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NPC77

ブックマーク、評価、感想、誤字指摘、文体に対する指摘、読みづらい漢字に対する指摘本当にありがとうございます。

なんか、嬉しくて泣きそうです。

今回も文字数少ないけどもっと頑張りますね。

 当然落ち着くことなんか出来なかったから、ミネルたちを埋葬した。

 放っておけば魔物に食い散らかされるからな。

 だが、だからといって俺の気持ちが晴れるわけじゃない。

 むしろ、俺の脳髄は沸騰していた。

 そして、遠くから聞こえる足音に俺は歓喜した。

 間違いなく魔物の集団だ。

 複数の思い足音。

 本来なら死を覚悟してもおかしくないんだろう。

 だが、今の俺にあるのは強烈な怒りと、それを上回るほどの殺意だ。

 それは怒りを一周させて上で冷静になり、それでいながら灼熱の感情を内包するという矛盾したものだった。

 だからこそ、俺は今回意識を飛ばさなくて済んだ。

 そして、あの時の惨状をどうやって作り出したのか理解した。


「第二深度まで強制開放」


 同時に脳裏に浮かんだシステムログが見たこともない文字の羅列を表示する。


『暴走する病の起動を確認。以後、固体『吹雪十夜』の人体を連続浸食していきます。現在、侵食率は2%。100%になった時『吹雪十夜』の肉体は死亡します。暴走する病による死亡はスキル『輪廻』は適用されません。ご利用は計画・・・』


 最後の一文は意図的に見なかった。誰が記載したにしろ意味にしろ苛立ちしか感じなかったからだ。

 とはいえ、色々わかった。

 これは破滅するための力らしい。そして、復讐者からしたらふさわしい代償だ。

 相手を殺すために自分を殺す。俺にぴったりの力じゃねぇか。

 だが、常に使い続ければ復讐すら敵わなくなる。

 なら、今するべきことはその力を理解した上で温存すると言うこと。

 しかし、今はその力を理解しないといけない。

 矛盾しながらも帰結する現実に俺は笑った。

 同時に足音の正体が現れる。

 それは無数のオーガ。そして、その十倍以上のゴブリンか。

 数が少なきゃそのままでも殺せる。

 だが、そういうレベルの数じゃねぇようだ。


「おい」


 自分で驚くほど声が冷たかった。


「経験地になんてならなくていい」


 さっきまでとは逆だ。

 だから、俺は言う。


「ただ、死ね。無意味に死ね」


 右腕から生まれる脈動感。それは同時に俺の全身に広がって、



 全てを殺し尽くした。


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