194 不安、、
思いがけない天保山昇の快走。
(;・∀・)
けどいざ上位でタスキリレーをする
となると後ろの走者には不安が…
さて、(/・ω・)/
少し時を戻そう。。
といっても数分程度…
紫明通りに入ったあたりで
ワシがピンチに陥る少し前の
各中継所の仲間たちの状況を
簡単に説明しときたいから、、
(;・∀・)
まずは第一中継所。
ここには二区の能勢と、
それをサポートする六区の
泉が控えてる。。
能勢はもちろん各校の二区の
選手たちは緊張を隠せない。
特に一区が上位に位置する
学校の選手は落ち着けず、、
「やぁ…佐野主将。(-v-;)
天下茶屋は凄くいい位置で
来てますねぇ、、」
『…予想外や…(;´ーvー)
けど報緑も三位集団。。
島本もかなり緊張してるん
とちゃうんか??』
「……正直…(;ーnー)
メチャクチャ怖いです。。
中距離専門の俺がレースを
壊したら長距離の先輩方に
どう思われるかって、、」
『…気にすなや。。(-v-;)
起用された以上は専門が
何やろうが関係ない…
報緑の襷を誇ればええ。』
緊張に耐え切れず泉に
話しかけてきたのは
報緑学園の二区・島本。。
(;´・ω・)
泉の中学時代の後輩。
1500mが専門の彼はこれが
初めての高校駅伝…
地方予選で補欠だった彼は
都大路が駅伝デビュー戦。
落ち着けってのが無理。。
(@n@;)
けど…緊張は誰もが同じ。
思いがけず一区が先頭争い
してる天下茶屋の能勢は
誰よりガチガチかも……
ここは何とか能勢と島本を
ほぐさんとあかん。。
(/・ω・)/
そう考える泉は別の話題を
考えるわけで、、
「…えっ??(´・ω・`)
なぜ触れないかって??」
『だって…普通は思いっきり
気になるやろ、(-v-)/
中学の時の主将が女子高生
してるやなんてなぁ、、』
「…実はそれ…(/ーωー)/
俺が止めてたんですよ。
ってか三島がヤバいことを
言ってましたから、、」
『…三島が??(;´・ω・)
アイツは島本とは何か違う
反応をしてるの??』
「だってアイツ佐野主将…
ってか春の記録会で会った
例の爆走女に、、(^ー^:)」
『…はい?????(´゜C゜`)』
…惚れたそうです。。
(;^ω^)
ワンピース姿の泉に、、
しかも彼女(?)の好む男が
自分よりも脚の速い男と
聞いたもんやから、、
その日から精進を重ね、
ホンマに泉と勝負できる
だけの走力にまで成長して
しまったそうです。。
(/・ω・)/エライコッチャ…
「まぁおかげで俺も一緒に
急成長しまして…(-v-)/」
『…ウソ、(/;c;)/
二人とも1500で3分45秒…
ウチ…危ないやん。。』
「…ですね。(`・v・´)
今の俺たちが1500でなら
二人がかりで主将を
ポケットして振り回して…」
『……イヤや、(´;ω;`)
三島はかわいい後輩やけど
そういうのは勘弁や…』
「…まぁでも…(-v-)/
そんなことしませんよ。。
俺は好みじゃないっスから。
あんな御転婆な女、、」
『…なんでウチが島本に
フラれたみたいになっとん
ねん、、( ̄∀ ̄)」
…何の心配をしてる??
(@v@;)
というかこれで緊張は
ほぐれたのかな??
まぁ謎の女の正体を知った
三島くんの恋心(?)は破れて
告白はなくなったけど、、。
その反動で泉への挑戦意欲は
かなり高まってるとか。。
そしてその気持ちはそのまま
天下茶屋への対抗心になり…
相棒の島本くんもその…
「だから俺も負けませんよ。。
(`・v・´)
能勢さんでしたっけ…
あの時してしまった不細工な
走りは二度としませんから。」
「…島本くんだっけ…(-v-;)
その不細工に負けた俺は何を
言えば??【086~088参照】」
「…お互い…あの時とは比較に
ならないくらい成長したと
聞いています。だから…」
「…みだいだね。(; ・`v・´)
けど今のままなら俺の方が
先行すると思うけど??」
「…悪くはない…(; `v´)
丁度いいハンデだと思って
追い抜いてやります。。」
「……言うね、(; ・`v・´;)
けどキミの今の自信はただの
ハッタリでなさそうだ。。」
…そう、(;・∀・)
ハッタリではない。。
中距離選手でありながら、
名門・報緑の二区に使われる
彼の実力は半端やない。。
では本当に能勢を追い抜く
展開になるのかしら??
そこの予想はその後が…
第二中継所にはスポーツ
オタクがいるわけで…
「…はぁ!?( ゜Д゜)
三区の俺にはトップで来る
可能性が高いって??」
「…そうだよ浜寺。(;・∀・)
今のままなら天保山は
三位以下を20秒ほど離して
つないでくる。。
能勢の力で3キロ区間なら
ここまでは逃げ切れるさ。」
「けど…出雲水産は??
天保山は竹島には勝てないと
俺は思うんだけど赤阪は…」
「…だろうけど…(-ω-)/
出雲水産は選手層が薄いから
二区は弱いみたいだよ…」
「…マジっ!?( ゜Д゜)
3000mベストが9分15秒??
そんな遅い選手が相手なら
能勢の実力だったら、、」
ひっくり返すでしょう。。
1分以内のビハインドなら…
府予選を8分18秒で走った
我らが能勢豊ならば。。
(´・v・`)
けど一方で島本くんをはじめ
名門校の二区の多くは…
能勢以上のタイムを持ちます。
(; ゜n゜)
後方から集団で追ってくる
展開が予想されます。。
自分より遅い前の走者を追い
自分より速いのに追われる。。
(;´・ω・)
一番やりにくくて怖い展開が
予想される能勢は…
「…関係ない、(; ・`v・´)
俺にはそんなの何の関係も
ないことだから、、」
『…いいね。(´・v・`)
能勢ならそう言う思った。』
「…というか、(;´ーvー)
俺は自分のペースで走る以外
なにもできないからさ…」
『…不器用やから。(-ω-)
能勢は古風な男やからね。』
どんな展開も関係ない。
怖がらない。。
後方に控える仲間がそう
言うのならワシは…
(;`・C・´)
一区を走る当事者が恐れて
どないする、、
やれることをやらんで。。
光を見失ったとはいえ
残りは一キロと少し、、
食らいつけ、(; ・`д・´)
高校ナンバーワン走者、、
「日本の竹島」に!!
けど…そのペースは桁外れ。
このままいけば一区での
日本人歴代最高は確実、、
外国人を含む区間記録にさえ
迫るかもしれん勢い…
ワシの地力を大きく上回り、
命をも削る走りやけど…
どんなに苦しくても怖くても
ワシは…(;`C´)
仲間を信じて走るんや!!
けどその更に後ろでは…
最後方のアンカーが控える
第六中継所では信じられない
ことが起きていて、、
「おいおい、( ゜Д゜)
なにかあったか天下茶屋…」
「…阿倍野先輩。(;´・ω・)
真っ青な顔してますけど
何があったんです??」
『…あっ、(´;C;`)
扇町さんに桃谷くん。。
私が中継所についてみたら
放出先輩が……』
中継所に…いないんです。。
色々と不安な中でもタスキは
つながるはず、、( ゜Д゜)
なのにアンカーがいないって
どういうことなの???




