208 夢であり目標
都大路四区も中盤を通過。
(`・ω・´)
わが天下茶屋は現在八位ながら、
上位争いは接戦です。。
<…さぁ、(; ・`C・´)
ついに四区も中間点を通過!!
先頭争いは今、三人の集団に
なろうとしております!!>
テレビ中継にも力が入る。。
(・ω・)ノ
今年の都大路は中盤を過ぎてなお
どこが勝つかわからない大接戦。
現在八位にいる天下茶屋までが
先頭から1分以内の展開です。。
その中で先頭を走る略南に…
二位集団の播州工業と笹羅が
迫ってくる。(; ・`n・´)
播工の四区・加東はこの区間では
日本人最速の実力者。。
三位から追い上げて、二位だった
笹羅まで引き連れてきた。。
こうして先頭は略南・播工・笹羅
三校の集団となったけど、、
以降の区間の選手の力を考えたら
これで…播工有利。(`・ω・´)
駅伝という競技は選手のタイムを
見るだけである程度は今後の
レース展開が予想できる。。
事実、中間点の通過タイムでも
予想通り播工の加東がトップ。。
そしてその後も予想通り。
(`・ω・´)
というか中継所から変わらず…
(;´・ω・)
四位の槍敷。五位の諏訪久聖が
順位変わらず順当に通過。。
さすがに強豪高の四区を務める
選手の力量は安定してる。
そしてその次に通過した六位の
丸州学園のすぐ後ろは…
名門・報緑。(;・∀・)
八位でタスキを受けながら一つ
順位を上げて更に前の勢い。。
さすがに強豪・名門は凄いと
思いきやその一方で、、
キックスが来た!(;'∀')
名門・強豪とは無縁真反対の、
貧乏場末の私学の出来立て弱小
部員10人の天下茶屋駅伝部が…
名門・報緑に負けずについて…
いや、、
連れてきてもらった。。
(; ・`v・´)
なおここが…先頭と55秒差。
中盤以降で逆転可能性がある
とされる一分以内がここ、、
(*'ω'*)
四区の中間点を通過してなお
8チームもがこの範囲内に
残っているのは珍しい。。
後続とは大きく差が開いてる
ことを考えるとそれだけ
図抜けてるのかと思いきや…
<…中間点の計測で…(;゜Д゜)
ここまでトップの播州工業
加東よりも20秒速い!?>
そう…やない。(;・C・)
直前の選手とは大きく離れて
タスキを受けたからまだ順位は
一つも変わってないけど、、
さすがに強い、(;'∀')
鱧川のチタ・セントリア。
世代最強と言われる留学生は
日本人とは少々モノが違う。。
(;´・ω・)
ではこれを身近な日本人たちは
どう見ているかというと…
「…ちゃぁ、(;・∀・)
やっぱチタはすげぇダニ。。
800ではオラっちらになから
勝てんずらになぁ…」
「そうだもな、(-v-;)
ヤツぁ中距離よりあれくらいの
長ぇ方が向いとぅダギャ。」
「…そうかや。。(;・v・)
これなら諏訪久聖に追いついて
しまうずらなぁ。。」
「どえりゃぁニャア。(=^c^=)
昨年度優勝高に一分差を詰める
ってことであらすか??」
うーん。(。´・ω・)?
よくわからん間違いだらけの
方言を連発してるのは…
今年度国体800m優勝者、
長野・諏訪久聖の寺参善光と
同インターハイ優勝者、
チタセントリアと同期である
愛知・鱧川高校の田神宮熱。
日本人が弱いとされる800mで
あのセントリアを圧倒。。
高校日本記録を二人で連発。
久々に世界と戦えると言われる
日本期待の大型中距離選手が
この二人なんや。(;'∀')
ちなみに彼らが何を言ってた
かというと端的に言うと…
(。´・ω・)?
チタセントリアは凄い。
中距離より8キロ区間くらいの
方が適性があるみたい。
そして…
現在5位にいる昨年度優勝高、
諏訪久聖に今のペースで行けば
追いつくかもってこと。。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ただ本職が800mだけに駅伝への
思い入れは少ないみたい。
リラックスモード丸出しの
方言丸出しで大声で話すという
ちょっと迷惑な行為には
周囲は辟易…やけどなかなか
注意も受けない大物二人。。
対して…他の選手は緊張してる。
(;´・ω・)
特に五区で待つ赤阪はかなり
ナーバスになってるみたい。
応援に来てる声の大きい妹の
百合ちゃんでさえ静かにしてる
という次第やのに、、
ただ…赤阪のサポート役の
コイツは実は寺参選手とは
知り合いというらしくて、、
「…久しぶりだけど…(;´・n・)
ウチの選手も緊張してるから
少し大人しくしてくれる??」
「おっ!(;・∀・)
能勢くんズラか?久し振り…
去年のインターハイ以来??」
「あら?(;・∀・)
ワレ覚えてくれたん??
国際大会とか出てる寺参くんに
そう言ぅてもらえると… 」
「ごろっと忘れとった。(^c^:)
だどキミが二区でズク見せたで
思い出したやで。。」
「…いや…\(゜c\)(/c゜)/
キミのような有名人にそんな
こと言われたらその。。。」
「ちょこっとオミャ…(;^∀^)
天下茶屋の選手ダギャ??
佐野んやりゃ??」
「…ええと、(;・∀・)
たしか鱧川の田神谷選手…
キミ泉と知り合いなの??」
「だぎゃ。(*'ω'*)
中学ん時の決勝で走った。
けどアイツがオカマだとは
知らにゃぁだて、、」
…なんて昔話をしにいった
わけやないやろ、(-_-;)
何を一緒になって方言丸出し
トークしとんねん。。
(;´・ω・)
まぁさすがにそこは気付いて
みんな静かになったけど、
この男はむしろさっきより
興奮冷めやらぬようで、、
(;´・ω・)
「…凄いな能勢は、(;´ーωー)
あんな世界レベルの選手と
知り合いなんだな。。」
「…たまたま、(;'∀')
去年のインターハイでの
400mで一緒になっただけで、、
ぶっちゃけボロ負けで…」
「…泉だって、(;´・ω・)
あれレベルと同格だったん
だと改めて知ったよ。。」
「…どうした赤阪…(;´・c・)
何か気に障ったか??」
「ちがうよ。(-_-;)
そんなじゃないけどボクは…」
「…どういうこと?(;'∀')」
アスリートになりたい。
(;・∀・)
それが赤坂の夢であり目標。
けど…自分の仲間たちは
そんな高校生アスリートと
戦った実績のある者たち、、
この都大路でも緊張感のない
リラックスモードの大物が
目の前に二人もいる環境は
赤阪にとっては、
そしてスポーツを知り尽くす
赤阪の予想では、、
「…このペースでいけば…
もしかしたら僕はあの二人と
戦える、、(; ・`v・´)」、
アスリートになりたい万年補欠…
赤阪千早の目の前には、
身近なアスリートである能勢や泉にも
先着した超高校級の中距離走者たち。。
(;・∀・)
努力で這い上がった男は今、
彼らと戦うチケットを手に入れる??
なお方言の指導は…適当に。(-v-;)




