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487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う  作者: こすもすさんど
第五章 凍て付いた里のツンデレ狩人

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41話 魔物退治と薬草探し

 リザが感染症を患っていると判明した以上、彼女を宿屋に入れさせるわけにはいかない。他の利用客や宿屋の働き手に感染する恐れがあるからだ。

 やはり俺一人がリザを抱えて診療所に駆け込んで正解だった。

 あのまま馬車の中で寝かせていたら、他のみんなにも感染する恐れも……いや、潜伏期間などもあるなら既に感染している可能性もあるが、今のところ表面化していないだけかもしれない。


 現状どうするのかと言えば、医師(せんせい)の進言とご厚意によって、リザは診療所内の病室に隔離してもらうことになった。

 賢明な判断だろう、感染症ウイルスがどのタイミングで発生したのかは不明だが、知らずにリザを里で歩かせていたら、どれだけの人がインフェル熱に苦しまされることになるか。


 これでウイルスの拡散はとりあえず抑えられる。


 ベッドに寝かされて、はふはふこほこほと辛そうな過呼吸と咳を繰り返すリザを見下ろしながら、思案を並べ立てていく。


 次の問題は、インフェル熱の特効薬に必要なハイリング草の採取だ。


 具体的な色や形や特徴、匂いが分かれば採取することは可能だが……この寒気と大雪だ、土地勘の無い俺が一人で向かっても徒に時間を無駄にするだけだ。

 実物があれば、それを気配探知にトレーシングさせて、同じ物を探し当てることも出来るが、無い物ねだりをしても仕方ない、自力で何とかするしかない。


 それに……仮定の段階でしかないが、ヴァレリオ霊峰に潜む存在のこともある。


 天候を変えるほどの力を持った存在だ、生半な相手ではあるまい。まぁ魔物の強さがどれほどかは大した問題ないのだが。


 ヴァレリオ霊峰行きの依頼を発注してもらい、まずは霊峰に潜む何者かを排除する。

 これは特に問題無いだろう、なんか起きたらとりあえず力業で解決出来るから(転生者特有の脳筋思考)。


 その後でハイリング草の採取。

 これに関しては、土地勘を持ったピオンが必要不可欠だ、後続の案内をしている彼女を待つ他に無い。


「ゴホッゴホッ……ァ、ァャト、さん……」


 ふと、リザの弱々しい声が聞こえたので、近付き過ぎない程度に近付く。


「どうした、リザ?何か欲しいものがあるのか?」


「そ、その……ゲホッ、わた、わたしが、死んじゃったら……ごめんなさ、ゴホッ……」


 はぁん?

 何自分が死ぬ前提で物を言ってるんだ、そんなこと俺がさせるかよ。


「大丈夫だ、最悪リザが死んでも、俺がすぐに蘇らせてやるから」


 俺のオールリジェネレイションは最強なんだ……!融通が利かないのが玉に瑕だけど。


「……いっそ、一回死んでから……はふ、アヤトさんに蘇らせてもらう方が、ゲホッ……楽な気がしてきました……」


 こらこら、そんな気軽に「一回死ぬ」とか言うんじゃありません、普通は二回以上死ぬなんて出来ないんだからな。


「それは本当に最後の手段だ。仮にオールリジェネレイションで蘇っても、すぐにまたウイルスが感染して同じことになるだけだぞ?」


「それは……嫌で、ゲホッゴホッ……はふ、はふ……」


「だろう?俺に蘇らせてもらう前に、まず自分でちゃんと治しなさい」


「ふぁーぃ……はふん……」


 しょんぼりするリザ。しょんぼりするだけの元気はまだあるようだな。




 もうしばらく病室でリザに付き添っていると、里の出入り口付近にみんなの気配が過った。


「リザ、ちょっとみんなを迎えに行く。事態を説明しないとならないから、しばらくいい子にしているんだぞ」


「こ、子ども扱いしないでくださ、ゴホッ…………い」


「リアルな数字で三年は早いわ。何かあったら、俺のことを強く念じてくれ。すぐに駆け付けるから」


「はひ……」


 弱々しく頷くリザに微笑みかけてから、速歩きで病室を後にする。

 その辺にいた看護師さんにリザのことをお願いすると、俺は診療所を出る。


「あ……アヤト?」


 ドアを開けてすぐのところで、コートで厚着したピオンがドアを開けようとしていた。


「おっと、ピオンか。ちょうど良かった」


「えぇ、たった今到着したところよ。その、リザちゃんの容態は……」


「それは後で話すから、まずはみんなと合流させてくれ」


「分かったわ、こっちよ」


 ピオンの先導に従わなくても、馬車と言うかみんなの位置は探知しているけど、ここは従うとしよう。




 出入り口付近でみんなと合流して、雪を凌げる場所に移動してから、リザの容態についての事と、今後のことについて話す。


「インフェル熱、ですか……」


 レジーナが神妙な面持ちでそう呟いた。


「レジーナはどう言う病気なのか知っているのか?」


「はい、昔に一度患ってしまったことがありまして。ひどい高熱と寒気、全身の痛み、咳と鼻水のせいで生きた心地がしなかったものです。……姉上が言うには、意識が無いまま部屋を出ようとしていたとも」


