はこの"バンブランドフェッシェ"の館の3代目当主、アナザイドフェッシェで御座います。』
みんな、ポカーンと口を開けたまま、彼を見つめていた。
大正4年 11月29日、此れを記す........