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9月分


9月2日


学校だった。


なんか皆がいやに優しかった。


何だろう?


澪(幼馴染み)と久しぶりに話した。


湊が睨んでくる。


どこに居るか分からないけど睨んでるのが分かるようになった。


愛ゆえだ…。



9月3日


暇。


学校行きたい。


手首がもう赤くなってきてる。


痛い。


湊。


大丈夫だよ。


湊が心配するようなことしてないから。


手錠を外して。


お願い。



9月5日


記念日だ。


手首を鎖に繋がれた状態のまま犯された。


ずっと、オレのもんだって耳元でずっと呟いてる。


何だか、愛おしい。


嫉妬した子供のようで可愛い。


大丈夫。


ウチも他の奴は眼中なしだよ?



9月10日


学校を止めることになった。


全部、湊のせい。


だからね?


責任とって、ずっとウチの近くにいてよ。


湊はもう、昔の湊じゃないの?


妄想に取り付かれたただの廃人?


ウチがずっと面倒みてあげるからダイジョブだけど。




9月21日


気持ち悪い。


悪阻ってこんなに辛いんだ。


湊に相談したら、何とかしてくれるって。


ウチを襲う苦しみを全て排除してくれるって。


行き過ぎだけど優しい。


やっぱり湊は湊だ。


ずっと好き。



9月30日


息ができなくて苦しいし、お腹も胸も痛い。


ジンジンして最悪。


湊の馬鹿。


ウチはこんなの望んでなかった。


普通に暮らしたかった。


赤ちゃん産みたかった。


生理的なものか感情的なものか分からなかったけど頬を熱いものが伝っているのだけは分かった。


湊。


大好きだった。



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