 昔と言っても、多分十年くらい前のことだろうな。


「リザの容態については分かった。インフェル熱の特効薬には、そのハイリング草という薬草が必要なのだな」


 クインズが話を進めさせる。


「そうだ。昨夜にピオンが言っていた、ヴァレリオ霊峰の高地にしか自生していない植物だとも聞いている」


「けど、この大雪よ。雪が積もっている中で特定の薬草を見つけるなんて、簡単じゃないわ」


 ピオンは懸念点を挙げる。

 砂漠の中で米粒サイズのガラス片を見つけるよりは簡単だが、それでも困難なことに変わりない。

 俺がその実物を知っていれば、探知で一発で探し当てられるんだか、残念ながらそうはいかない。


 しかも、今のヴァレリオ霊峰には得体の知れない何かが潜んでおり、ソレと交戦する可能性も高い。


「そう。だからまずは、この大雪を発生させている根源……ヴァレリオ霊峰のどこかに潜んでいる何者かを討伐する。そいつさえ倒せば、気候は元に戻り、薬草探しも楽になるはずだ」


 どこかに潜んでいるのかは大した問題ではない、俺が探知すれば済む話だから。

 ここまでは俺が考えていたプランだ。

 しかし、そこでクロナが小さく挙手する。


「私自身は罹ったことは無いのですが……インフェル熱は本当に辛い病気です。いくら隔離しなくてはならないとは言え、リザさんを何もない病室に独りで置いておくのは、精神衛生的にも良くないでしょう」


「ふむ……リザに何かあってもすぐに対応出来るよう、最低一人は彼女のそばにいてやるべきか」


 診療所の方も、リザ一人に付きっきりというわけにもいかない。


「薬草探しに、魔物の討伐、リザちゃんに付いてあげる人……アヤト、どうするの?」


 このパーティの振り分けをどうするのかとエリンが訊いてくる。


「まず、ピオンは霊峰の方に来てくれ。土地勘と、ハイリング草の見分けが出来るのは君だけだ」


 これも考えていた通り、ピオンは必ずこっちに来てもらわなければならない。


「分かったわ。温暖期を前に、いきなりこんな真冬にされちゃこっちもたまらないからね」


 任せなさい、と力強く頷くピオン。心強い限りだ。

 最大戦力 (自称)の俺とピオンは確定として、誰をリザのそばにいさせてやるべきか。


 今回、リザの攻撃魔法による火力支援を受けられない。となると……


「……では、ここは私がリザさんに付きましょう」


 すると、レジーナが名乗り出てくれた。


「レジーナ?いや、レジーナが抜けると後衛がクロナ一人になってしまうが……」


「私の呪術が、その霊峰に潜む魔物にどれほど有効であるかは未知数です。不確定要素を、戦いながら手探りで確かめようとするよりは、今ある手数を固める方が堅実的と思ってのことです」


