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007 駅伝部を作るで!!

陸上部が解散して走る場所を失った昇に…

なにかおかしな質問が。。



『昇あんた…駅伝は好きか??』


「そりゃまぁ…走るの好きやし…」

『それやったら一人でも走ればええやろう。

 なんで此間こないだから…駅伝に(こだわ)ってた??』

「それは…」



 …突然のみなみの問いかけに…ワシは答えられんかった。

 

 これまで陸上部にいながら仲間を求めなかった自分が

 駅伝に拘っていたのは…理由なんて別に…


「ワシは…別に一人でも…」

『ムリしぃな。あんたが仲間を求めてるのはわかっとる。

 それにウチは…昇の才能が勿体ないと思うんや。』


「なんでや!?ワシは好きで走っとるだけやで。」

『…それじゃ困るんや。

 あんたがせっかく才能を開花させつつあるいうのに…

 こんなとこで止まったらお母ちゃんが泣くで。』


「みさき叔母ちゃんが…泣く??」

『せや。あんたが自分の命の価値を証明せな…

 お母ちゃんの命もその程度ってことやないんか??』



 …それを言われると辛い…


 だって自分の命は…

 みさき義叔母ちゃんに貰ったと言って過言やないから。。


 そんな大切な命を錆びつかせるなんて…


 わかってる。自分にできるのは走ることだけ…

 けど…



「そりゃワシかて…駅伝がやりたい!!

 もっともっと…仲間と一緒に走りたいんや!!

 けど…もう練習場は取り壊されるんやで…」


『…ええやないか。トラックなんかなくたって。』

「けどもう陸上部はないんや。。

 いや…ワシが守れんかったんや。。」


『…せやな。陸上部ならトラックは要るわな…

 けどあんたのやりたいんはなんや??陸上か!?』

「…そうや。陸上や。」


『ちゃうやろ!駅伝やろうが!?

 駅伝の練習場所は河川敷がメインやったはずや。。

 それやったら…トラックは要らんやろ!?』



 …それはそうや。

 たしかに駅伝ならトラックはあまり使わない。。


 …ってまさか…


 みなみ…こいつ無茶苦茶なことを…

 さすがにそれはないと思うけど…



「なぁみなみ…まさか変なこと考えてへんよな??」 


『…変なことかな??』

「まさかお前…高校二年の今頃から??」


『せや。。駅伝部を作るで!!』


「…(´゜д゜`)」



 …まさか…ホンマに言うとは思わんかった…


 …けどわかってる。。

 みなみは一度言い出したら聞かへん性分や。

 つまり言ったら最後。決定事項も同じ。。


 …せやけどさすがにそれは…


「…む…無茶苦茶いうな!!

 そもそもそんな急ごしらえの駅伝部で…

 何が目指せるというんや??」


『アホか!?高校駅伝やるんやったら…

 目指すとこなんか一つしかないやろうが!?』


「……ウソやろ…(;'∀')」



 …無茶苦茶やなんてもんやない。。


 …アホな小説家でも躊躇する無謀な目標…

 …はっきりと口にするのも恐ろしい。。



 駅伝部を作って…

 それで…


 …都大路を目指すって!??




この設定は…さすがに躊躇しました。。

特に駅伝は一人や二人の力では勝てない競技だから。。


どうすれば非現実的にならずに話を展開できるか…

正直まだ、暗中模索状態です。。


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