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いい加減にしてくれ、ダンジョン!  作者: 景浦良野
5章
106/112

5-41 MTG始めるぞ

今回ちょっと短いです

 一掃されたそばから、土塊どもは再生を始めた。

 どころか、触手の先端から新しい個体が生まれてくる。

 元を絶たなきゃジリ貧なのは変わらないか……!


「うお、あいつらめっちゃキモいっすね……」

「無限に生まれているのだろうか。本体を叩かなければ、という事かな」

「いや、あれはたぶん、城の瓦礫とか食ってエネルギーにしてるっぽい。だからこうして押さえてる限りいつかはガス欠起こすだろうけど……待ってられねえよなそんなん」

「うーん……まっ、何とかなるっすよ!」


 陽花が差し出してきた手を握り、立ち上がる。

 小さな手だが、今はとても頼もしい。

 腹に穴を開けられてても頑張れる気がしてきた。


「ああ、何とかなるよな、俺達なら」


 根拠のない虚勢でしかないが、それでも俺にとっては真実だ。

 今なら、負ける気がしない。

 アクア・ネビュラを手の中に呼び出し、土塊目掛けて投擲した。それを合図に真琴が飛び出し、陽花の矢が小型の竜巻を伴って連射される。

 俺の投げた槍が道を拓いていく後を追うように駆ける真琴の、大きく振り回す大剣が生き残った土塊を塵に返していく。

 俺も跳躍し、手の中に武器を再出現させた。上から土塊の頭を踏みつけ、それを足場にして目の前の奴の頭を蹴り砕く。

 乗ったままで下段を斬り払って胴を薙いでから、周囲の水分を集めて高速の渦に変え、一掃してやった。

 力の使い方は直感で湧いてくる。これが、本来のウンディーネの力なんだろうか。

 近くに水場があればまさに無双なんだが、そうはいかないのでなんとかできる範囲の力を使っているのだ。

 それでも、自分で信じられないほどの健闘ができている。

 あいつ、ぐーたらで馬鹿っぽいけど実際すげえ奴だったんだな。

 陽花達もあらかた掃討し終えたらしいので、次は元を断つべく触手を破壊しに向かう。

 だが、


『オォォォォォォォン!!!!』

『ぬう……! 主よ、我らではこれ以上抑えきれませぬ!』

「おい、マジか!?」


 ジズが頭の中に叫んだ瞬間、拘束をぶち切ったモンスターがめちゃくちゃに暴れ出した。

 その衝撃で俺達は吹き飛ばされ、ジズ達も振り払われてしまう。

 落下しかけた俺を、陽花がキャッチして飛び上がる。

 モンスターは怒り狂っているのか、四方八方に泥を吐いている。泥は、触れた物を溶かす能力があるらしい。絶対に触りたくないな、と背筋がゾッとした。

 ジズ達は振り解かれた後も果敢に攻撃を仕掛けているが、モンスターの激しい反撃に遭ってなかなか近付けないでいる。

 だが、そのおかげで攻撃は上に集中している。足元がお留守状態だ。

 陽花に言って地面に下ろしてもらう。


「よし、2人とも集合!」

「もうしてるっすよ」

「陽花、茶々を入れない。それで、今回はどうするんですか?」


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