エピローグ 東京五輪の一日3
あと少しでスタート、、
(。・ω・。)
でも一番気になるあの仲間は??
はてさて…(;´・v・)
東京五輪マラソンのスタート
まであと30分を切った。
テレビ中継も始まったから
マスコミも増えてきた。。
(; ・v・)
ただワシ実は…(;´・ω・)
これがちょっと嫌い。。
行儀良くしてなあかん。
ハナクソほじれない。
あと…失言したらあかん。
とりあえずは女云々の話と
LGBTの話はご法度。。
少しでも気に食わんと
差別団体にこれでもかと
叩かれるから。(ーcー;)
…ホンマにあかん思う。
日本代表の運動選手に
余計なこと考えさせるて
誰も得せぇへんのに……
……特にワシの隣には
LGBTには大好物の泉って
面倒極まりないのが
おるってのに、"(-""-)"
あと…彼らも。(-v-)
面倒ではないんやが…
「よう、天保山。(;・∀・)
調子はどうだ日本代表。」
「おう、マスコミ。(ーωー)ノ
調子はええけど機嫌は
イマイチかな??」
「…そう言うな。(*´ω`)
この時間になると友達の
俺でも簡単に五輪選手には
会えないんだから。。」
「…たしかに。(;´∀`)
そろそろ警備が厳しなって
軽いマスコミ取材は追い
出されてるみたいや。。」
「…その意味では…('ω')
俺は恵まれてるよな。。
今回は天保山や佐野や…
友人知人が何人も出場して
くれてるから。」
「…それだけちゃうやろ、
若手No.1の人気俳優様が。
(;´v`)。。」
「…大げさだよ。(-v-;)
まだ大学在学中の半端な
役者のタマゴなのに…」
「…おいおい…(;´ーωー)
その在学中に身を固めた
立場でそれ言う??」
…なのよ。
(;´∀`)
コイツは…放出京喬。
(;´・v・)
都大路で七区アンカーを
務めたワシらの仲間。。
ただゴール直前で靭帯を
断裂して転倒した…
高視聴率番組で知られた
伝説の持主。( ;v;)
更にはジャ二なんか比較
にもならん超二枚目。。
その端整な顔だけでなく
足も腕も肉丸出しの
重度擦傷血まみれで…
這ってでもゴールした
大和魂を見せた漢。。
というわけで…
('ω')ノ
熱すぎるまま勇退した
世陸の次のキャスターを
期待されてるわけで…
ワシらの仲間の大事件は
現場で起きてるわけで…
「…恵まれたよ。(´ω`)
あれで知名度があったから
モデルデビューしてすぐ
役者としてドラマや映画の
主役級のオファーが来て、
スポーツキャスターの
仕事も相次いで、、」
「…そりゃ…(;´ーvー)
放出は男前やから。。
ジャ二あたりとは比べる
べくもないんやから…」
「…だからかな。('ω')
事務所も俺をアイドルで
売り出す気はなかった
みたいだから、、」
「…あらら。(;´^ω^)
それは幸いなこと……:」
「それ…あったよ。(ーvー;)
なぜ目出度く結婚すんのに
邪魔する事務所があるのか
不思議でしかたなくて…」
「…まぁ偶像のアイドルって
そんなもんや。(ーcー;)
女の嫉妬は男は知らん。。
放出みたく普通の人間には
あわへん世界やろて。。」
それは…ある。(;´・ω・)
いや、あったと思う。。
アイドルとして扱われた
芸能人たちの悲哀。。
それがほとんどなかった
のは一流の幸い、(ーωー)
だから…若くして結婚できた。
世間から祝福してもらえた。
その妻は、、、
『ご無沙汰です。(;´∀`)
調子はどうです天保山先輩?』
「おう、遥。('ω')ノ
って他人の嫁さんを呼び捨て
したらあかんかな??」
『…いいですけど私は…(^^;)
最近ちょっと身体が重くて…』
「そういや少し太った??
…っやないよね、(;ー∀ー)」
『…幸いでしたよ。(;´v`)
去年の今頃は報道陣だらけで
先輩たちの応援にも行けな
かったんですからね。。』
「…そうか。(;´・v・)
あれからもう一年経つんなら
これも普通の流れよな。。」
そう…放出の妻は、、
阿倍野遥。(*´ω`)
ワシらの仲間で一個下。
男子に混ざって同じ練習を熟し
男子駅伝にも助っ人出場。。
そしてワシの次の駅伝部主将と
なり天下茶屋初の女子チームの
主力選手にもなった後輩。。
その一方で…( ゜Д゜)
高校在学中に放出と婚約。。
(/・ω・)/
遥が20歳になった去年の7月に
籍を入れるとなったけど…
その頃には放出は既に芸能界の
若手No.1イケメン俳優。。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
結婚となればさすがに騒ぎには
なったみたいやけど、、
放出はいわゆる…
そういう対象ではないから。。
疑似恋愛を売りにするような
安物の男やないから。。
嫁の一人くらい守るから。。
そんなで何かが揺らぐ程度の
偽物の漢やないから。(^v^)
一年も経てば普通の夫婦として
落ち着くのが道理やから、、
…となれば当然そろそろ……
「…なるほど。(;・∀・)
つまり五か月ってこと??」
『…はい。('ω')
予定日は今年の年末で…』
「……早いなぁ。(;´∀`)
ワシは高齢出産に反対やから
ええけど、まさか22歳の自分の
同期や後輩がもうそんな、、」
『…大学三回生で産休で休学する
私が言うのもですが…(ーvー)
もっと上は居るわけで、、、』
そういう…こと??(@n@。
上には上がいるのは道理で…
『ご無沙汰です。(;´∀`)
調子はどうです天保山さん?』
「あ…百合ちゃん。('c')
そういや体型元に戻った??
