205 本物は戦います
都大路の第三区、(;・∀・)
留学生のパワーの前に先頭集団から
突き放されて遅れた浜寺は、、
ズルズルとは遅れません。
(`・v・´)
<天下茶屋高校の浜寺!!
…これが…(; ・`д・´)
陸上を始めて僅か一年の
選手の走りなのか!?>
放送席も興奮気味、、
(; ・`v・´)
無理もない。。
都大路の長丁場…
留学生たっぷりの三区が
残り500m程になっても
なお検討してるのが
陸上を始めて一年強の
ド素人…浜寺高師。。
何をしたかと言うと…
復活。(; ・`n・´)
長距走において一度
集団から遅れた選手は
そこからズルズルと
行くのが常識。。
一気に離されたら後は
更なる大差になる。
けどこの男には…
準エース区間の三区に、
14分半の凡庸な時計しか
持たぬ身で挑みかかった
無知な初心者には、、
ド素人にランナーの
常識は通用しない。。
(;・∀・)
一気に40秒ほど離れた
けど中継所の見えた
今でもまだ…
49秒差。(; ・`v・´)
走力差は埋め難くとも
それ以上の大差には
しない粘りの走りこそ…
( ;∀;)
その表情は…汚い。
これ…NHKで全国放送
してもええの??
( ̄▽ ̄)
府予選のワシにも
負けへん歪んだ顔が
テレビに大アップ。。
JKにキモイとさえ
言われてけど、、
全国の駅伝ファンに
とってこれは、
正当な人生を歩んで
きた真摯な人間が
普通に見さえすれば…
見たことさえない
漢の中の男前。。
(;#・∀・#)
本物のヒーローをも
しのぐ感動を誘える
表情とはこういう
ものと知る。。
(; ・`v・´)
戦いの場に小キレイな
イケメンは要らん。。
必要なのは本物、、
真摯な男前以外は真剣
勝負の場には無用、、
では…レースは??
(/・ω・)/
浜寺ばかり見てたけど
すでに三区は最終盤。
残り400mを切った。。
ここでもまた彼の…
第三中継所で待つ
チタ・セントリアの
予想は的確でして、、
「…アララ、(;´・v・)
じゃけんハヤッパリ
ワカッテナイ。。」
「…(;´・ω・)
ドウイウコトデス??
じゃけん選手ハ先頭デス。
私ニモ分カルヨウニ…」
「アンナトコロデ襷ヲ
外シテハイケナイ。。
コノ先ノ戦イハナイト
勝利宣言シタモ同ジ。。」
「…ソノ何ガイケナイト
言ウノデス??('n')」
「マァ…見テナ。(-v-)
モウソウナッテル…」
「、、、(;゜Д゜)」
その予言…(;´・C・)
見事なまでやった。。
彼がタスキをとろうと
姿勢を傾けた刹那、、
一秒差で追ってきてた
後続がスパート、、
(´゜C゜`)
略南のドスナーが一気に
仕掛けてきた。。
ほんの一瞬の油断、、
(/ω\)
それが駅伝の命取り。。
笹羅の三区、ジャケンは
追いつかれて…
一気に抜かれる。。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
中継所まで残り300mに
してまさかの逆転。。
これが…油断。。
(; ・`n・´)
日本人も外国人も…
本人が意識してようが
してまいが関係ない。。
一秒でも早くタスキを
繋ぐことのみに集中する
ことを忘れた者はこう
なるのが駅伝の道理。。
(; ・`n・´)
一歩を惜しみ一秒に泣く
のが駅伝の不文律、、
そうならないなら…
そうなれないなら…
その幸運を誇れ。。
感謝に絶えるなかれ。
一つの油断が即死を意味
するのが勝負事の掟と
知らずに語るなかれ。。
その結末を…
悔いるなかれ。。
わずか300mで…
一瞬で逆転で8秒差を
生み出すのが駅伝。。
先頭でタスキリレーを
したのは略南。。
逆転され8秒差をつけ
られた二位は笹羅。。
その明暗は明らかや…
(/ω;\)
けど…まだ8秒差。
勝負はこれから。。
だって二位から僅かに
9秒後、、
三位に上げてきたのは…
「いけぇ!(; `C´)
ラストだ網干!!」
来た、(;・∀・)
ここで留学生を抑えて
日本人ランナーが、、
昨年度どこの誰よりも
辛酸を舐め尽くした…
王者・播州工業の
網干が来た!!
そして中継所で待つは
播工・主将の加東!
四区の選手中で二番目の
タイムを持つ実力者。
この選手に先頭から…
留学生たちを相手に
100mも置かずに、
繋ぎ切った!!
\( 'ω')/
これには第六中継所も
大騒ぎ。。
播工のアンカー、垂水は
既に勝利を確信したか
のような喜びぶりや。。
事実…( ;∀;)
この後の区間の走力を
考えればその確率は…
放出も…(;´・ω・)
去年のことを考えれば
誰よりも悔しがった
後輩の快走を手離しに
は喜べんやろうけど…
そして第三中継所では
これに驚いた男も…
「…驚イタネ。(;・v・)
今年ノ日本人ハ強イ。」
「エエ、、せんとりあサン。
ケドコレハ…ちーむ力。
自分ノタメダケデハ出セ
ナイノカモシレナイ。」
「…ケド…(;´・v・)
留学生モ強インダ。。
鱧川ノ日本人ハ1分半程
離サレテシマッタ。。」
「…皮肉デスネ。(-v-)
留学生ガ強イセイデ、
留学生が逆転デキナイ
差ガツクナンテネ…」
「ダケド…(`・v・´)
俺ハソノ役割ハ果タス。
助ッ人留学生ノヤルベキ
コトハワカッテルサ。」
「…私ハ…(;´・ω・)
語学留学生デス。。
ソノ辺は不明瞭デスガ…」
四区を予定する留学生
たちの気持ちは複雑。。
この区間の黒人留学生は
彼ら二人だけ。。
そして彼らの関係は…
(;゜n゜)
そうこうしてるうちにも
タスキリレーは続く。
(;´・ω・)
播工から10秒ほど遅れて
四位の諏訪久聖と五位の
槍敷が続け様に通過。。
六位の丸州学院の姿も
見えてきた。。
そして…
「浜寺サン!!
(; ・`д・´)」
七位に上がった浜寺も
見えてきた。。
粘って粘って…
八位から一つ上げて…
六位の丸学を射程圏に
まで見据えてきた。
(; ・`v・´)
そして…
<27番!!>
ついにキックスが
コールされる。
(; ・`v・´)
そして…
これまで戦うことを
頑なに拒んできた彼が
初めて口にする。
「…戦イマス。(; ・`v・´)
ヤハリ私ハ…アナタト
ダケハ戦イタイ思ウ。」
本物の漢だけが戦いを
選び…選べる舞台。
それが都大路。
平和を望む本物の漢も
またここで最強留学生に…
戦いを望みます。




