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プロローグ

今年も4月から新連載開始です!

今回は完全オリジナル……かもしれませんし私のキャラクタープロジェクトと関わるかもしれません!

現時点では未定ですが始まります!

「あーあ……今日の合コンも誰も俺のこと気にも留めてくれなかったな……」


 俺、上野龍は大学1年生。恋に恵まれない俺を憐れに思った友達が合コンをセッティングしてくれるのだが、これまで5戦5敗。


 合コンともなれば俺以外にも友達含めた男子が連れてこられるのだが、皆その連れてこられた男子に夢中で俺のことは見向きもしてくれない。


 これまで小学生、中学生、高校生と、女運はまるでない。


 告白しても、撃沈。


 その後、告白した相手が彼氏を作ってる。


 恋したい。


 最近のアニメで「水川青天プロジェクト Animation!」というアニメが始まったが、いつにも増してイチャラブしていてとても見てられない。


 他のアニメも恋愛要素はあったりするが、まだなんとか見てられた。だがあのアニメはダメだ。


 バカップル過ぎる。


 何あのクール男とお嬢様。それに幼馴染みと来た。


 俺の幼馴染みは男子しかいない。女子に縁がなかったからな!


 幼馴染み同士の恋愛なんて夢物語だろ!


 そんな自分の恋愛できない怒りを他にぶつけつつ、暗い夜道を帰っていた。


 時刻は午前1時。


 幸い終電には間に合い、マンションの最寄り駅を降り帰り道を歩く。


 明日も大学だってのに……明日居眠りしないか心配だ。


 そんな考え事をしていた時、俺は油断していた。


 俺は赤信号に気づかずそのまま横断歩道を渡ってしまっていたのだ。


 気づいた時には遅かった。


 飲酒運転と思しき蛇行車がこちらに猛スピードで向かってくる。


 間に合わない!


 その時地面に魔法陣のような光が上がる。


 そして目の前が真っ暗になる。


 そこから俺の記憶はない。


 車に轢かれて死んだのか?


 でも意識はあるぞ?









「目が覚めました?」









 そこは見知らぬ天井。


 豪華そうなベッドだ。


 俺は飲酒運転の車に轢かれてしまったのではないか?


「何とか……何とか間に合いました!」


 目の前にとびきりの美少女の顔が映る。


「あれ……俺は死んだのか? 天使のような女の子がいるぞ?」


 猛スピードで迫り来る蛇行車。きっと轢かれたんだ。天使のような美少女がいるし。


「死んでませんよ! あなたはあの鉄の塊に轢かれる寸前に私に"この世界に召喚されたんです!"」


「召喚された……?」


 何かわけのわからないことを言ってる。よく見たら金髪碧眼だし、この子は日本語がわかるのか?


 身体を起こしてみる。特に異常はない。痛みもない。


「上野さん、はじめまして! 私はシーラ・セイクライズです!」


 シーラと名乗る美少女。


 全身をよく見たらウエストは細いのに胸だけすごい大きい。


 多分100cmを超えてる。つい胸に目が行く。


「あれ? 私の胸に何かついてます……?」


「それは大丈夫」


 純粋すぎる。


「それはさておき! 今この国には危機が迫っています!」


 あれか。魔王か。どこぞの国民的RPGとかでよくあるやつだ。


「あれだろ? 魔王だろ? それを俺に倒せと」


「違いますよー!」


 あれ? もしかしてこれって国同士の戦争に巻き込まれるやつじゃ……


「私はいつか男性を娶らなければならないのですが、なかなか相応しい男性がいらっしゃらなくて……異世界に活路を求めようとしたのです!」


 何かめちゃくちゃなこと言ってる。電波かよ。


「そして、私に相応しい男性があなた、上野龍さんしかいないと確信したのです!」


「はぁー!? そんな理由で俺のことを召喚したのかよ!」


「安心してください、あなたの身の回りのことはすべて私がしてあげますし、私はあなたにすべてを捧げる覚悟なんですよ……わかってくれます……?」


 その後の話は初対面のはずの俺に自分の恋人になってほしいみたいな話が続いた。


 そして、俺はまだこの時は知らなかった。










 この聖女が、とんだヤンデレ聖女だったってことを……

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