孤独潜水艦
もし 世界からわたしが消えたとしても
相変わらず明日は来るんだろう
愛 本当の言葉で気持ち伝えるのなら
今日だけでも生きる種になるから
違うと言い続けても 否
罪は存在する
耳を傾ければ ほら
水中の讃美歌が
今すぐ地球が終わると言うなら
少しくらい愛せるのかな
君を 僕を 無い未来を
小さな狭い心から
溺れても良い 苦しくても良い
懺悔を言わせて
もし ここから水雷を打ったとしても
誰も気づかないんだろう
多分 その方法でしか伝え方を知らないから
今日も明日も世界の癌だ
花は育つけれど 否
直に枯れてしまう
目を疑わずとも ほら
わたしを招いている
生きる皆は最初は可愛らしい
無垢な赤ん坊だったんだ
君も 僕も ありし未来も
酸素もないこの場所から
最初だから 最期だから
懺悔を言わせて
誰も 見つけられないこの艦を
静かに沈めて
今 独りになったわたしを
誰か見つけて
今すぐ世界が終わると言うなら
すべてを愛そう
君を 僕を 無い未来を
酸素もないこの場所から
溺れていく 消えていく
この身は
朽ち果てても妥当なら
潔く去ろう
君も 僕も 過去も未来も
小さな狭いこの艦から
生きたことの この世界の
懺悔を言わせて
孤独潜水艦