188 心静かに
みなみが…( ;∀;)
誰よりも会いたかった
駅伝部の神輿の登場に
喜ぶ面々やけど、、
「…みなみ、、(/ω;\)
よう来てくれた、、」
『…うっ、"(-"c"-)"
昇…なにすんねん、、』
「…あの…(;・∀・)
す…すまんかったな。。」
『…ええけど、(; ー`дー´)
いきなりで驚くわい、、
アンタは欧米か??』
最終章にきて久々に出たな。
たまぁにこの小説にある、、
…ネタが古い。(;´・ω・)
なんやそのワシは、、、
非日常なんやろうか??
落ち着いて普段通りには
できてへんねやろか、、
こんな状態で普段通りの
一番ええ走りをできるんや
ろうか??(;´・n・)
この一年の集大成。。
いや、陸上競技に携わった
ランナーとしての集大成が
ここにあるというのに、
(-_-;)
まるで緊迫感がなかった。
あえて持たんようにしてた。
むしろ気楽に走ろうという
気持ちの塊やったのに…
みなみの前では違う。
(;・∀・)
だって…コイツにだけは
見せなあかんから。。
駅伝部の創始者であり
仲間で恩人たるみなみに
ワシらの成果を…
走る姿を見せられるのは
おそらくこれが最後、、
せやけど、(*'ω'*)
「…せやけど遅かったな。
あともう少しで各区間の
スタート地点に向かう
バスが出るとこやで。。」
『…スマンな。(;´ーvー)
なにせ病院を出れんのは
9時からやから…
おまけに電車も使えず…』
「オッちゃんもありがとう。
車を出してくれて…」
「…まぁな…(;´ーvー)
けど高速も使用禁止とは
予想してなかった。。」
「…ホンマに…(-c-;)
医学的にはギリギリの
状態なんやな。。」
『…ああ。(;´・v・)
今すぐ心臓が止まっても
おかしくない状態や。
せやから……』
…無理です。(-ω-)
残念ですがその期待には
絶対に応えれません。
だって心臓に悪くない
レース展開はないんです。
我々の目標は…8位入賞。
これはものすごーく難しい
実現性の低い大目標。。
仮に実現できたとしても
メチャクチャ心臓に悪い
競り合い上等の展開に
なるは必至。(;´・ω・)
もしそれを避けられて
奇跡的な好レースを
でけたとしてたそれは
そのままその…
優勝争い。( ゜Д゜)
そんなんあり得へんけど
楽々8位以内とは即ち
そういうことになる。。
メチャメチャ心臓に悪い
ことになってまう。
すなわちワシらの好走は
みなみの寿命を縮める。
((+C+))
とはいえワシらに凡走を
する選択もない。。
これまで積み上げた全てを
ぶつけることに迷いなし。
皆が各区間に散らばるまで
時間もないからみなみの
思いを急ぎ伝える訳で、、
順番がもう時間のない順に
なるわけで、、
『…じゃぁ最初にバスで出発
するんは二区の能勢って
ことなんやな。(;・v・)』
「…ああ。(;´・v・)
すげぇ緊張してる。。
けど…必ず自分の役割は
果たしてくるから。。」
『…それでええ。(*'ω'*)
能勢の滅私奉公の精神は
立派やけど今は楽に…
もっと自分のために走れば
それでええと思う。。』
「…かもな。(; ー`vー´)
責任を感じすぎてたかも。
もっと気楽にならんと
精神的にキツいから、、」
『…大丈夫。( ^ω^)
どうせ一区の昇は大集団に
埋もれて来るやろから…
その中で頑張ればええよ。』
「…あのな…(/v・\)
それは天保山に失礼やぞ…」
『…あと…(;´・v・;)
能勢のサポート役はたしか
泉やな、、頼むで。。』
『…任せとけ…(; ・`v・´)
と言いたいけどこれ結構
キツそうなんよね。。』
『…けどそれ一番キツいんは
赤阪やから。(*'ω'*)
泉と赤阪が当事者でなきゃ
こんなん考えへんから。』
『…やね。((+v+))
やっぱよう見とるわ。。』
