表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集  作者: 新村彩希
12/30

独り

虹が架かるのは雨が降って陽が射さなければできないんだ

花は水と土と光があって始めて育つんだ

それでも自己嫌悪してしまうんだ

私なんか要らないって思ってしまうけれど




何をやっても上手くいかないことばかりで

迷惑をかけて 謝って どうしたら良いのか分からなくて

助けを求めた船には上がらせてもらえたものの

仲間の冷ややかな視線に縮こまってしまう


ごめんなさい ごめんなさいと繰り返して

あなたに 手を差しのべてくれる人はいる?

それとも 軽蔑されて突き飛ばされる?

結局、世界に信じることの出来る人物は自分独りだけだけど



ここまで生きてこれたのは助けがあってのこと

信じられるのは自分だけでも 成長するのには他の人の「何か」があったからだ

それは 言葉であって 行動であって 協力であって

人と人は 何らかの形で繋がっている

まるで樹のように

葉と花と枝と幹は 役割も違うしいつか腐り落ちるが

樹という存在を作り上げることで 繋がっている


地球を樹に例えたら

地球を支える存在として 全人類と繋がっているのだ




独りでいい 信じなくていい 自身の人生の主人公は自分だ

道を進むのみ 回りなんて気にしなくていい

しかしその枝分かれした道を正しく進むのに

誰かの何かがあなたを導いたことを忘れるな

そしてあなたが誰かの道を

正しく導いたことを忘れるな




人は孤独であって 孤独ではないのだから



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