エピローグ 東京五輪の一日1
久しぶりにエピローグを書いてみました。
(*´◒`*)
舞台はあの都大路から3年半後…
2021年の夏です。。
あの都大路から3年半。
2021年7月某日。。
(; ・`v・´)
社会人4年目22歳のワシは
東京に来てる。
出張やない。(=゜ω゜)ノ
驚くなかれワシは…
東京五輪のマラソン代表に
選ばれたんです。( ;∀;)
なんや札幌でなんてうわさも
あったそうやけどワシ…
東京の街を走ります。。
ヾ(*´∀`*)ノ
日本代表は都大路に続いて
東京を…帝のおわす首都を
駆け抜けるんです。。
ただ…ワシだけやない。
(`・ω・´)
ではみんなは3年半を経て
どうなったかと言うと…
「…おぉい、(; ・`v・´)
何を呆けてる天保山。
あと一時間で号砲だぞ。。」
「おぅ、竹島。('◇')ゞ
相変わらず入念やな。。」
「…ああ。(;´∀`)
俺はずっと好敵手のない
環境でやってきたから……
アップは一人で長い時間を
賭ける主義なんでな。。」
「…言うなや都の西北が、、
その名門に練習パートナー
おらんなんてのは贅沢の
極みやろが、(/・ω・)/」
今回の日本代表…( ゜v゜)
マラソン代表は三人だけ。
ベテランの第一人者と
ワシともう一人は…
竹島出雲。('v')
ワシと同世代最強…
和瀬田大学の四回生や。。
高卒社会人のワシは、
日本一の名門大を選んで
箱年駅伝で敵なしになった
竹島とはここしばらく、、
ライバル関係とされてる。
(*´ω`)
別にバチバチではないけど
ワシらの関係は良好。。
ともに日本代表として戦う
戦友みたいな感覚なんや。
ともあれ…(;´・v・)
今日はかつての戦友も
集まってくる。。
さながら同窓会みたいな
感じになる予定。(^^;)
だって、、
「おぅ、天保山。(^^)
マラソン代表は随分と注目
されて羨ましいね。。」
「…何を言うか、(;´∀`)
入賞したマイル代表。。
ワシらマラソン代表には
8位入賞は難しいでな…」
「…なのによ、"(-"n"-)"
予選の功労者であるはずの
俺は決勝のメンバーから
外されちまったんだ。。
少しはグチらせてくれ…」
「…まぁねぇ、(-c-;)
それはリレー種目には
つきものやからねぇ、、」
コイツは…能勢豊。
(;´・v・)
都大路では二区を務めた
ワシらの仲間。。
今は京都蚕業大学の400mと
800mの選手であると同時に…
おそらく世界で唯一の
<マイルのスペシャリスト>
を名乗っている男。
そのコース取り、
ペース配分、バトンパス、
オープンレーンの駆け引き。
およそリレーの練習をする
機会の少ない400m走者を
凌駕する技術を携えてる。
ただ…(;´・ω・)
知名度はまだイマイチ。。
決勝レースでは個人種目で
準決勝まで行った選手に
出番を取られた次第、、
だけど、、
「能勢はまだいいよ。( ゜v゜)
予選とはいえ五輪に出場
できたんだからさ。」
「おう、浜寺。(;´∀`)
そういうお前はどうなの?」
「ってか俺は多分…( ^v^)
今後オリンピックを目指す
ことはないと思う。。」
「…と言うと?(;´・ω・)
もうあきらめたの??」
「…でなくて俺は…(;´・v・)
オリンピックディスタンス
にあってないんだ。。
俺には短すぎるからさ…」
「…たしかに。(-v-;)
ワシもこの距離は短い過ぎ
と常々思っとる。。」
コイツは…浜寺高師。
都大路では三区を務めた
ワシらの仲間。。
今は近機大学の自転車部と
水泳部と陸上部を掛け持ち
する形で、、
トライアスロン選手として
活動している。。
彼の目指すヒーロー像は…
世界一のタフネス。( ゜v゜)
対してオリンピックの
トライアスロン種目は、
実はかなりの短距離。。
ゴールタイムはワシらの
フルマラソンより速い
二時間弱って感じ。。
これはタフネス浜寺には
物足りないってわけで…
そう。オリンピックだけが
競技の頂点ではない。
別の分野で頑張る者も…
例えばこの男は、、
「よ、久しぶり。('◇')ゞ」
「おお、赤阪。(;´∀`)
そんな大勢の女子高生なんで
連れて来てんの??」
コイツは…赤阪千早。
都大路では五区で区間賞を
獲得したワシらの仲間。。
卒業後は凍羊大学で箱根を
目指していたけど…
「…もう…あかんのか??
