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174 その覚悟がなければ…

ドサリとは、、

(´゜д゜`)


みなみはどうやら…

大変なようです。。



「おいっ!?( ゜Д゜)

 天保山は居るか!??」

「なんですか中津先生、(・.・;)

 廊下は走るなといっつも…」


「そ…そんなのは…(;゜C゜)ノ」

「…また息切れでっか???

 そんな急いで何があったと…」


「な…難波が倒れた!!

 それでさっき救急車が来たが…

 親御さんと連絡がつかん。。

 今すぐ一緒に病院に来てくれ。」

「…えっ??(。;´゜ω゜;)?」



 みなみが…倒れた??

 (´゜д゜`)


 ドッキリでないとしたらこれ

 考えられることは一つだけ、、



 持病の心臓の発作。。

 (´゜n゜`)


 もしそれが出たらみなみは…

 詳しく知らんけどそれは…


 とりあえずオッちゃんには

 学校から連絡するらしい

 けどこれは……


 学校ではみんな心配してて…



「…じゃぁ泉と放出は直前まで

 難波と一緒にいたのか??」

『……ああ。(;´・ω・)

 けどまさかこんなことになる

 とは想像もつまんで、、』


「…じゃぁ難波は…(・.・;)

 その直前まで元気やった??」

『…そうやな、(´・ω・`)

 けど何か焦ってた様子は…』



「…たしかに、(・n・;)

 考えてみたら節々に刹那的な

 言葉が含まれていたかも…」

「…えっ!?(; ゜C゜)

 放出は何か思い当たる??」


「能勢は気付いてなかったか…

 ここ暫くの難波の言動に

 これが最後かもという感覚が

 しばしば含まれてたのを…」

「…たしかに、(・.・;)

 言われてみれば何となく…」


『そういえば難波はたしか

 心臓に持病があると…』

「…ああ。(・.・;)

 けど天寿は全うできるって

 言うてたはず。。」


「…けどもしかしたら…

 難波自身はこうなることを

 分かってたのかもしれん…」

「……言うなや放出、、

 だってもしそうだとすれば

 これはただの入院では、、」



 …そうか…(´・ω・`)

 みんな察してたんやな、、


 たしかに最近のみなみは

 様子が変やったよな。。



 けど実は…

 ワシも似たようなモン。。


 元より周囲の状況に疎い

 ワシはホンマの意味で

 みなみのことをわかって

 なかったんやと思う。。


 いや…(´・ω・`)

 身内でありながら聞かせて

 もらってなかったとも…


 ワシは…言葉に詰まった。


 詳しくは知らん。

 一緒にいた中津先生にしても

 事態を呑み込めてないし、、


 けど…だからこそ、、

 (;´・ω・)



「先生…悪いんですが、、

 学校に戻ってもらえませんか…」

「え…しかし…(´゜д゜`)

 お前一人で大丈夫なのか??」


「命に別条はないですから…

 それに先生には駅伝部の顧問

 としてその、、」

「つまり他の部員たちに難波の

 無事を伝えてくれって??

 こんな状態なのに…」


「けど…今の駅伝部は一日も

 無駄にでけんのです。。

 ワシ一人が付き添いますんで

 他の者には来ないように…」

「……わかった…(´・ω・`)

 だが天保山もその、、

 一人で抱え込むなよ。。」



 こうして…(´・ω・`)

 中津先生に帰ってもらった。


 オッちゃんはまだ来ない。


 けどそんな中で病室から急に

 叫び声が聞こえた、、


 みなみが目を覚ましたみたい

 やから病室に入ろうかと

 思ったんやけどその内容は…



『いやや!!(; ;`C;´)

 だってその薬は眠たなる…』

「…しかし飲まないとダメだ。

 今日はゆっくり眠って安静に

 してないとキミの心臓は…」


『けど…(´゜д゜`) せやけど

 せめてお父ちゃんに一目

 会ってからやないと、、』

「…我が儘を言わないで。。

 医師の指示に従わなければ

 本当に命に係わるぞ。。」


『ホンマに…(;´・ω・)

 ホンマに大丈夫なん??