 うーん、その理屈は理解出来る……俺としては、まだ冒険者経験の浅いクインズに残ってもらおうと思ったんだが……


「アヤト様、ここはレジーナに残ってもらいましょう」


 クロナがその意見に賛成する。


「それに、インフェル熱の辛さを一番良く知っているのはレジーナです。リザさんが何をしてほしいか、レジーナなら汲み取ってくれるはずです」


 うーむ……同病相哀れむ、とは異なるが、その辛さを知っているからこそか。


「……分かった。レジーナ、リザを頼んだぞ」


「お任せくださいませ」


 こうなると、クロナの負担がさらに増してしまうな……俺が出来る限りフォローしなければ。


「話は纏まったようね。ギルドマスターと顔を合わせてもらうから、集会所まで来てもらえる?」


 話の終わりを見計らって、ピオンが声をかける。

 スプリングスの里の所属登録も兼ねてのことだ。

 ピオンの案内に従って、次は集会所へ向かう。




 集会所に入り、顔馴染みのピオンが受付嬢さんと二言三言言葉を交わし、受付嬢さんが一度カウンターの奥へ。

 少し待つと、カウンターの奥から、ギルドマスターと思しき若い男性がやって来た。


「えっと……フローリアンの英雄の、アヤト殿ですね?」


 パッと見の第一印象は、『冴えない青年』だった。

 ヨレヨレの着流しに、ボサついた黒髪、薄っすらと無精髭の生えた、身嗜みにあまり関心が無さそうな感じだ。

 キッチリ毅然としていた、アトランティカのエリックマスターとは対照的だな。


「お初にお目にかかります。フローリアンの町から観光に来た、アヤトと申します」


 代表として俺が一礼してみせる。


「あぁ、初めまして。冒険者ギルド・スプリングス支部、ギルドマスターの『ジョンソン』です」


 ペコペコと低頭平身になるジョンソンマスター。

 何だかこれまでに見たことのないタイプのギルドマスターだが……こう言う気弱そうなのに限ってめちゃくちゃ有能って言うのはよくある話だ。


「そこの彼女……ピオンから話は聞いていると思いますが、この突然の異常気象の原因が、ヴァレリオ霊峰に潜んでいるかもしれない……と言うのが、俺達が立てている仮説です」


 やはりこれまでと同じだな、環境を歪めるほどの強大な力を持った存在が、この地を悪いものにしようとしている。


「霊峰の様子がおかしい、とピオンから報告を受けた時点で、調査隊を向かわせましたが……本来なら、今日の昼頃には帰還しているはずですが、まだ誰も帰還していません」


 この大雪で調査に手間取っているだけならいいのですが、とジョンソンマスターは顔に憂いを帯びさせる。


「ジョンソンマスター、私情を挟んで申し訳無いのですが、俺の仲間の一人がインフェル熱を発症してしまいました。医師の話を聞いたところ、インフェル熱の特効薬にはヴァレリオ霊峰の高地にしか自生していない、ハイリング草と言う薬草が必要らしいのです」


「インフェル熱?……そうか、この低気温でウイルスが発生してしまったのか」


 ジョンソンマスターもすぐに思い当たったように是正する。


「懸念は承知しています。なので、ここは俺達のパーティが霊峰に向かい、霊峰に潜む何者かの討滅、及びハイリング草の採集……つまり、ヴァレリオ霊峰への入山許可をいただきたいのです」


 とは言えこの大雪だ、ひょっとすると閉山が必要になるかもしれないが……そうなったら俺が一人でこっそり霊峰に入って、事の元凶を排除するだけだ。


「調査隊の帰還は待てません。明日の明朝すぐにでも出立するつもりです」


 調査隊を送り込んだジョンソンマスターには悪いが、当の調査隊が全滅している可能性も否めないのだ。全滅しているかもしれない調査隊の帰還を待っていては、その間にリザの症状が重症化するかもしれない。


「承知しました。アヤト殿達の、ヴァレリオ霊峰への入山を許可します」


 ジョンソンマスターは居住まいを正して。


「ギルドマスターとして、アヤト殿に依頼します。ヴァレリオ霊峰の異変調査、及び可能であれば異変解決、並びに、ハイリング草を可能な限り採集してください」


 リザと言う発症者が確認された今、恐らくこれからインフェル熱を発症する人が増えるだろう。故にハイリング草の採集も依頼の一部にねじ込んだのだ。


「依頼、承りました」


 とは言え今はもう日が暮れているので、また明日の明朝に出立だ。




 ジョンソンマスターのご厚意により、自宅に帰宅するピオンを除いた俺達は集会所の客室で一晩を過ごすことになった。

 さて、明日に備えて今日は早く寝る……と言いたいが、診療所がまだ開いている内に、リザの見舞いに行かなくては。


 集会所から診療所へ移動し、ついさっきに顔を合わせた受付の看護師さんに、リザのいる病室に立ち入らせてもらう。


 ノックしてもしもーししてから。


「リザ、アヤトだ。入るぞ」


 反応は無いが、入室。

 いくらなんでも、『いきなり入ったら着替え中でラッキースケベ』はさすがに無かった。


「リザ?」


 そろりとベッドに近付いて、リザの様子を確かめる。


挿絵(By みてみん)


