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詩集  作者: 新村彩希
29/30

穴の空いた傘

涙色が私を連れていく

どうやら分からないようで胸が張り裂けそうだ

もっと近づかせてよ

もっと隣にいさせてよ

だけど それは出来ないと知った


降りしきる雨 濡れる前に

傘をあなたと一緒にさしたかった

もう 風邪を引いてしまいそうだ


待って 待ってよ置いていかないで

隣は違う人

去って 行ってしまうの未来は

変えたかった



涙色が私を引っ張っていく

あなたとの思い出さえも胸が張り裂けそうだ

やっぱり駄目なのね

やっぱり違うのね

もう 自分が悟るしかなかった


相当な快晴 子供たちの声が

幸せそうに響いていて

もう 泣くのを止められない


待って 待ってよ置いていかないで

隣は素敵な人

去って行ってしまうの未来は

居場所はない



待って 待ってよ置いていかないで

隣は素敵な人

去って 行ってしまうけれど

自分の足で

少しずつ歩こう

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