 二度とこのまま目覚めへん

 なんてことないの??』

「…大丈夫だ、(´・ω・`)

 今はまだ大丈夫だから…」



 …聞こえてしまった。。


 ワシの知らんかったこと。

 みなみの本当の状態。。

 (;´・ω・)



 あいつ多分…

 全部知ってるんや。。


 自分の病状、、

 自分の飲んでる薬、、


 そして多分…。。



 どういうことや??


 そんな話はワシは一切

 聞かされてはない。。


 これは…だって…

 オッちゃんはこんなこと

 教えてくれてないのに…



「…昇!!(´゜n゜`)

 みなみは…みなみは

 大丈夫なのか??」

「…遅いよオッちゃん。。

 みなみは最後まで会いた

 がってのに、、」


「えっ!?(;´゜C゜`)

 最後ってまさかみなみ…」

「…ちゃうよ。(´・ω・`)

 命に別条ないけどアイツ…、

 薬を飲まされて寝ることを

 えらい恐れてたんや。。」


「……そうか。。(´・n・)

 アイツそんなに怯えて…」

「そうや!(; ・`д・´)

 けどオッちゃんは何や!?

 病院には遅れて来よるし

 そんな焦った様子も…」


「……そりゃ…(-n-;)

 ある程度の覚悟はずっと

 できていたから。。」

「な…なんやそれは!??

 というか何故それワシに

 教えてくれてへん!!」


「……昇…(;´・ω・)

 もしかしてお前はもう…」

「…聞いてへん!(。-`ω-)

 けどええ加減わかるわ。。

 アイツは…みなみの病気は

 どういうもんなんや!?」



「……やな。。(-_-;)

 もうお前に黙ってるわけに

 いかんやろうな。。」

「…遅いわ!!(; :`д;´)

 そう知ってたらワシは…

 ワシらはきっと、、」


「だから…言わんかった。。

 お前ならそう考えるから…

 あえて黙ってたんや。。」

「えっ??( ;゜c゜)」


「これから先は…(´・ω・`)

 ホンマのことしか言わん。

 ウソや思うなら姉ちゃんに

 確認してくれてもええ。。」

「…オカンに??(´゜д゜)

 じゃぁみんな知って……」


「…みなみは…(´・ω・`)

 いや…俺を含めてみんな…

 こうなることはずっと前から

 分かってたんや。。」

「……??(;Д:)

 こうなるってどういう…」



「みなみは…もう長くない。。

 今回の発作が出た以上…

 もってあと…5年だ。。」


「…えっ!?(´:c:`)

 もって…ってことはまさか

 それより短いことも、、」


「…ああ。(-v-メ)

 最悪の場合は今日明日…」


「ふざけんな!!( ;`д:´)

 なんでオッちゃんそんな…

 そんなこと口にする!??」



「そりゃ…覚悟の上だ。。

 その覚悟がなけりゃ元々…」


「…えっ、(´゜д゜`)」


「俺より先に死ぬと分かってた

 みなみの…(;C;)

 父親になんかなれるか!?」


「……(;´・n・)」


「みなみは高野の…(;n;)

 俺の親友の忘れ形見や。。

 みさきがその高野のために

 残した子やから、、、」


「オッちゃん、(;C:)

 ちょっと落ち着いてくれ…

 さすがに展開が早い。。」


「…まぁでも…(;´;v;)

 そのみさきに逝かれるとは

 思てなかったけどな…」


「……ゴメン_(;_;)_、

 ワシはそんなつもりは…」


「……すまん、(/;ω;\)

 そんなんで言うたんやない。

 お前のせいやないから…

 それも含めて…

 俺の運命なんやから。。」



 ゴメン、(;´・ω・)


 オッちゃんには重ね重ね

 申し訳ないことを、、



 けど…

 どういうこと??

 (:C;)


 みなみは短命やけど天寿は

 全うすると聞いてたの…


 ウソやったの??



自分より先に亡くなるであろう

みなみの父親になる選択。。


その覚悟はできていた。


だけど昇には…

駅伝部にはそんな覚悟なんて、、


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