表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙女ゲームの攻略キャラだけど許嫁を愛でたい。  作者: 籠の中のうさぎ
乙女ゲームの攻略キャラに転生しました。
17/99

ペアになりました。

俺とアイリーンが占星学の教室について2人で席に座った時、俺は教科書が増えていることに気がついた。

確認してみるとミシェリア・アールの名前が書いてある。おそらく先ほどヒロインを助けた後間違って持ってきてしまったのだろう。

面倒臭いが教科書がなければ困ることになるので届けに行ったほうがいいだろうな。

そう思い立ち上がって教室前方にいるオレンジ頭に近付いていく。


「ミシェリア・アール。お前の教科書だろう?」

「あ、ああっ!ありがとうございます!助かりました!」

吃るのはこいつの標準装備らしい。何はともあれ無事渡せたのでアイリーンの元に帰ろうとした時、大きな音を立て教室の扉を開けた教師が入室してくる。


「御機嫌よう!!占星学という素晴らしき学問を選択した同志たちよ!!!私は君たちの教師であり、また同士でもあるアノーイ・ラーラレンである!!!ふむ、皆の者着席したまえ!」

呆気に取られているすきに教授の魔法により俺の身体はそばにある椅子、つまりヒロインの隣に縫い付けられた。しかも全然動けねぇ!!

「今日は今君たちの隣に座っている同士たちと占星学はなんぞやということを語り合ってもらう!」

おい待て、俺はアイリーンとペアになりたいんだよ。何でヒロインなんだっっっ!!!


脳裏に先ほどの涙を流していたアイリーンの姿がよぎり、思わず自分でも眉間に皺が寄っていくのがわかった。隣のヒロインからは小さく悲鳴が上がる。失礼なやつだ。


「さあ!お互いの占星学に対するパッションをぶつけ合ってくれたまえ!!!」


やっと動けるようになってアイリーンの方を見ると、既に他の男子生徒とペアを組んでいた。

おい貴様、デレデレ鼻の下を伸ばすんじゃない。

「あ、あの、話し合い、しません、か?」

ヒロインがビクビクしながら話しかけてくる。

……ここまで怯えられると逆にかわいそうな気持ちになってくる。

俺は始終不機嫌な顔で見知らぬ男子生徒を睨みつけながらビクビク話をするヒロインに耳を傾ける。俺?パッションも何もあるわけがないだろ。



講義が終わってすぐアイリーンを例の空き教室に連れ込んで抱きしめた。酷いとか女ったらしとか暴言を吐くくせに俺の腰に回した手を緩めることのない彼女をぎゅっと抱き締めてごめんと繰り返すのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