表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙女ゲームの攻略キャラだけど許嫁を愛でたい。  作者: 籠の中のうさぎ
喪女にヒロインは荷が重すぎない?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/99

=ある女の勉強成果=

昨日は珍しく投稿できなかった(´・ω・`)

私はいちばんはじめの授業の時にマティアスに指摘された通り魔法理論の基礎をわかっていなかった。テオに教えて貰ってはいたが、1度目の定期試験では散々なできだったのだが、今回の2度目の定期試験ではなんとクラスのトップグループに齧り付いていけるほどにまで成績が大幅に良くなっていた。


まさかこれは、ギデオン効果……!?

あの図書室での会合以降、テオを交えてではあるが度々ギデオンに勉強を教えて貰っていたのだ。分厚い魔法理論の本をいつも読んでいるギデオンは大変頭が良く、また教えなれているのか非常に丁寧でわかりやすくしかも根気強く教えてくれた。

「今回の試験結果は随分と成績を伸ばしましたね。」

「マティアス先輩!そうなんですよ、勉強の成果ってやつですよ。」

初回の授業からマティアスは何かと気にかけてくれて、授業中にわからないことがあればこっそり教えてくれたりしてくれるのだ。前回のボロボロのテスト結果が帰った来た時は初回の授業よろしくぷんすこ怒られた。マティアス先輩まじお母さん……。

でも今回のテスト結果はどうやらマティアスのお気に召したようで、普段より幾分か柔らかい笑顔を浮かべている。

「よくできましたね。素晴らしいです。」

不意にマティアスの男にしては薄い手で頭をぽんぽんと撫でられる。

「!?ま、マティアス先輩!!?」

予想外な行動に思わず顔を赤くして慌てる私を尻目にマティアスはくすくすと笑ってよりいっそう優しく撫で始めた。

「私が褒めるのがそんなにおかしいですか?」

違うそこじゃない。撫でてるのに驚いてるんです。

「私だってよく頑張った人を褒めることくらいありますよ。それにしても、最初はあんなにボロボロだったのによくここまで成績をあげてきましたね。大変だったでしょう?」

止まりそうになる思考と言語中枢をなんとか動かす。

「そ、そりゃ素敵な先生達がついてますから!もう二度とあんなひどい点数取れませんよ!!」

「!……そうですか、本当にあなたは頑張り屋さんですね。」

「マティアス先輩ほどではないですよ。」

だんだん撫でてくれる手が気持ちよくなってきて自然な笑みでそう言ったらその撫でてくれていた手がピタリと止まった。不思議に思いマティアスの顔を見上げて見るといつも涼し気な顔がうっすら赤く染まっており、私を撫でていない方の手を口元に当て顔を隠そうとしている。


あれ、これイベントじゃない???


マティアスはこのゲームの中の立ち位置として勉強のできるキャラとして出現するのだが、その実ほかの攻略キャラとは違い凡庸な男なのだ。

国の宰相という天才的な男を父に持つマティアスは、常に自分を律しストイックなまでに父の背中を追いかけ続ける努力の人なのだ。

しかし、それを決して人には見られまいと隠し続けていたのだがヒロインが一生懸命努力姿を自分と重ね、さらにヒロインに自分の努力を見つけてもらい認めてもらい、思わずヒロインに恋に落ちる。何も考えずにマティアスと話してたけどまさに今その状況じゃない???

「誰かに、努力を認めてもらえるというのは、予想以上に嬉しいものですね。」

ほらーーー!!!絶対そうでしょ!!自惚れるわけじゃないけどさ!?状況とマティアス先輩の反応見たらこれ絶対ヒロインにフォーリンラブしてない!!?!?

「……あなたは、すごいですね。たった一言で、こんなにも私に喜びをくれる。」

「あ、う……。」

やめてっ!!やめてーーー!!!私はテオ一筋なのにこんな至近距離でそんな甘さを含んだイケメンフェイスで微笑まないでぇぇええ!!

イケメンの笑顔は心臓に痛いし、テオのことを想うと申し訳ないし、何より惚れられても私の目にはテオしか映ってないから!!罪悪感半端ないから!!!

でも照れるイケメンは尊いっっ!!!

しかもいつもはすぐに割って入って連れ出してくれるテオが来ない!絶対またどこかで拗ねてるよ!

「あ、あの、マティアス先輩。私従者を待たせてるので……。」


「ミシェリア!こんなところにいたのか!!」

不意に教室の入口から響く凛としたオーラのあるイケメンボイス。

「り、リーンハルト先輩!?」

「リーンハルト?」

そう、あのキラキラ王子ことリーンハルトがいつものキラキラエフェクトを纏って教室の入口にたっているのだ。余談だがキラキラ王子はジル君が命名した。

「おや?マティアスはミシェリアと同じ講義をとっていたのか。」

「え、ええ。リーンハルトは何故彼女のことを?」

「ああ、ミシェリアとは友人・・でね、よく相談を受けるうちに仲良くなったんだ。」

「、友人、ですか…。」

何故かマティアス先輩とリーンハルト先輩が火花を散らして睨み合っている。どういう状況!!?

私は完璧蚊帳の外なんだけど、真剣な顔をしたイケメンかっこいい。テオが一番だけどねっ!!

「それで、リーンハルトは一体ミシェリアになんの用なんですか?」

「ああ、そうだ。一応マティアスにも関係あることだからここで言おう。ミシェリア、生徒会に入らないか?」


「……はい!!?」

何故かマティアスイベント中に、先輩組の中でいちばん好感度の高いキャラから生徒会に誘われるイベントが発生しました。しかもリーンハルトルートのようです。

五十話目だった!!

ここまで連載を続けられたのも読者の皆様のおかげです。

評価をしてくださった方、いつも感想を書いてくださる方、ブックマークをしてくださった方々、いつも皆様に励まされています。本当にありがとうございます。

今後ともうさぎと乙女ゲーム((以下略 をよろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