外へ!そして
外に出れる!
この生活から開放される!
外にでた時最初は久しぶりの太陽で目を瞑る。この太陽の光が外に出れたという実感をくれた。実に6年ぶりの太陽の光を体がもっと浴びたいと思ったのか手を広げた。
「外だァ!」
今出せる最大限の声で叫んだ。
そして目を開けるとそこに広がっていたのは光景は廃墟の研究所たちだった。
「なんだこれ」
6年経ったとはいえさすがにこうまでなるか?閉じ込められてから6年で研究所がたちまくり全て廃墟化するだろうか?
謎が深まった。
「とりあえずみんなを呼んでこよう!」
急ぎで町の人たちや大輔、ミカを呼びもう一回外に出る
「外ぉぉおおおお!」
「こりゃすごいなぁ」
「何があったんだろうねぇ」
みんなの反応は外に出れて喜ぶ人と外が一変してしまうことに戸惑う、考える人に別れた。
「なぁちょっとこの建物散策しねぇか?」
一人の大人が言った。
一部の二十代そこらの大人たちも賛成してその大人について行った。他の大人もみんな大丈夫だろうと思い見送った。
しかし建物に入って行って10分が経ったくらいだろうか突如大人たちが入っていった建物の一部が爆発しそこから腕が飛んで落ちてくる。
一瞬外にいた人達は理解が出来なかったしかし次の瞬間建物から2人の大人が出てきて1人が言った。
「お前らすぐに結界の中に逃げろ!俺らは出るべきじゃなかった!あんなのがいるなんて!」
次の瞬間銃声のような音がしてその大人が前に倒れる
外で待機してた人々は叫び声をあげながら結界の中に走って入っていく俺も逃げようとするその瞬間視界の端にうつったのは建物から出てくる胴体は縦に長く四足歩行でこちらに進んでくるロボットだった。
「はぁはぁはぁ」
息を切らしてみんな地べたに座るそして一人がきりだす。
「なぁ中で何があったんだ」
建物から出てきたもう一人の大人に聞いた。
「普通に中を見て回ってたんだ資料とかも置いてあったからそれも見てたらあるものを見つけたんだその後変なロボットに襲われたんだ」
「資料の内容を教えてくれるか?」
「あぁ」
その資料の内容は到底受け入れられるものではなかった。
ココはどうやらどこかの金持ちイカレ野郎が作った研究所らしく「人はいきなり閉じ込められたらどうなるか」の実験を行っていたらしいそしてその実験のために作られた町らしいそして俺らはその実験に作られたどこかの人のクローン人間記憶なども全て作られたものらしい、さらに漁ったらとある写真も見つけたらしいそれは....六年前商店街で発見した時のミカとその親が写った写真だった。
「そんな....俺らもこの町も作られたものだって言うのかよ.....」
みんな事実を聞き下を向くミカはどうしていいのかわからず周りをキョロキョロしている
そしてひとりが口を開く
「ねぇ私たちはこれからどうしたらいいの?」
誰も答えない、答えられない
そのまま沈黙がしばらく続く
「だったらさ!」沈黙を破ったのは大輔だった。
「なんか町の目標を作って自分達でそれを達成してく感じで生活しないか?」
つまり目標を作り達成し新しい目標を作って生活していこうぜという提案だった。
「それをして何になる!」
一人の大人が怒鳴る
「何にもならないけどこれからどうしたらいいかみんな分からないんだろ?だったらできることを決めてやっていけばいいんじゃないか?ほらゲームとかでもできるクエストからやって行くだろ?」
大輔の提案はよくわからんがなんにもしないよりはマシだろうと俺は手を挙げて賛成の意を示す。
「俺は賛成だ何もしないよりなんでもいいからなにかしていたい」
そして次々に大輔の意見に同意する人達が自分も同意だと手を上げるさっき怒鳴った大人も手を挙げてくれた。
「でも何目標にすんだ?」
大輔に聞く
「最初の目標は考えておいたから安心したまえ最初の目標は〜」
「脱出です!!」
全員驚愕するさっき外で酷い目にあったばかりだと言うのになぜそんなことを提案するのか
「まぁ正確にはミカちゃんを町の外いや....研究所の外に連れ出すこと理由は簡単ミカちゃんはここよりきっと外の社会の方が今後のためになると思うんだ」
少し自信なさげに大輔は言った多分反対されると思ったのだろうしかし結果は大賛成だった。理由?簡単だ六年間ミカがなんやかんや町の人達に関わり心の支えになっていたからに決まっている。俺もそうだミカがいなきゃ自殺していた。
「この六年間支えてくれた恩を返すぜ」と本人に言う人もいるくらいだ。
そして目標が決まりミカ脱出計画が始まる。
久しぶりに続き書いたので設定のブレは許してください