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147 笑顔は何のため

あけましておめでとうございます。

('◇')ゞ


今年中に…完結できたらいいな。。


『…そうか。(・v・;)

 昇は泉と交代で七区に…』

「あれ??(・.・;)

 みなみは知らんかった??」


『…具体的には、(-v-;)

 けどあのランナーズハイは

 前々から危ないとは、、』

「…まぁそれは、(;´・ω・)」


『その発動に危険の少ない

 5キロ区間の方がええとは

 千林さんに提言してた。。

 昇は…もう今以上の無理は

 せん方がええと思う。。』

「…うーん。(・n・;)

 有難い話やけど、、」



 なんか…急やな。(・n・;)


 みなみがこんなワシのこと

 心配するなんてこれまで

 あまりなかった思うし、、


 合宿の時のことも忘れらた

 ようにさえ思ぅてた、、


 けど…たしかにそう。。

 (´・ω・`)


 もしワシが倒れでもしたら

 駅伝部が終わるのも事実。


 準エース区間は不適任。。

 5キロ区間が適任やったら

 その中で全力を尽くす。


 それはええんやけど…



『それより昇。(・c・)

 お母ちゃんに報告した?』

「…みさき叔母ちゃん?

 いや…まだやけど、、」


『…早いとこ報告しとき。。

 アンタにとってお母ちゃん…

 駅伝の神様なんやろう??』

「…言うたっけ??( ゜ω゜)

 さすがに神様やとは…」


『…いや、けど…(;'∀')

 何かあったらアカンから

 できるうちに早く、、』

「…まぁええけど。。

 どうせ元々府大会までには

 報告しよ思ってたし…」



 なんで??(;´・ω・)


 というかワシに何かあれば

 府大会どころやない。。


 そんな焦る必要はないんや

 ないかなぁ、、


 けど…(・_・;)


 仏前に手を合わせたら

 みさき叔母ちゃん。。

 何かワシにを語りかけて

 くれたように思えた。


 何かは…分からん。(-_-;)


 というか仏前の話なんて

 ほとんどは自問自答。



 けどおそらく…

 労いではなかったと思う。


 ここまで頑張ったことを

 褒めてはくれんかった。


 ブレーキになったことを

 責められもせんかった。。


 むしろこれから先…

 (・n・;)


 ワシが生きていく中での

 大切なモノを自覚して…


 手に入れるよう努めなさい

 と言われたように思えた。



 ではそれは何なのか??


 駅伝部の仲間たちか…

 陸上選手としての成長か…


 覚えたての努力の大切さ…

 部長として人格的成長、


 あるいはその全て…

 またはそれ以外の何か、、



 分からんけど…(;´・ω・)


 思えばワシはこの一年で

 とても多くのモノを

 手に入れたは思た。。


 そして成長したと思う。


 仮に都大路という大目標を

 果たせなかったとしても

 それを悔いる由はない。。


 そのことみんなに…

 そして、、


 命をくれた叔母ちゃんに

 感謝すべきや思う。。



 けど。。(;´・ω・)


 戦う前からそんな予防線を

 張るのも不適切、、

 ここまで来たらワシは…


 何がなんでも勝ちたい。

 都大路に行きたい。

 (`・ω・´)


 今はそれが一番大事。


 その先は後で考えようと

 思うんやけど、、



 気にはなる。(;´・ω・)


 ワシは何を大事にして

 何を手に入れるべき

 なんやろうか??


 とりあえず変化の気になる

 みなみは避けて、

 翌日に別のモンに質問して

 みることにしたけど、、



「…うーん。(;´・ω・)

 この駅伝部で手に入れた

 ボクの大事なモノねぇ…」

「そう。(・c・;)

 赤阪は何やと思う??」


「…とりあえずは、(;'∀')

 仲間だよ。。

 きっと一生付きっていける

 仲間ができたと思う。。」

「…それはそうやな、、

 けどワシは…(・.・;)」


「…天保山もそうだよ。

 (・v・;)

 それだけじゃ足りない?」

「…いや、(;´・ω・)

 有難い話やよ、、

 ワシら陸上部のころは

 こんな感じやなかったとは

 思うしなぁ、、」


「…けどまぁ…(;'v')

 それだけでもないよね、、

 ボクはたくさんを学べた

 ような気がするし。。」

「た…例えば??(・=・;)」


「…努力の大切さ、(;-vー)

 仲間と成長するって喜び、

 やればできる達成感、、

 あとはその…(#^v^#)

