夢七夜
それは、夢か現か。
何ない休日に訪れた喫茶店で、開いたカバンには見知らぬ本が一冊入っていた。
タイトルは『夢』。
普段ならおかしいと分かるはずなのに、今日の自分はどこか気分が良い。湧き上がる衝動のまま、その真っ白な背表紙を私はめくってしまう。
そこには、七人の主人公が一週間かけて送る、どこか奇妙な物語が記されていたのだった。
※8月21日、日刊ランキング5位ありがとうございました!
※各話読み切りです。
※四話目だけ痛々しい表情があるのでご注意ください。
※一週間毎夜更新していました。
8月10〜16日(午前一時) → 一話から七話
16日夕方 → エピローグ(完結)