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プロローグ

かつて、この世界には言葉をもつ十二種の生物がいた。

一つは人間

一つはエルフ

一つはドワーフ

一つは人魚

一つは吸血鬼

一つは精霊

一つは獣人

一つは巨人

一つは小人

一つは龍族

一つは神族

一つは魔族

そして、神族が世に光を与え、魔族が世に闇を与え、精霊が火、水、土、木、金を創った。

 巨人が大地を創り、龍族が天を創り、人魚が海を創り、吸血鬼が夜を支配した。

 エルフが作物を創り、獣人が言葉を持たない獣を創った。

 ドワーフが建材を創り、小人が建物を創り、人間が富を築いた。

そんな個々の役割を持ち、お互いの種族同士協力していたある日___それは起きた。

 大きな、大きな地震が。その世界には知性をもつ種族はたったの12種だけそれ以外の種族は食料として創られたものしかいない。

 そこにいた生物たちはただただ驚いた。その時世界に亀裂が走った。 

 生物たちが混乱している最中ひとつの種だけは平然とそしてたんたんとあることを行っていた。他の種は今起きている現状で精一杯だった。だからその種の行いに気がつけなかった。それがこれ以上に大災厄を招くとも知らずに...。 

「時は、満ちた。」

ある種が呟くが、ほかの種は気がつくことができなかった。

 だが一つの種がやっと其の異変に気づく。

「おい、魔族たちよ。何をしている!」

神族たちが魔族たちの行いに気づくとほかの種も異変にきがついた。

「やっと気づいたか。だが、もう遅い!」

すると、その場所がただただ闇に覆われた。

「くっ、だが私たちは光を創る。甘いぞ!」

だが、神族たちの力は発生されなかった。

「なっ!」

「甘いのはそちらだ!私たちがなんの対策もしていないと思ってたのか。」

「くそっ。」

神族は力を発生させるのを止めて、魔族の狙いを考えることに専念した。

「ふっ、魔族よ。私たちは夜を支配する・・・。つまり、闇は私たちにとってお前らの昼のようなもの!」

そう吸血鬼がいうが、予想していたように魔族が吸血鬼たちに近づき、耳打ちした。

 吸血鬼が小声で本当か?と聞くと、魔族は頷いた。

 すると、吸血鬼はその矛先を魔族以外の種族に向けた。

「な、」

どこかの種族が絶句した。

「私たちはただ富を築いてきたわけではない!」

人間が今までに造っていた電気を使い少しだけ闇を晴らした。

「これは予想できなかったな。だが、」

魔族はそこにいた獣たちに闇の力を与えた。そして、魔獣が生まれた。

 その魔獣たちは吸血鬼、魔族以外の種族に牙を向けた。

「おお、おお!」

巨人族が大地の力で魔獣たちを打ち払った。

「では、私たちも!」

神族も獣たちに光の力を与えた。そして、聖獣が生まれた。

 聖獣たちも魔獣たちに攻撃するが、闇が世界を覆う中では本来の力が発揮できなかった。

 精霊たちが対抗するためエルフに木、巨人に土、人魚に水、ドワーフに金、獣人に火の力を与えた。龍族には一つ一つ適応する属性を与えた。

 小人族は人間と協力して電球を大量生産した。

「くくく、ふはははははは!お前たちへの攻撃はただの手段に過ぎない。」

「何?」

神族が魔族に問いかける。

「我々は我々だけの世界を創る、そのためにこの世界に亀裂を生じる必要があったのだよ。」

其の言葉に神族が周りを見渡すと空には亀裂が走っていた。

「だが別世界を創るには我々だけの力では到底できない。最低でも我々を含む三種族の力が必要だ。そして吸血鬼、魔族、もう一つの種族はその種族の中でも力を持っているものなら一人でもよかった。感謝するよ。ルシフェルいや、サタン!」

そこには神族であったはずのルシフェルの姿があった。

「な、」

それを見た神族は絶句した。

「時はきた!さらばだ十種族の者たちよ!」

魔族、吸血鬼、魔獣そして魔族となり名を改めた堕天使ルシフェルは闇に包まれた世界に消えた。だが、魔獣の一部はその世界に残ってしまった。

 他の種族は唖然とした。精霊はこのような裏切りがいつあるともわからないから魔族が別世界を創ったおかげでゆるんだ別世界を創るゲートをつかいまた、別の世界を創った。

 神族たちも聖獣を連れて別世界を創った。別世界に入る前に人間に十二の星の力を与えた。

 他の種族は謎の大地震でできた三つの大陸にわかれて棲むことにした。

 龍族は天高く飛び雲の上に棲家を創ったり、世界各地に棲家を創った。

 一つの大陸に人間が棲み一つの大陸にドワーフ、エルフ、獣人が棲み、一つの大陸に小人族、巨人族が棲み、人魚が海や大陸以外の島々に棲んだ。

 そして、なるべく他の種族に関わりを持たないという条約を作った。


それから、人間たちは一つの大陸に十二の星の名を持つ大きな国を創り、それらの国の周りに小さな国々を創った。その大陸の周りにある小さな島に移り住む人間もいた。

 そして人間たちの星暦が始まった。


時は進み星暦2564年小さな島国から船を使い大陸に行く少年少女たちの姿がここにあった。








 



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