 アスリートの誇り。。」

「…そうやな、(-ω-)/

 赤阪にはまず何より

 それやよな、、」



「…じゃぁその…(・.・;)

 能勢はどう思うの?」

「…天保山、(#;'∀'#)

 よく照れずにそんなの

 聞いて来れるよな、、」


「…いや、(;´・ω・)

 そんなんやないけど…」

「けど…いいさ、(-v-;)

 まずは赤阪と同じだ。。

 こんな照れくさい質問…

 ただのチームメイトには

 答えられねぇよ、、」


「そ…そうか、(#・c・#)

 なんかおおきにな…」

「…天保山だけじゃねぇ、、

 (;´^v^)

 けど創設者のお前には

 特に感謝しないと、、」


「いや、(・.・;)

 ワシはそんな、、」

「…けどな、(;´^v^)

 嬉しいのは本当だぜ。。

 居場所のなかった俺が

 チームで競技できる場を

 得られたことはよ、、」



 他にも聞いてみた。

 (。・ω・。)

 色んな答えがあった。


 活躍の場を得られた。

 ヒーローになれるかも…


 競技人生の締め括り。

 兄貴たちにも負けない

 頂点への舞台…


 復帰の切欠…

 都大路への夢見。。


 蝋燭が消える前の燃焼。

 競技者としての懺悔…


 平和への礎。。

 和の心への傾倒。

 戦うとは何かを知れた。


 敗者の心を開放した。



 もちろん人それぞれ。

 (;´・ω・)

 同じチームでも目的も

 得たモノも異なる。


 けど…共通項もある。


 チームの勝利、、

 ともに戦う仲間。。


 まぁこのあたりは

 ワシも予想してたし

 理解もしてたけど、、

 (・.・;)


 聞いてみて初めて

 気付いたこともある。


 それは…



 笑顔。(´・ω・`)



 得たモノを語るとき…

 夢を語るとき、、


 人は…笑顔になる。。


 心底から幸せな顔を

 見せられるという

 ことを知る。。

 (;´・ω・)



 それが…ワシが何も

 語れない理由??

 (・.・;)


 笑顔のないワシは

 夢も語れない??

 何も得られない??

 (:c;)


 笑えないワシに…

 幸福な未来はない?? 

 (´;ω;)



 …もういっぺん…

 みさき叔母ちゃんに

 聞いてみよう思う。

 (・_・;)


 少なくともこの人は

 ワシの幸せを願うて

 くれてるはず…


 やけど、、



『…なんや昇、(;´・v・)

 またお母ちゃんに何か

 語りかけたん??』

「…ああ。(;´・ω・)

 けど今日は何も応えて

 もらえんかった。。」


『…それより、(;'∀')

 はよ帰って休みや、、

 あとコッチもせんと…』

「…勉強…か、(・.・;)

 そりゃ高3の11月なら…」


『ほれ。(^v^)これ…

 アンタも昔から好き

 やったやろう。。』

「…夜食にカップうどん??

 みなみはもう本格的に

 受験モードやな…(TcT)」


『…両立両立。(;^∀^)

 ウチみんな高3やで。

 受験生なんやから。』

「…まぁな。(;´・n・)

 けどワシは今はまだ

 それどころや…」


『…けど駅伝が終わっても

 みんな未来が…(;'v')

 将来があるんやから。』

「…そうやな、(;´・ω・)

 幸せな…将来か。。」



 少し引っ掛かったけど…

 みなみも皆と同じ。。


 未来を語る時は…笑顔。

 (´・ω・`)


 ではワシは…


 …事故の後遺症で

 笑顔を失ったワシは

 どうやって語る??


 ならば心は…


 何にならワシは心の

 笑顔を取り戻せる??


 ワシは…

 (;´・n・)



『…はは、(;^∀^)

 昇は相変わらず堅いな。

 もっと気楽でも…』

「いや、(;´・ω・)

 けどワシはどうすれば

 皆と同じように、、」


『こんなでええよ、(^^)

 こんなもんで笑顔は

 充分やないの??』

「こ…これ??(・.・;)」



 まったく、(TvT)


 ワシは叔母ちゃんからの

 大事な教えをなんで…


 あれほど言い聞かされた

 ことを今の今…



 カップうどんなんかで

 想い出してるの??

 (/・v・)/



 smiles for ALL..

 皆のために笑え、、



 ワシが笑顔になれんのは

 もしかしたら…


 自分のためだけの笑顔と

 思ってたから??



笑顔は皆を幸せにする。

(;´・v・)


その当然をおよそ9年も

忘れていた不遇な少年が

手に入れたかったもの。。


…それは多分、、




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