…っやないよね、(;ー∀ー)」
『…幸いでしたよ。(;´v`)
ウチの旦那はこれくらいの方が
好きだって言ってくれて…』
「…そやったね。。(;´ーvー)
キミの旦那はふくよかな女性が
好みやったよね。。」
そう…この妊婦は、、
赤阪百合。(*´ω`)
ワシらの仲間でニ個下。
赤坂千早の妹。('ω')
ワシの次の次の駅伝部主将と
なり天下茶屋女子チームを
今に至らしてくれた後輩。。
の一方で…( ゜Д゜)
高校卒業と同時に国際結婚。
(/・ω・)/
そして19歳の身で現在は。。
「…なるほど。(;・c・)
もう九か月ってこと??」
『…はい。('ω')
予定日は来月の末で…』
「……早いなぁ。(;´v`)
まさか20歳前で出産って、、
兄さんは何と言ってる??」
『…兄は…喜んでます。
教育実習の子供には驚かれ
ましたが、彼の国では19歳は
当然のことらしいんで。。』
「…やな。(*´ω`)
命を大事にする国の彼なら
早い方がええよな。。」
『…はい。(;・v・)
生きられない人の分も…
大事にしたいんです。。』
「…それで彼…('ω')
旦那さんはどちらに??」
『…知ってますよね。(-v-)
ちょうどアップを終えて
こちらに来てますよ。。』
そうやな。(*´ω`)
そろそろスタート直前。
本番モードに入ろう。。
なぜか遥と百合ちゃんが
泉と女子トークを
はじめちゃたし、、
放出は照れてるし、
赤坂の教え子たちは
興奮しっ放しやし、、
そんなときにちょうど
来てくれたのは…
「やぁ、(;・∀・)
ご無沙汰です天保山さん。」
「…おお、キックス。
また上達したな。日本語…」
「…ええ。(*´ω`)
なにせ今の私は日本を拠点に
世界中を回ってますから。」
「…らしいな。(; ・`v・´)
大活躍と聞いてるよ。。」
来たのは…キックス。
都大路では四区を走った
ワシらの仲間。('ω')
紛争難民やったキックスは
平和の礎を学ぶために
留学生として日本に来た。
そして…駅伝に出会い、、
走る喜びと戦い勝つ意義を
見出した彼の今の活動は…
世界中で走ること。
( ゜Д゜)
あらゆるイベントで走り
平和活動のアピールを
続けること。。
その活動は実を結び、
活動家として名をあげた
一方でその…
走りの実力はかなりの
レベルになってて…
特に今年は急成長して…
「…負けませんよ。(; ・`v・´)
難民選手団代表として初の
メダルを狙ってます。
だから…私は東京を走る。」
「…ワシも…(; ・`v・´)
難民選手団の代表として
出場するキックスには
敬意をも持ってるが……
ワシも日本の代表として
戦う身やからな。。」
「…私は…(; ー`vー´)
平和のために走る。。
祖国のため…戦います。
天保山さんは??」
「……けどワシ…(´・ω・)
皆とは少し違う事情が
あると言うか。。」
「…聞いてます。( ;v;)
この一年遅れたから…
みなみさんには……」
「…ああ。(;´:v:)
けどほんにアイツ…
頑張ってくれたから…」
「……この…一年か。。」
「…それもまた運命や。。
ワシは…後悔せん。。」
そう…この一年が、、
(;´・ω・)
東京五輪が予定より
一年遅れたことによる
ワシにとっての…
それは、、
みなみが…
間に合わんかったこと。
五輪選手にまで育った
ワシの晴れ姿を…
見せられんかったこと。
2年前にワシが…( ;N;)
五輪出場を決めた時に
誰より喜んでくれた
みなみは、、
ワシらの活躍を…
選手としての成長を
小説で書き留めてくれた
みなみは…
普通なら寿命が尽きて
いた状態になってなお
東京五輪の本来の開催日
までは頑張ったのに、、
一年延びたから。。
(´;ω;`)
だから…でも……
「…みなみは…(;v:)
言うてくれたから。。
ずっとワシのこと…」
「…でしたね。( ;∀;)
ならばきっと…
この空のどこかで…」
「…そうや。(`;v;´)
ずっとそう思って…
今日ワシが走るのは
そのためやと思う…」
「…それが…あなたの
目的でしたよね。。」
「…よし、(; ・`c・´)
スタートの時間やど。。
行こう、キックス。」
「…お供しますよ。。
私も…みなみさんに
会えるかな。(^^)」
東京五輪の…
スタートラインに
ワシらは向かう、、
仲間たちの最後の
激励を背に、、
けどワシには…
気の利いたことは
言えん。。
だから…
一言だけ。。
「ちょっと東京の…
風になってくるわ。」
風になって…
駆け抜ければきっと会える。。
魂が紡いだ仲間たちの生き様に
幸があって欲しい。。
また色々と別の話を書いてみますので
贔屓にしてください。。




