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素直

作者: 青葉 照幸


嘘をつくのにも限界がある。


いや、そもそも嘘に許容範囲なんてないのだ。


自分の意思決定を貫くためには、


他人のそれを否定する結果になる必要がある。


何かを選ぶということは、何かを選ばないということだから。


それが専門家のそれならば、もっと酷い思いをさせるかも知れない。


最先端と社会的に認知されている人を


あっさりと否定して超える結果を出してしまう。


嘘を使って有耶無耶にしてしまえば、


自分の思考が守れなくなる。


100人が有り得ないと捨て去った方法で、


100人よりも優れた結果を出す。


行き着く先は絶対王政しかない。


僕にとっての肯定とは、誰かにとっての否定であり、


僕は独壇場の世界でしか生きられない。


誰かの意見を取り入れるのではなく、


譲歩によって他人が納得するように妥協を優先するのならば、


そこに僕はもう居ない。


自分を守る為に、


誰かの何かを否定する。


これが、たったそれだけの事が


こんなにも辛い。


自分を、他人よりも優先させることが、


こんなにも難しい。


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