073 ここで休むわけには…
20キロのロード練習の途中…
赤阪が行方不明です。。(´゜д゜`)
「赤阪ぁっ!!」
ワシは走った。…必死で走った。
…なんか…とてつもなく悪い予感がするんや。
浜寺が病に倒れて…(ただの風邪やけど…)
能勢が故障して…(足首痛めただけやけど)
その上で赤阪がどないかなったとしたら…
…駅伝の神様はワシの…
大事な仲間をどないしようと言うんや!??
…だけど、どこまで戻っても赤阪はおらん…
『…おおい!!待てや天保山!!』
「天保山、ちょっと…止まってくれ!!」
泉と放出が後ろから追ってきてる…
二人とも息が絶え絶えや…
ワシは…あの大物二人を置いていってたらしい。
…なんて喜んでる場合やない。
赤阪のヤツ…一体どこに消えたんや??
『天保山…あんた…気付かんかったんか??』
「…気付かんって何に??」
「さっきの人だかりだ。どうやら…赤阪を見たって…」
「えっ??」
…赤阪がいたのは
…小さな病院のベッドの上やった。。
人だかりに聞いたところによると…
…赤阪は一人でフラフラと走っていたけれど…
…急に電池が切れたように止まって…
…その場に倒れて…意識を失ったらしい。。
それで目の前の病院に担ぎ込まれて…
病室ですぐに意識を取り戻したみたいやけど…
点滴やら何やらで…痛々しい限り。。
「やぁみんな…心配かけたね…」
「赤阪…大丈夫なんか??」
「…大丈夫。。ただの過労だよ。。
…あと風邪もうつされてたのかな??
…ちょっと休んだら回復するらしいから。。」
「けどな…」
赤阪のヤツ、気丈にしてはいるけど…
…大丈夫ではないな…
…顔色もかなり悪そうやし…
それにたまたま人通りのある場所やったから…
すぐ近くに病院があったから事なきを得たモノの…
もし倒れたのが人通りのない河川敷やったら…
考えただけで寒イボが出る。。
ワシは仲間が無理するのを止められなかった…
情けなさすぎる主将なんやろうな。。
「とにかく…今は休め。。赤阪は無理してたから…」
「けど天保山。ここで休むわけには…
練習を休んだら体力を戻すのにまた時間が…」
『…そんなんええんや。
これはきっと駅伝の神様からの休暇指令やって…』
『そうですよ。赤阪先輩は頑張りすぎですから。』
「…泉に…遥まで…けどボクは…」
「でも、ここでムリしたら本当に壊れるかもしれんぞ。
それでもし…俺のようになったらどうする??」
「…だな…放出に言われると…重いな。。。」
…もっともみんなに言われるまでもない。
赤阪は大事を取って一晩入院することになって…
激しい練習は医者にまで止められたんや。
とは言えどうすればええんやろう??
赤阪はもちろん…浜寺が倒れたんも過労が原因。。
能勢は足首を痛めて故障者リスト入り。
放出と遥は元々が故障もちで万全には程遠い。
…となると…練習メニューを大幅に見直さなあかん。
これまではただ練習量を増やすことだけを考えてたけど…
これからは故障や過労の蓄積にも気遣いながら…
そのうえで…今以上に強くなる方法を考えなあかん。。
勝つために必要なことをロクに考えず…
我武者羅に頑張っただけではあかん。。
努力した気になってたらあかん。。
結果の伴わない頑張りは…自慢する価値さえない。。
…その程度のことは分かってたはずやのに…
けど…そんな思慮不足の代償として仲間たちを…
ワシはどんだけ情けないんや。。(´;ω;`)
…ただワシは頭が良くないから…
これからの方針がなかなか思い浮かばんのや。
主将として…言いだしっぺとして責任ある立場やのに…
考えろ。。ここで考えを休ませたらあかん…って…
……あれれ。。。。。。。
…気が付いたら…
ワシは赤阪の隣のベッドにいた。。
…どうやらワシまで気を失ってしもぅたらしい。
頭を使って考えたら倒れるやなんて…
しかもまた知恵熱って…どんだけアホやねん!?
…とはいえそれだけやないな。
ワシもみんなと同じ。やっぱり過労なんや…
…こうなると元気なんは…泉だけいうことになる。
さすがにこれではどうにもならん。
特にワシは体も頭も疲れてるみたいやし…
ここでムリしたら身体だけでなく…
頭も壊れるんやろか??
…って…
…これ以上アホになったらどないしよ??
ふざけているようですけど…
過労は本当に怖いんです。。
ちなみに誰かさんはは年度末年始で
毎晩残業でぶっちゃけ疲れてます。
それが小説にも影響したみたい。。(;'v')