故障したと聞いたけど…」
「…まぁ元々が…( ゜v゜;)
無謀な挑戦だったから。。
練習量を抑えるよう医師に
厳命されたとき…
自分でも驚くほどあっさり
諦めることができた。。」
「…そうか。(;´v`)
努力の天才である赤阪が
それを言われたら…
仕方ないんやろうな。。」
「…ああ。(;´;v;)
箱根まで欲張ったボクの
夢は僅か一年半で潰えて
しまったけどさ、、、」
「続きが…あるのか??」
「…ボクは…(;´・v・)
指導者になると決めた。
それで高校の教員免許を
とるために今は…」
「…教育実習??( ゜Д゜)
なぜか女子高で??
ってことはこの子ら…」
「…教え子だ。(;´・v・)
みんな今は高校一年。。
陸上部で指導してるけど
なめられちゃってて…」
…たしかに。(;´・ω・)
これが東京の女子高生?
教師を軽んじてるし…
いうこと聞く気もない。
チーくん先生って何??
ワシがマラソン代表やと
言うても、同級生が誰でも
関係ない言いだすし、、
けどそんな時の救いは…
「おっ、('◇')ゞ
珍しいな赤阪くんにゃ。
久しぶりだぎゃ。。」
「こげでいきかうとは。
なから偶然ずらで。(^^)」
「おう。( `ー´)ノ
田神宮くんに寺参くん。
二年ぶり位か??」
『…あ…あれ…( ゜Д゜)
800m日本代表の田神宮と
寺参じゃない??』
『なんでチーくん先生と
あんなに親し気なの??
学校も違うはずなのに…』
来たのは…800m日本代表、
田神宮熱(愛知・鱧川)と
寺参善光(長野・諏訪久聖)。
共に都大路の経験者で、
赤阪とは五区の区間賞を
三人で分け合った間柄。。
互いを認めるライバルで
都大路の戦友やから。。
そんなオリンピアから見た
高校生たちへの貴重な
メッセージとは、、
「いいギャねキミら。(^v^)
努力の天才・赤阪千早の
指導を受けられるたぁ…」
「…オラが高校生なら是非に
師事しただろうズラね…
こんないい監督はないで。」
『…ホントなの…( ゜c゜)
チーくん先生をあの…
田神宮と寺参が認めて…』
『だったら…教えてよ先生。
私たちがもっと速く走れる
方法があるのよね。。
だったらウチの高校で…』
「けど…悪いな。( ーvー)
ボクは卒業後の進路はもう
決まってるから。。
キミらに指導できるのは
あと一週間だけさ、、」
『そ…そんな、、( ゜Д゜)
だったらせめてその…』
「大丈夫だよ。(;´∀`)
教育実習中にやれることは
全てやるつもりだから。
キミら一年生とはいずれ
出会えるかもしれない。
ボクはきっと…
都大路で会うつもりだ。」
『…ですね。。…(;´;v;)
私たちも頑張るから…
きっと都大路で。。』
ちなみに後日談やけど、
赤阪千早の薫陶を受けた
この女子高は二年半後…
都大路に初出場した。
('◇')ゞ
そしてそこで再会を
果たしたのは、、、
(;´・v・)
中津先生の下で府大会で
一桁の実績を保ってきた
駅伝部を鍛え直して…
大阪府からの初出場。
新任顧問就任からわずか
一年半で大阪を制した、、
天下茶屋…男女駅伝部。
( ;∀;)
こんな感じで未来予想図を
形にしていきます。(๑╹ω╹๑ )
3話構成にしましたので
隔週であと2回あります。
赤阪…天下茶屋駅伝話
顧問になってたのね。。