「すふ……すふ……んん……はふ……ぅん……」


 うんうんと苦しそうに唸っているが、どうやら眠っているらしい。

 熱が出ている時に見ている夢は、支離滅裂で逆に寝苦しいことが多いとは言え、眠っているところを無理矢理起こす必要もない。


 看護師さんに礼を言ってから、静かに退室する。


 受付の方には、明日の朝にリザの看病に仲間の一人 (レジーナ)が来ることを伝えてから、閉所間近の診療所を後にした。




 集会所の客室に戻って来ると、最初にエリンが駆け寄って来た。


「アヤト、リザちゃんの容態はどうだった?」


「まだだいぶ苦しそうだったが、とりあえずは眠っていた。一応、リザに何かあった時は診療所の方で対応はしてくれるそうだが……不安は不安だな」


 俺が徹夜でリザの看病をすることも考えはしたが、さすがにそこまでは診療所の方も許可してくれなかった。

 ただでさえ無茶を押し通してくれたのだ、これ以上余計な迷惑をかけるわけにはいかないので、引き下がるしかない。


「早く、ハイリング草を採集して特効薬を用意しなければな……」


 クインズも神妙な面持ちになって頷く。


「ハイリング草の採集の前に、霊峰の魔物の討伐もするとなると、長丁場になりますね」


 クロナは明日の目標を再確認する。


 まずは霊峰に赴いたら、事の元凶を排除。

 その後でハイリング草探しだ。可能な限り採集してほしいとジョンソンマスターは言っていたが、リザの容態もあるので長居は出来ない。

 そのハイリング草も、俺が一度実物を記憶すれば以降は探しまくれるのだが、実物を入手するまでは、土地勘のあるピオンに頼らなければならないので、ままならない。


「レジーナ、明日はリザのことを頼んだぞ」


「えぇ、リザさんは私が守ります」


 明日はレジーナがリザに付きっきりでいてくれるから、もしリザが急に病室を飛び出しそうになっても大丈夫だ。


「よし、それじゃぁ明日に備えて、今日は早く寝るとしようか」


 おやすみなさい。






 グッドモーニングおはようご……


「……さっぶ」


 いい感じに熟睡出来たので、むくりと起き上がると途端に寒気(かんき)が襲って来た。

 慌てて毛布を手に取って身体を包んで、周りを確認。


 まだみんな寝ているようだな。


 カーテンを開けてみると、雪雲で曇っているが、そろそろ夜明けを迎える頃合いだ。

 耳を澄ますと、客室の外から生活音が聞こえてくる。

 ギルドの朝は早いな。

 さて、朝食も用意してくれているだろうし、身支度を済ませたらみんなを起こすとしよう。

 まだみんなが寝ている内に着替えて顔を洗い、出立準備を整える。


「ん……アヤト、様……?」


 ふと、ガサゴソする音に気付いたか、クロナが起きてきた。


「あぁ、おはようクロナ。よく眠れたか?」


「はい。……皆さんはまだ眠っているようですね」


 エリン、レジーナ、クインズはまだすやすやと寝息を立てている。

 それを確認してから、クロナは「こちらへ」と手招きしてきた。


「ん?」


 招かれるままにクロナに近付くと、




「はむ、ん……ちゅっ……ゅっ、んぅっ……ぇろっ、はぁっ……ん、ふぅっ……」




 朝からキスされまくった。


「ぷはっ……ふぅ……」


「……朝からすんごいことをしてくれるな」


「ふふっ……積極的な女はお嫌いですか?」


「はっはっはっ、むしろ歓迎するよ」


 普段はお淑やかなのに、いざ"女"になると意外と肉食だな。 


「"続き"をしたいところだが……それはお預けだな」


「えぇ、いずれまた、ということで……♪」


 名残惜しさはあるが、みんながいる手前でコトをするのはさすがにな。




 みんなを起こして出立準備を整えた後は、ギルドが提供してくれた朝食をいただく。

 食事を終えたら、ジョンソンマスターと、集会所に来ていたピオンと合流し、レジーナは診療所が開くまでここで待ってもらう。


「おはようございます、アヤト殿。昨夜は随分冷え込みましたが、よく眠れたようですね」


「はい。体調は万全ですので、すぐにでも出立出来ます」


 意外に思うかもしれないが、人間は眠る時、暖かくするよりも逆に少し肌寒い方が熟睡出来るのだ。

 寝起き直後は体感温度が下がっているのと同じ仕組みで、特に手足などの末端を冷やすと眠りが深くなりやすい。

 とは言え、ある程度の体温は確保していないと体調を崩してしまうので、必ずしも冷やせば良いというものでもないのだが。


「それは良かったです。……余計な世話かもしれませんが、この大雪での霊峰は極めて危険な場所です。本来なら閉山すべきなのでしょうけど、フローリアンの英雄ならば、この里の窮地を打ち破ってくれると、期待します」


 期待してくれちゃってまぁ。

 

「英雄扱いは正直勘弁してほしいものですが……一冒険者として、出来ることと、望むことをするまでです」


 やることやったらさっさと帰還しよう。

 で、リザが快復したら、鍛冶屋に俺専用の武器を発注して、あとは温泉に浸かりながら食っちゃ寝しまくったる。

 観光先でこんな面倒事に巻き込まれたんだ、このくらいのぐうたらは許されてしかるべき。


 最後に、ジョンソンマスターの視線がピオンに向けられる。


「ピオン、アヤト殿達を頼むよ」


「任せてください」


 ピオン が仲間になった!

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― 新着の感想 ―
[一言] 朝からまさかの展開よ(意味深 果たして雪国化の原因は(`・ω・´)
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