「アルの頑張りとエアリアのイメージ」
「ハア、ハア、ハア」
「どうする? 休むか?」
「まだ……頑張れます! ハア」
「いや、休んだ方が良い」
「でも」「私が休んだほうがいいと判断したんだ。だから、休め」
「……分かりました」
うう、疲れたあ。
「しかし、僕はダメですね。全然頑張れてない」
「だが、10分は走ってる。前回の倍近くは頑張れているんだ。もっと自分を誇れ」
「まさか、エアリアさんにそう言われるとは……」
「私だって言うべきことは言うさ」
しばらくエアリアと沈黙の時間を過ごす。そして、エアリアから僕に話しかけてきた。
「なあ、アル一つ聞いていいか?」
「なんでしょう?」
「アルにとって私ってどんな印象だ?」
唐突に聞かれた為、話すのを躊躇ったが僕は率直なエアリアのイメージを告げる。
「まず、完璧と言いますか」「完璧?」
「一言で完結に済ますと、最強で最高で完璧すぎて誰にも手が届かない高嶺の花、戦の女神とでもいいましょうかええと」「もういい。そこまででいい」「はあ」
僕としては褒めちぎったつもりが、エアリアはあまり嬉しくなさそう。
「とりあえず、もう夜だな」「ですね」「明日も早い、宿に戻って寝るとしよう」「ですね!」
今日はエアリアから頑張ったと言ってもらえたし、こんな感じで雑談も出来たしいい日だ。だけど、僕は何かを悟っていた。いづれ、エアリアとも別れが来るんじゃないかと……。