ちなみに都大路では…
各区間の世話係は駅伝部の
メンバーだけで補うことに
している。。
スタッフは呼んでない。
京都までの交通費を部費で
出せんから。(-_-;)
なおそれができるのは
都大路のコースが単純な…
四区スタート地点付近での
折り返しやから。。
二区と六区の出発点が…
三区と五区がほぼ同じ場所に
あるからできる。(;・v・)
だからサポートのシフトは
こんな感じになる。。
一区・天保山(サポート=南方)
(*)アップの付き添いは遥
二区・能勢(泉)
三区・浜寺(赤阪)
四区・キックス(西中島)
五区・赤阪(走り終えた能勢)
六区・泉(走り終えた天保山)
七区・放出(移動した遥)
となる。(*'ω'*)
大変やけど兼務はみんな
陸上経験者というのが
ミソになるとも思う。。
むしろ経験者は余計なこと
考えん方がええかもやし…
それでアドバイスもあえて
少なめというわけか…
自分らしく走り切れ、、
今できる精一杯を、
普段と違うことはするな、
そして何より…
無事に帰ってこい。
みなみは…そうワシら
全員に伝えた。。
(;´・ω・)
全てを出し切ればそれで
充分やからと強く強く
伝えてくれた。。
ただ日常通り自分らしく…
今のワシらはそれが一番
力を出しきれると信用
してくれてるんや。。
こうして…準備は終了。
(;´・v・)
あとは余計な心配はせず
平穏にスタートラインに
立てればええ、、
せやけど少し心配事は
残っていて、(;・∀・)
「…遥はホンマええの??
みんな付き添いがおるのに
放出だけは一人でバスに
乗り込んだようやけど…」
『…大丈夫でしょ。(*^-^*)
同じバスには垂水さんも
いましたから話し相手には
困らないはずですよ。』
「…それより遥は??
この後で第六中継点の
放出とこ行って間に合う?」
『…大丈夫。(*^V^*)
まず西院駅まで先回りして
そこからは天保山先輩と
2キロ程並走するつもり。』
「…やりかねんな。(^c^;)
まぁそんな遥やからアップに
つきあえんねやな、、」
『…なら心配しないで。(^ー^)
心静かな時の天保山先輩は
強いんですから。。』
「…ああ。(;´^v^)
なら気持ちは冷静に、、」
『いい笑顔です。(*'ω'*)
そのままスタートラインに
立ってくださいね、、』
いい笑顔。(;・∀・)
こんな気持ちのままなら
ワシはええ走りができるの
かもしれん。。
…体も温まったし後は
心静かに招集を待つだけ。
サポートの遥と南方…
そしてみなみとオッちゃんと
競技場の片隅でただ静かに
待機してたら、、
誰かコッチに向かってきた。
(´・ω・`)
知り合いではない。
おそらく初対面のはず。
なのに…なぜ??
(´゜д゜`)
こんな冴えない風貌の
見ず知らずの小男になぜ
ワシは得も言われぬほどの
強い恐怖を覚えるんや??
「…貴様、(; ・`д・´)
まさかもしかして…」
「…すみません、( ;C;)
どうしても天保山選手に
謝りたくて、、」
「…けどなぜ…(; ;`д´;)
なんでよりによってこんな
大事な時に俺らの前に…」
「…申し訳ありません、、
でも…ここに来ればきっと
会えるかと思って、、」
思い…出した。
(´゜д゜`)
思い出してしまった。
…あの恐怖を…
絶対に許すことのできない
あの卑劣な男の顔を、、
コイツは、、
名前も聞かされてない
この小男は9年前、
薬物中毒で車を暴走させ
当時まだ9歳やった幼い
ワシを跳ね飛ばし、、
そのワシを庇ってくれた
みさき叔母ちゃんを…
ワシらの大事な人を
死なせた犯人や、、
(; `;C;´)
心静かにその時を待つべき
昇の前に現れたのは、
その運命を大きく暗転された
憎むべき男。。
(´゜д゜`)
これ…心は大丈夫??




