NPC17
まったく書く時間がありませんでした。色々とすみません・・・
そして、野営した翌日、空から声が落ちてきた。
「良くぞ来た勇者よ。我々は貴殿のことを待・・・」
「うん、わかったから、装備とお金を頂戴。魔王を倒せばいいんだよね? あ、仲間とかは途中で探すから」
玉座に座る王様の言葉を問答無用で遮る。
「北を目指せばいいんだよね? 街道沿いに北上して左の帝国、右の法国の中央を抜けて北上すれば魔物の国、魔人領がある」
「な、そなたは一体何者・・・」
「あたしは紅 真白。勇者って言うのは性に合わないけど思い通りに動いてあげるから装備頂戴」
戸惑う王様達をよそにあたしは出発準備を整えてしまう。そして、すぐに向かうのだ。強くなるための場所へ。
え? あの金髪黒尽くめの中二病患者は?
うん、積極的には会いたくないよね。まずは一方的にならないよう自分を高めます。
彼と出会ったのは二週間後だったから、それまでの間にレベルアップを目指す。そのために、仲間を連れないことにした。集団で戦った方が良いのも事実だけど、経験値という意味では一人の方が効率の良い場合がある。特に、一撃で魔物を倒せて回転率が高いなら尚更だ。
「ステータスオープン」
固有名 紅 真白
職業 勇者
レベル15
ステータス
力 50
体力41
素早85
知能21
魔力1
固有スキル
輪廻。剣道。紅一族の秘密。
色々突っ込みいれたいけど、まずはそこまで頭悪くないからね?!
学校のテストでも平均点はちゃんと達成してる。だけど、身体能力に対して知能の数値の差は地味にへこむ。
しかも、魔力1ってなによ。それだったら0でいいよ。
とはいえ、このステータスっていうのは不思議なもので、鍛えたりレベルが上がると数字が上昇するのだけれど、その数字が挙がった瞬間に効果が出てしまう。
あたしのいた現実世界では一日中走しり続けたって翌日足が速くなるわけじゃない。
だけど、この世界ではそれがありえてしまう。経験イコールレベルアップであり、上がったからこそ比例して身体能力が上がってしまう。
なんかずるしているような気持ちになっちゃうけどそういう世界なのだから仕方ない。
ちなみに、あたしがこの世界に召喚された時は当然レベル1でステータスなんて全て一桁台だった。
そう考えれば少しは強くなったのかもしれないけど、まだまだ、全然足りないって思った。だから、あたしは強くなろうと思った。
そして、会おうと思った。
あの、金髪黒尽くめに。
・・・言っとくけど異性的な意味ではまったく興味はないからね?




